外壁塗装の見積もりの手順や依頼時に注意すべきポイントをご紹介!
外壁塗装は内装リフォームとは違い、仕上がりだけを見ても手抜きがわかりにくい工事です。高額なため安易に塗り直しもできないからこそ、見積もり段階でしっかりと業者を見極めることが大切になります。まずは、外壁塗装の見積もりの取り方など、基礎知識から学んで備えることからはじめてみましょう。
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外壁塗装の見積もり手順
下記は依頼先別の一般的な見積もりを依頼するときの手順例です。
【自分で業者を探して見積もりを依頼する場合】
1.業者を探す
2.1社ごとに見積もりを依頼
3.現場調査
4.見積もり提出
【一括見積もりサイトから依頼する場合】
1一括見積もりサイトへ見積もりを依頼
2.サイトのサービススタッフが業者へ連絡
3.業者からお客様に現場調査日決定に関する相談を連絡
4.現場調査
5.見積もり提出
【相談サイトなどから依頼する場合】
1.相談サイトへ見積もりを依頼
2.サイトのサービススタッフが外壁の状況やお客様の希望をヒアリング
3.サイトのサービススタッフが業者を選定
4.簡易見積もりを提出
自分だけで業者を探すのは大変な場合は、まずはネット上の一括見積もりサイトなどを利用して厳選してみるのも1つの方法です。いきなり業者にコンタクトを取るのは断りにくくなりそうで不安…という場合も、無料の相談サービスなどを行っているサイトであれば、相談内容に合った業者を選んで紹介してくれます。
外壁塗装の見積もりで注意すべき3つのポイント
【ポイント1】必ず複数社へ見積もり依頼すること
初めから業者を1社に絞ってしまうと「追加工事になってしまった」「予算を大幅にオーバーしてしまった」「手抜き工事だった」などのトラブルが発生する可能性があります。
外壁塗装業者の種類は、地元の塗装業者をはじめ、リフォーム会社や工務店など多様です。業者によって提案内容も異なるので、「現場調査」と「見積もり」を通して自分の要望に添った工事をしてくれる業者をしっかり選ぶことがスムーズな外壁塗装の近道になります。
現場調査で時間を取られることを考えると、3~5社程度に絞って依頼するのが適切でしょう。
【ポイント2】現場調査での見方をしっかりと見ておくこと
現場調査は、外壁の痛み具合はもちろん必要な塗料面積、その他に必要な修繕箇所などあらゆる点をチェックするものです。適切な見積もりを出してもらうために最も大切な要素なので、以下の点をきちんとクリアしているかどうかを確認しましょう。
・工事に詳しい専門の職人が行っているか
・傷やヒビ、汚れなどを細かく確認しているか
・外壁以外の雨どいや室外機のホース、パイプなどの痛み具合も確認しているか
現場調査を行わずに本見積もりを出す業者もありますが、よほどの理由がない限りは選ばない方が良いでしょう。
【ポイント3】金額ではなく見積もり内容で判断すること
実際に複数の業者から見積もりを出してもらうと、どうしても費用の安い業者に頼みたくなります。もちろん費用は大切な判断基準の1つですが、納得のいく工事をしてもらうためには、費用だけでなく下記のような総合的な内容によって判断することをオススメします。
・見積もり項目は工程ごとに必要面積や単価、内訳が記載されているか
・塗料などのメーカー名や商品名が記載されているか
・塗装箇所が細かく記載されているか
使用する塗料によっても費用は大きく変わります。「なぜその塗料なのか」「どのような見た目になるのか」しっかりと説明してもらい、吟味した上で判断をしましょう。
また、家の劣化状況を正確に把握するために「調査診断書」「仕様書」をもらっておくことも大切です。
外壁塗装の見積もりの失敗例
初めて外壁塗装を依頼する方が陥りやすい失敗例をご紹介します。中には良かれと思ってしたことが裏目に出てしまうこともあるため注意が必要です。
【case1】知り合いの紹介の業者に依頼して断りづらくなる
家によって必要な塗装の条件は異なるため、「知り合いの紹介だから大丈夫そう」と見積もりを依頼しても、納得のいかない内容になるケースは多々あります。知り合いの手前断りづらい状況になってしまうことがあるので、できれば避けるようにしましょう。
【case2】あらかじめ予算を伝えてしまった
見積もり前に最初に安すぎる予算を伝えてしまうと、予算内でできることしか提案してもらえない場合があります。まずは要望を伝えて適切な提案をしてもらい、そこから改めて予算を相談するのが妥当です。
【case3】工事費を大幅に値切ってしまう
相見積もりを取ると、当然「A社とB社ではA社の方が安い」という状況が出てきます。かと言って、家電購入時に値切り交渉をするような感覚でB社に「A社と同じくらい安くしてほしい」と頼むと、B社にとっての相場以下で工事をお願いすることになるので、注意が必要です。
優良業者であればあるほど値切ることができる部分は少なくなるので、人件費を削ったり工期を短縮したり、工程ごとの細かな部分で手抜き工事を行ってしまうなど、トラブルを招く可能性が高くなってしまいます。値段交渉をしたい場合は、見積もり内の必要のない部分を業者に確認しながら行いましょう。
まとめ
外壁は家の外観を決める最も大きな要素となる部分です。外壁塗装は安くはない買い物です。だからこそ、納得のいく予算と内容で工事してもらいたいものです。そのためには、事前に知識を学んでおくことも大切。見積もりは無料でできるので、学んだ知識と照らし合わせながら、ある程度時間をかけてもじっくりと吟味したいものですね。
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