
ポップアートな色使いが新鮮!築浅物件でリノベーションを楽しむコツとは?
フルリノベーションといえば、全部作り替えてしまうのでリーズナブルな古い物件が中心となってきますが、耐久性・耐震性が不安……なんて方もいらっしゃいますよね。でも、ちょっと待って! 築浅物件だって上手にリノベーションを活用すれば、自分の好みにマッチしたおうち作りが可能なのです!
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安全、安心の築浅物件でもっとリノベを上手に活用しませんか?
お部屋の雰囲気をガラリと変えることのできる、スケルトン(躯体の骨組みのみ残し、内装や設備などを丸ごとリフォームする)リノベーションが話題となっています。
確かに、自分の好みに合わせて好きなようにお部屋をデザインできるのってとっても楽しいし、やりがいがありますよね。その場合、物件も築年数が経っている物件の方がより効率的に、価格も抑えられたリノベーションが可能、というのはもはや常識です。
とはいえ、日本は湿度の高い夏やとても乾燥する冬など、建築物件にとってはなかなかに厳しい気候条件のある国。躯体自体が築浅の方が安心なのは、言うまでもありません。もちろん、重要な耐震性も新しい物件の方がより技術的にも安心ですしね。
というわけで、今後リノベーションを検討している方、今一度、あらためて築浅物件に目を向けてみるのもアリなのかもしれません。そんな風に思わせてくれるリノベーション物件をご紹介しましょう。
手数は少なく、効果が大きく……が築浅リノベのコツ!
Mさん夫妻は何と、築5年というマンションにお住まいの若いお2人。以前は近隣の1LDKの賃貸物件にお住まいでしたが、リノベ前提で物件購入を検討したそうです。その当時はリノベ前提ということもあり、築年数の経った旧い物件を中心に探していたそう。
特に「デザインの嗜好や丁寧なプランニングが気に入りました」(奥様談)ということで依頼を決めたというワンストップリノベーションショップ〔howzlife(ハウズライフ)〕は、そういった古い物件をスケルトンリノベーションする手法をもっとも得意としているお店。
当初は頻繁に古い物件を中心に内見を行っていたらしいのですが、なかなか物件が見つからなかったそうです。その理由の一つに「マンションの場合、水回りなどの耐久性や耐震性が古い物件の場合はどうしてもそれなりになってしまう」ということがあったそう。確かに今後20年30年と長く住むことを考えた場合、今はまだ大丈夫でも……と考えてしまうのは世の常。そういった考え方から、築浅物件を視野に入れて、今の物件を探し当てたそうです。
とはいえ、築浅物件の場合、それなりに値が張るので、その分リノベーション費用が削られてしまうもの。そのあたりも考慮して、可能な限り残せる部分の多い物件を選んだそうなのですが……。
リノベーション費用を抑えられた一番のポイントは、「色使いを主軸にしたシンプル&ビビッドなリノベーション」をテーマとしたこと。プレーンな内装に、カラフルでビビッドな色使いを大胆に採用することで、少ない手数で最大限の効果を引き出すことに成功したリノベ物件といえるものだったのです。
ミッフィーイエローを主軸にした、ポップアートにインスパイアされたコーディネートとは?
Mさんの奥様は、80年代のストリートカルチャーやポップアート、特にキース・ヘリングがお好きなのだそうです。ご自身でも趣味で絵を嗜んでいて、当時の作風にインスパイアされたご自身の作品がおうちに飾ってあるのですが、その絵にとてもマッチした内装の色使いがまず目に飛び込んでくるのです。
特に壁やドアに使われたイエローが鮮やか! それに合わせ、椅子や収納コンテナなどの家具もビビッドなイエロー、赤、青の配色で整えられています。普通だったらゴテゴテしてしまいそうなものですが、その他の要素、例えば他の壁紙や床などは白を基調としたシンプルで明るい配色に、そして間取りも必要以上にいじらず、プレーンな印象を保っていることで、ソリッドカラーの色使いが自然により引き立つように構成されているわけなのです。
このあたりの色の使い方は奥様のセンスの成せるワザなのでしょう。このお部屋のイメージに合わせて描いたというダイニングに飾られた絵にもイエロー、赤、青が象徴的に使われています。
このあたりのコーディネイトの巧みさはぜひ参考にしたい部分ですよね。
え? お部屋の中にお部屋が!? 回転室内窓で開放感をプラス
さて、もう一つの見どころポイントといえば、リビングダイニングに併設されている書斎スペースです。もともとの間取りでもここは分割されたスペースであったようなのですが、さらにお部屋としての独立性を持たせ、なおかつ広々とした開放感を損なわないように、室内窓を設置しています。
昨今人気の手法で、もちろん〔howzlife〕も得意としているスタイルなのですが、奥様も以前からやってみたい手法だったため今回採用されたとのこと。ホワイトの壁とナチュラルウッドカラーのフロアを引き締めてくれるドアと窓の枠組と、その奥に見え隠れするミッフィーイエローの壁が爽やかな空気感を醸し出してくれますね。
また、その室内窓にも一工夫。こちらはご主人のアイデアなのだそうですが、室内窓が回縦に回転するように設置されているのです。片開きですと以外にスペースを食ってしまうこともあるので、これはナイスアイデア! もちろん見た目にもおしゃれですし、自分のおうちにこんな雰囲気のイイ場所があるだけで気持ちが上がりますよね。
リノベbefore→after「ほぼ間取りは変えずにテイスト重視で効率的にリノベ」
【リノベーション前(before)】
【リノベーション後(after)】
間取りはほぼ変更していませんが、リビングダイニング脇の書斎スペースを完全に独立した部屋にし、内装全体のトーンを整えるために、クロスやフロアは全施工しています。
自然を感じさせる広いお庭にもマッチした、鮮やかな“心地良いおうち”
さて、実はMさん夫妻がこの物件に決めたもう一つの理由。それはこの広いお庭! 直接リノベーションとは関係がないように見えますが、このお庭の存在もこのおうちのリノベテイストの方向性決定に一役買っていたのではないかと筆者は考えます。そう、広いお庭を存分に楽しめるように、庭に面している部分は全面窓になっているのですが、そこから望むお庭の風景がとってもカラフルなのです。
ウッドデッキに緑の芝生、そして青い空に白い雲、燦々と降り注ぐ太陽の光。これだけ鮮やかな自然の色合いがたっぷり楽しめるとなると、それに合わせるお部屋もカラフル&ナチュラルに、と考えるのも当然ですよね。
おうちって室内の居住環境だけではなくて外側の環境も含めて考えなければいけないものですよね。そこがチグハグでは住む人が心休まる環境にはならない気がしますよね。おうちの中の環境と外の環境の一体感があって初めて、そこに住む人が幸せにライフスタイルを送れるおうちになっていくものなのです。奥様の趣味と環境が一体となったMさん宅は、まさにそんな「彩り溢れる心地良いおうち」なのではないでしょうか?
【物件情報】
●築年数 5年
●リノベーション形態 フルリノベーション
●リノベーション面積 71.64㎡+ウッドデッキ・テラス30.4㎡
●間取り 3LDK→3LDK
●リノベーション価格 540万円(税別・物件価格除く)
●施工 howzlife
◎書き手 藤川経雄
◎写真 塩谷佳史
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