
中古マンションの相場はどうすればわかる?オススメ調査法と注意点を解説
中古マンションを売却するならなるべく高く売りたいですし、購入するならなるべく安く買いたいものです。そのためには相場を知ることが欠かせませんが、調べ方を知らずに結果的に損をしてしまっている人はたくさんいます。ここでは、中古マンションの正しい相場の調べ方や、少しでもお得に売買するためのポイントをご紹介します。売りたい人も買いたい人も必見です。
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なぜ相場を知ることが重要なの?
そもそも、なぜ相場を知る必要があるのでしょうか。相場を知ることで得られる2つのメリットについて解説します。
【物件の価格が妥当なのかがわかる】
売りたい場合は査定金額が、買いたい場合は物件価格が相場と合っているかを判断できるようになります。その上で、売り手側は値下げ交渉を想定した売値設定が適切にできたり、買い手側は値下げ交渉が可能かどうか判断するための材料になったりと、取引のしやすさが格段にアップします。逆に相場を知らないと、いくら以上で売るのがベストなのか、いくら以下で買うのがお得なのか見当がつかないため、高く売ったり安く買ったりすることは難しくなってしまいます。
【条件の再考がしやすくなる】
実際に物件を査定に出したり探したりしている中で、希望通りに計画が進まないこともあるでしょう。そんなときに相場を知っていれば、希望価格の見直しをするなど計画を再構築しやすくなり、スムーズな売買ができるようになります。
中古マンションの相場を知る方法3選
では実際に、中古マンションの相場を調べてみましょう。調べ方はいくつかありますが、ここでは特にオススメの方法を2つご紹介します。
【1:「REINS Market Information」で調べる】
「REINS(レインズ)」という不動産業者専用サイトの民間版で、中古マンション相場全般はもちろん、直近の成約事例も調べることが可能です。「都道府県」と「地域」、さらには駅までの距離や築年数、広さなどさまざまな検索条件を設定して絞り込むことで、信憑性の高い相場を知ることができます。
【2:「土地総合情報システム」で調べる】
国土交通省の調査に基づいた相場情報をチェックできるサイトです。実際に過去5年の間に取引が行われたマンションなどの成約価格が公開されています。REINS Market Informationよりもピンポイントのエリアで検索でき、4半期ごとの価格の推移も把握できます。
相場を調べる際の注意点は?
相場の調べ方がわかったところで、相場を知る上で事前に把握しておきたい注意点をご紹介します。より正しく相場をつかむことができるよう、以下のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
【「築20年以上」は価格が下がりづらい】
中古マンションは築年数が20年を超えると、価格が下落しにくくなるという傾向があります。よく、新築マンションは購入した途端に1~3割価値が下落すると言われますが、新築マンションには不動産業者の人件費や広告費が含まれており、「物件価格=本来の価値」ではないためです。
それに対して築20年以上の中古マンションは、価格推移がほとんど横ばいになっています。下落率は限りなく0に近いほどです。この傾向は、中古マンションの相場を見極める上で大切なポイントなので、ぜひ頭に入れておきましょう。
【相場は金利の影響を受けやすい】
中古マンションの相場は金利に左右されるところが大きくなっています。不動産を購入する場合、ほとんどの人がローンを利用します。金利が上がるか下がるかによって相場が変動するため、少しでもお得に売買したいなら、金利をチェックすることも大切なのです。
金利が下がると、不動産購入のハードルが下がるため、ローンを使って不動産を購入する人が増えます。つまり、中古マンションの需要が上がり、売り手側からすると高値で売れる可能性が高まるでしょう。そのため、相場全体が上がるというわけです。
逆に金利が上がると、ローンを組んだときの金利コストが上がるため、不動産購入希望者が減少します。中古マンションの需要も減り、売り手にとっては高値で売却することが難しくなります。そのため、不動産全体の相場が下がってしまうのです。
まとめ
中古マンションをお得に売り・買いするためには、まずは相場を知ることが大切です。自分で相場を調べる方法はたくさんあるため、有効活用して正しい相場を把握しましょう。今すぐ売却や購入を考えていなくても、自分の住まいや住みたいエリアの相場を知っておけば、近い将来の計画をよりスムーズに進める鍵になるでしょう。今回ご紹介したサイトなどを利用して、中古マンション相場をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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