引き戸タイプの玄関の防犯対策は?防犯性の高い引き戸にする方法
防犯性の低さが心もとない引き戸タイプの玄関。今回は、引き戸タイプの玄関の防犯対策について紹介します。
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引き戸タイプの玄関の防犯対策は侵入手口を知ることから始めよう
- ピッキング
- サムターン回し
- 扉のすき間をこじ開ける
- ガラスを割る
玄関引き戸で考えられる主な侵入手口は4つあります。
ピッキングやサムターン回しなどの玄関ドアに関係なく起こりうる手口のほか、引き戸ならではのこじ開けやガラスを割るといった手口まで、侵入方法はさまざまです。
引き戸は、開き戸と違って扉と扉のすき間が多く、材質も脆いなど防犯性の低さに不安があります。引き戸の防犯対策を行うことが大切です。
4つの侵入手口とそれぞれの防犯対策、費用の目安について詳しく紹介していきます。
玄関引き戸のピッキング対策と費用目安
ピッキングは、鍵を使わずに錠前を開錠する手口です。
技術を要するため、素人ができる侵入手口ではありません。しかし、ピッキング道具や技術の習得は難しくなく、侵入手口の中でもメジャーです。
また、ピッキングは鍵や扉を傷つけず侵入された形跡が残らないため、侵入者と鉢合わせる危険性があります。
防犯対策:シリンダーを複雑な鍵に変更する
ピッキングへの防犯対策は、ピッキングがしにくいシリンダーへ鍵交換することです。
鍵の形状が複雑なディンプルキーは、ピッキングにも時間がかかり、侵入までの時間が長くなるほど諦める可能性が上がります。
ディンプルキーへのシリンダー交換は、1〜3万円程度と比較的安価で行えるため、おすすめの防犯対策です。
玄関引き戸のサムターン回し対策と費用目安
玄関ドアに穴を開けて、サムターンと呼ばれる内側のつまみを回して開錠する手口です。
引き戸の場合は、ドアとドアのすき間から工具などを差し込んで開錠することもできます。その場合はピッキングと同様に侵入の形跡が残らないため、鉢合わせのリスクが高まって危険です。
防犯対策:サムターンガードを付ける
サムターンに工具がひっかけられないようにガードを付けるのが有効な防犯対策です。
数百円〜数千円の価格帯が多く、市販で商品が販売されています。賃貸に取り付け可能なタイプもあります。
玄関引き戸の扉のすき間をこじ開け対策と費用目安
引き戸のすき間にバールのような工具をねじ込んで扉ごと鍵を破壊する侵入手口です。
不法侵入の被害はもちろん、引き戸ごと交換が必要になり、被害が大きくなります。
防犯対策:補助鍵を付ける
こじ開けによる侵入への防犯対策は、補助鍵の設置です。
補助鍵は既存の引き戸に後付けできる鍵で、もともとあった鍵が破壊されても、<b>補助鍵が侵入を防いでくれます。侵入に時間をかけさせる、侵入するようすを目立たせるのが目的なため、手が届きにくく目立ちやすい高所に設置するのがおすすめです。
補助鍵の値段はさまざまで、数千円~数万円の商品が多いです。
◆引き戸の玄関にも使える補助鍵のおすすめアイテムを紹介!
玄関引き戸のガラス割り対策と費用目安
引き戸の玄関はガラス素材を使用していることが多いです。そのため、ドライバーや大きな石を使ってガラスを割り、直接鍵を開ける侵入方法があります。
ピッキング・サムターン回しのような技術や、扉をこじ開ける腕力も要らないため、空き巣では定番の手口です。
防犯対策:防犯ガラスを使用する
ガラスを割られないための防犯対策には、防犯ガラスの使用が挙げられます。
防犯ガラスは衝撃に強く、ドライバーや石で叩いても割れにくい性質を持っています。空き巣は侵入に時間がかかることを嫌うため、なかなかガラスが割れなければ、侵入を諦めさせることができるでしょう。
防犯ガラスの費用は1平方メートルあたり約2~4万円と高額になるため、ガラス破りによる飛散を防ぐ防犯フィルムを貼るのも有効な防犯対策です。
引き戸タイプの玄関の鍵交換はカギ110番がおすすめ
防犯性の高い引き戸にしたいという人は、「カギ110番」のお得な鍵交換プランの利用がおすすめです。
防犯性を高めるための鍵交換にも対応しており、玄関の鍵交換は12,100円(税込)〜で依頼が可能です。
電話でのご相談は24時間365日受付中のため、防犯性の高い引き戸にしたいという人は、まずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
※鍵の種類によって金額は異なります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
引き戸タイプの玄関のメリット・デメリット
新築や古い住宅のリフォームで「引き戸タイプの玄関ってどうなんだろう?」「防犯性が低いっていうし……」と悩んでいる方もいるでしょう。
ここでは、引き戸タイプの玄関のメリット・デメリットについて紹介します。
メリット
- 採光・通風に優れている
- 荷物や車いすが通りやすい
- 玄関周辺を広く使える
引き戸の玄関は、ガラス素材を採用しているケースが多く、間口も広いため採光・通風に優れています。明るく風通しの良い玄関があると、気持ちまで明るくなりますよね。
開き戸のように扉が閉まらないよう支える必要もなく、荷物や車いすが通りやすいのも大きなメリット。また、ドアが開くスペースを考えなくて良いため、玄関周辺を広く使えるのがうれしいポイントです。
◆引き戸の玄関のメリットをもっと知りたい方は以下の記事もチェック!
デメリット
- 気密性がなく夏は暑く冬は寒い
- レール部分にゴミが溜まりやすい
- 防犯性が低く対策が求められる
扉と扉のすき間が多い引き戸は気密性が低く、外気の影響を受けやすいです。そのため、夏は暑く冬は寒い傾向があります。
ほかにも、開き戸にはないレール部分に外から持ち込んだ砂やホコリが溜まりやすく、こまめな掃除が必要になるでしょう。
また、この記事でも紹介しているように防犯性の低さは大きなデメリット。適切な防犯対策を行うことが大切です。
引き戸タイプの玄関の防犯対策に関するよくあるQ&A
ここでは、引き戸タイプの玄関の防犯対策に関連した疑問などをQ&A形式で答えます。引き戸タイプの玄関の防犯対策で疑問などがあれば、チェックしてみてください。
Q. 引き戸タイプの玄関の防犯対策は?
A. 空き巣の侵入手口に対応できる防犯対策をしましょう。
- ピッキング → 複雑なディンプルキーに交換
- サムターン回し → サムターンガードを設置
- 扉のすき間をこじ開ける → 補助鍵の設置
- ガラスを割る → 防犯ガラスに交換
Q. 手軽にできる玄関の防犯対策はない?
A. 通販サイトで買える防犯グッズがおすすめです。
センサーライト・防犯チェーン・防犯カメラ・防犯ブザーなど、さまざまな防犯グッズが販売されています。
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年4月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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