塗装面がザラザラとした質感に!?「ZAKUZAKU(ザクザク)」の特徴や使い心地を試して紹介
壁や床など幅広い用途に使える水性塗料「ZAKUZAKU(ザクザク)」。手で塗る塗料「MORUMORU(モルモル)」の声を受けて商品開発されたという姉妹品の特徴や用途を解説! 実際に塗装してみた使い心地も検証しました。
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ZAKUZAKU(ザクザク)とは?
ZAKUZAKU(ザクザク)は、塗料メーカーのニッペホームプロダクツ株式会社が開発・販売している水性塗料です。
同社が手掛けている手で塗れる壁用仕上げ塗料「MORUMORU(モルモル)」の姉妹品で、塗り壁材の造形が持つ楽しさや機能性などに着目。モルモル利用者の声を生かして、空間をかっこよく、丈夫に仕上げることができる商品となっています。
ZAKUZAKU(ザクザク)の特徴
- ザラザラとした質感に仕上がる
- 屋内・屋外のどちらでも使える
- 塗料特有のいやなニオイが少ない
まずは、ザクザクの特徴について紹介します。
ザラザラとした質感に仕上がる
厚みがあってザラザラとした珪砂入りの塗膜が特徴的なザクザク。
珪砂が混ざることで塗装面が立体感のある表情になり、一般的な塗料とはひと味違う造形を楽しめます。ザラザラの質感を生かしたアイアンペイントやサビ塗装などを簡単に再現できるため、DIYの表現の幅を広げることが可能です。
屋内・屋外のどちらでも使える
ザクザクは、木部・鉄部(※1)・コンクリート・モルタル・ビニール壁紙など、さまざまな素材に塗装できます。屋内・屋外の両方で使用でき、塗装する場所を選ばない(※2)ため、幅広い用途に使えます。
※1:車両の通る床面は塗装できません
※2:未塗装の鉄部は塗装できません
油性塗料特有のいやなニオイがない
ザクザクは、水性塗料です。油性塗料のようにシンナーを使っていないため、塗装時に漂う油性塗料特有のニオイがないのが特徴です。
「DIYは好きだけど油性塗料のニオイが苦手で塗装できなかった」という方にも扱いやすい塗料となっています。
ZAKUZAKU(ザクザク)の用途
- 古い木材のひび割れや釘穴の補修
- 階段や脚立の足掛けの滑り止め
- 汚れたブロックやコンクリートの補修
ザクザクが持つ特性は、さまざまな用途で活用できます。
古い木材のひび割れや釘穴の補修
ザクザクは塗膜が厚いため、細かなものであれば木材のひび割れや釘穴なども塗装の穴埋め効果で補修できます。ほかにも、外壁やウッドデッキの劣化などをDIYでペイント補修可能です。
外壁塗装業者や工務店に依頼するよりもリーズナブルに済ませることができる可能性があります。
階段や脚立の足掛けの滑り止め
ザラザラとした塗膜には滑り止め、防水機能があり、上から踏んだ際も滑りにくいです。そのため、階段や脚立の足掛けなど、滑ると危ない場所への塗装がおすすめ。
さらに、防錆・防水効果があるため、雨で塗れてもサビにくいのが嬉しいポイントです。
汚れたブロックやコンクリートの補修
ザクザクは、汚れたブロックやコンクリートの補修ができます。
古くなったブロック塀などはひび割れていたり、穴が空いていたりします。ザクザクであれば、多少のひび割れや穴は埋めながらきれいに塗装することが可能です。
ZAKUZAKU(ザクザク)の使い方|かき混ぜるだけですぐに塗れるDIY初心者向け塗料
ここからは、ザクザクの塗装手順を実際に使ってみながら紹介します。
DIYで塗装したことがない初心者のLIMIA編集部でもうまく扱うことができるのか、期待が高まります。
1. フタのつまみを取り外す
まずはザクザク本体のフタを外していきます。
容器を密閉するためのつまみがついているので、マイナスドライバーなどでつまみを浮かせながら手で引っ張って外していきます。
中の塗料が飛び跳ねないようにフタの四隅からそっと開けます。
フタを開けた瞬間に塗料のニオイが少し漂ってきましたが、油性塗料のようなキツさはなく、換気する前の室内でも残らない程度でした。
※:使用する際は塗装中・乾燥中ともに換気をよく行い、その後も塗料のニオイがなくなるまでときどき換気をしてください
2. ハケやローラーで塗料をザクザクかき混ぜる
このままの状態だと珪砂と塗料が分離している状態なので、ローラーを使ってかき混ぜていきます。
ローラーの先端で珪砂のザラザラを感じられ、まさに「ザクザク」かき混ぜている感触があります。
3. 塗りたい面に塗料を重ねる
ローラーに塗料がついたら、さっそく塗っていきます。
きれいに塗るためには、塗りたい面に間隔をあけながら塗料を配っていくのがポイント。その後、配っておいた塗料をならすようにローラーを転がして重ねていけば、あっという間に塗装完了です!
初めて塗装をしてみましたが、簡単にできました。
塗料を完全に乾燥させた状態がこちらです。
一般的な水性塗料とは異なる珪砂入りの塗膜でザラザラした手触りの質感はもちろん、想像以上に塗りムラなく塗装できて素人ながら感動しました……!
また、完全な平らではなくローラーの転がし具合によって独特な模様をつけられるため、円模様や波模様など、意匠性の高い塗装にも対応しているのが魅力的。
さらに、水に薄めたデッキブラウンをスポンジで塗ればサビた色合いに仕上げることもできます。
ザクザクはエイジング加工やアイアンペイント風の加工も簡単にできる、DIY塗装でさまざまな表現をしたい方におすすめです。
ZAKUZAKU(ザクザク)の商品情報
ザクザクは、小さいサイズと大きいサイズで2種類あります。
容量
ザクザクの容量は1kgと6kgがあります。
1kgで約2.3平方メートル(タタミ約1.4枚)塗れるので、ちょっとした補修や小さなDIYに。6kgで約14平方メートル(タタミ約8.6枚)塗れるので、壁やウッドデッキなどの広い範囲を塗りたいときに選ぶと良いでしょう。
カラー
- ホワイトビーチ
- 隠れ家ブラック
- モルタルグレー
- デッキブラウン
ザクザクは、空間をかっこよく、そして丈夫に仕上げるだけでなく使用シーンに合わせた4色のカラーを展開しています。
ホワイトビーチ
「ホワイトビーチ」は、太陽が燦々と輝くカリフォルニア海岸をイメージしたホワイトカラー。壁や床、天井を塗装すれば、真っ白でおしゃれなビーチハウス風の仕上がりになります。
隠れ家ブラック
「隠れ家ブラック」は、自分だけの空間や、大人の高級感を演出するブラックカラー。
ガレージや店舗を「大人の隠れ家」のような空間にしてくれます。石こうボードなどの平滑な面に塗ると、金属のような質感のアイアンペイントを演出できます。
モルタルグレー
「モルタルグレー」は、コンクリート打ちっぱなしの風合いが出るグレーカラー。
外壁、ブロック塀などはもちろん、室内壁に塗ると、コンクリート感のある空間を演出できます。また、家具に塗装すれば北欧風の色合いに。インダストリアル風の塗装をしたいDIYにおすすめです。
デッキブラウン
「デッキブラウン」は、ウッドデッキで人気のウォルナットをイメージしたブラウンカラー。
木の表面がボロボロになったウッドデッキの補修や、ガーデニング材、ベンチなどの家具に塗ることでインダストリアル感を演出できます。さらに、水で希釈して塗ればリアルなサビ塗装が簡単にできるのもポイントです。
価格
- 1kgタイプ:1,980円(税込)
- 6kgタイプ:7,980円(税込)
ザクザクの価格は、上記の通りです。
6kgタイプの方が1kgあたり1,330円なので1kg単体よりもお得になります。しかし、塗料を余らせてももったいないので、塗装したいモノと必要な塗料の量に応じて選ぶと良いでしょう。
ZAKUZAKU(ザクザク)に関するQ&A
ここからは、ザクザクに関する疑問をQ&A形式で答えます。ザクザクについて疑問がある方はチェックしてみてください。
Q1. ザクザクとモルモルの違いは?
A. ザクザクとモルモルには、以下の違いがあります
商品名 | ザクザク | モルモル |
質感 | ザラザラ | ぽってり |
用途 | ウッドデッキ・素焼きの鉢・室内壁・外壁・塀など。土間・玄関の床・ガレージなどの壁 ※:床面は車両の通る場所には塗れません | 室内壁、外壁、塀など |
塗装可能な素材 | 木部・コンクリート・ビニール壁紙・塗装してある鉄部など | ビニール壁紙・コンクリート・モルタル・ブロック、木部など |
仕上がり | ザラザラ | しっくい風 |
色 | 4色 | 白のみ(一部オンライン限定でカラー) |
塗り方 | スポンジやローラーなど | 手 |
Q2. ザクザクが乾くまでにかかる時間は?
A. 乾燥するまで約1~3時間かかります
夏(30℃)で約1時間、冬(10℃)で約3時間の乾燥時間がかかります。ただし、天候や塗装した素材によって乾燥時間は異なるため、乾燥が不十分な状態で触れないよう注意しましょう。
Q3. ザクザクが塗れる場所は?
A. ザクザクは、以下のような場所で塗れます
- ウッドデッキ
- 外壁・塀
- ガレージの壁
- 玄関の床
- 土間
- 室内壁
- 素焼きの鉢
素材に関しては木部やコンクリート、モルタル、石膏ボード、ビニール壁紙など幅広い用途での使用が可能です。ただし、車両の通る床面には塗れません。
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年5月)に基づいたものです。
※画像はイメージです。
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