外壁塗装どれくらい期間がかかる?工期を左右するポイントもご紹介!
外壁塗装の工事は、家全体に足場を組んで作業をおこなうのが基本です。洗濯物を干す場所がなくなったり、窓を開けられなくなったりと生活にも影響を及ぼすため、完成までにどれくらい時間がかかるのか気になる人も多いでしょう。そこで今回は、外壁塗装の工期の平均や、期間を決めるための要素、当初の予定よりも工期が長引いてしまうケースなどをまとめてご紹介します。
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外壁塗装工事の期間は平均2週間程度
外壁塗装にかかる平均日数は、一般的な戸建て住宅で10日~2週間程度です。外壁を塗るだけなのにどうしてそんなに時間がかかるの? と思われるかもしれませんが、外壁塗装はただ1度塗装して終わりの工事ではありません。塗装作業自体は下塗り、中塗り、上塗りの3回に分けておこなわれるのが通常で、それに加えて乾燥させるための時間も必要なため、各工程に1日程度かかります。
さらに塗装前には足場組みや塗装するための壁の下処理、そして塗装後には足場の解体作業なども含まれるため、最短で終えるとしても6日以上はかかると考えましょう。一般的な外壁塗装の工期の内訳は、具体的に以下のようなものになります。
1日目:足場の設置
2日目:外壁の洗浄
3日目:養生・下地調整
4日目:外壁の下塗り
5日目:外壁の中塗り
6日目:外壁の上塗り
7日目:屋根の下塗り※
8日目:屋根の中塗り※
9日目:屋根の上塗り※
10日目:足場解体・撤収
※外壁塗装に加えて屋根塗装も同時におこなう場合
作業の工数や業者によって期間は変動する
外壁塗装工事は約2週間と前述しましたが、必ずしもそのスケジュールで進むとは限りません。工期は以下のような理由で変動することがあります。
【必要な作業工数の違い】
外壁塗装に必要な作業内容が大きく変わることはありませんが、前述した10日間のケースなら、屋根塗装をおこなわずに外壁塗装だけをおこなえばその分工期が短くなることになります。逆に、工期が増えるのは以下のような場合です。
・外壁や屋根だけでなく、雨樋(あまどい)などの付帯設備も同時に塗装する
・家の築年数や外壁の損傷具合によって「下地処理」に時間がかかる
・光触媒など上塗り作業のあとに、さらにコーティング作業が必要な特殊塗料を使用する
いずれの場合もプラス1日程度かかることになるでしょう。工期はある程度長めに見積もっておくことが賢明です。
【業者による作業方法の違い】
30坪程度の一戸建てで塗装をおこなう場合、作業する職人は2~3人程度が通常ですが、どのような人員体制で工事をおこなうのかは業者によって異なります。例えば1人で作業をおこなう場合は人件費がかからない分、工期が長引く可能性もありますし、逆に4人以上で作業をする場合は、外壁塗装と屋根塗装を同時におこなうなど、作業の短縮もできるでしょう。
しかし工期は短ければ良いというものではありません。もちろん短い工期で品質の高い作業をおこなってくれる業者も存在しますが、工期が短いということはそれだけ業者側には作業負荷がかかります。短時間で作業完了するために本来必要な工程を省くなど手抜き工事を招きかねないため、工期が短い業者に安易に依頼してしまうのは危険です。
平均的に塗装工事にかかる工程と日数を把握しておき「なぜ短いのか」「なぜ長いのか」をしっかり確認することが大切です。
季節や天候によって工期が伸びるケースもあり
外壁塗装は外でおこなう工事のため、天候や外気温などが直接工期に影響することがあります。
【case1:雨】
塗料を塗る際は、下塗り・中塗り・上塗りのいずれの段階においても1度塗った塗料を乾燥させ、その上から塗る必要があるため、少しでも雨が降ると延期にせざるを得なくなります。
【case2:強風】
風が吹いている日はホコリやゴミなど不純物も飛んでいるため、塗料に付着する恐れがあり工事中断となります。塗料自体も飛散すると近隣の家に飛んで迷惑がかかる可能性があるため、強行はしない方が無難です。
【case3:気温が高すぎる、低すぎる】
実は外壁塗装の塗料は極端な高温・低温が大敵です。35℃以上、または5℃以下の環境において塗装をおこなうのは不適切とされています。また、同時に多湿も塗装には適しておらず、湿度85%以上の環境下では塗装が推奨されていません。
「スケジュールが延びたら困る」と思われるかもしれませんが、業者側もわざわざ悪天候が予想される時期に実施を提案することはありません。スケジュール自体も天候による遅れを考慮した上で組みます。そのため大幅に工期が伸びるケースはさほど多くはありません。しかし梅雨や台風シーズン、真夏や真冬など、天候や気候が極端に変化しやすい季節の外壁塗装を依頼する場合は、工事のタイミングを業者と充分相談する必要があるでしょう。
まとめ
外壁塗装は簡単そうに見えて、半月程度かけておこなう立派な工事です。当然業者の出入りがありますし、依頼主もできるだけ立ち会って、工事の進み具合なども問題がないか確認するのが望ましいでしょう。一般的な工期を目安として、余裕を持ったスケジュールで業者に依頼してください。
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