防音性が高くおしゃれな部屋に！ふすまを壁にリフォームして和室を大変身させよう

どの家にも一部屋は設けられている和室。「洋室の方が使い勝手がいいから」と、窓を閉め切って湿気がこもっていたり、物置スペースになってしまったりしていませんか？

普通の和室が大変身！ふすまを壁にするメリット

ふすまを壁にするリフォームは、費用や工期の面で比較的手軽なリフォームですが、それによって得られるメリットは数多くあります。以下では、4つのメリットをご紹介しましょう。

【メリットその1】防音性を高められる　

ふすまには間仕切り効果がありますが、防音性はありません。二部屋続きの部屋の間にあるふすまを壁にしてしまうことで、防音性を高めて独立した部屋にすることができます。

例えば、一方の部屋をテレビの場所に、もう一方の部屋を寝室にしたい場合、隣の部屋の音や話し声が気になってゆっくり眠れないでしょう。そのようなときは、ふすまを防音性のある壁にすると、静かでプライバシーを保てる個室になります。

【メリットその2】クロスで見た目をおしゃれにできる

最近では、おしゃれなクロス(壁紙)を使って、ふすまを飾る人が増えています。安価な価格でリフォームできるところも魅力的です。クロスは色・柄共に豊富なバリエーションが揃っていますから、お気に入りの1枚を選ぶ時間も楽しめます。ステンシルやウォールステッカーと組み合わせて、世界に1枚のふすまを作ってみてはいかがでしょうか。

【メリットその3】雑貨を壁にかけられる

ふすまを壁にして、飾り棚をつけるアイディアもおすすめです。壁面の飾り棚は、わずかな厚みの棚でも意外と収納力があります。雑貨や観葉植物を並べるだけで、部屋に立体感が生まれておしゃれな空間に。ほかにもマガジンラックとして、間接照明の設置場所としてなど、コーディネートの幅を広げてくれることでしょう。

【メリットその4】部屋を洋室に統一できる

「和室を洋室へ変更したい」といった要望は多く、定番のリフォームになっています。和室は日本人にとって安らげる場所ですが、お手入れにお悩みの方は少なくありません。特に小さい子どもやペットと暮らす家庭では、汚れがつかないか気を使ってしまうでしょう。車椅子の方も、フラットな洋室の方が使い勝手が良くなります。

部屋を洋室にされるときは、床や壁の張り替えに合わせてふすまのリフォームをおすすめします。ふすまを扉に変えると、ぐっと洋風な雰囲気になって、部屋に一体感が生まれます。さらに使いやすさを求める方は、押入れをクローゼットにすると便利です。湿気対策を施しておけば、リフォーム後のメンテナンス性が格段にアップします。

工期はどのくらい？ふすまを壁にするリフォームの実例

ふすまを壁にするリフォームは、事前にクロスなどを選んでおけば、作業自体は1日で完了できる内容です。では、実際にどのような作業をするのか、リフォーム工事の実例をご紹介します。

単純にふすまを壁にするだけの場合、下地作りとクロス張りの2工程になります。まずはふすまを全て外して、ふすまがあった溝と同じ厚みの板で下地を作ります。そして平らになった下地の上に、お好みのクロスを張って完成です。壁に防音性をプラスさせたい場合は、下地とクロスの間に防音素材を張りつける作業が加わります。どのくらいのレベルの防音性を求めるかによって、使用素材やコストが変わります。

注意点として、元々一部屋だった場所を個室にする場合、コンセントやスイッチ、エアコン、照明、ドアなどを増設する必要が出てくるかもしれません。漏れがないように、一括見積もりを利用する前にしっかりと要望をまとめておきましょう。

おわりに

いかがでしたか？和室全体をリフォームすると大掛かりな工事になりますが、ふすまのみのリフォームであれば、費用の負担も少なくすみます。

和室は洋室に比べて「こう使わなくてはいけない」と固く考えてしまいがちですが、インテリアに決まりはありません。ふすまを壁にリフォームして防音性を高めた上で、和モダン、アジアン、カフェ風など、自由な発想で和室のコーディネートを楽しみましょう。

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