まるで満月を食べているよう♪スイートポテトのお月見タルト

今年の中秋の名月は10月4日です。満月のような見た目がお月見にぴったりの、スイートポテトをたっぷり乗せたタルトレシピをご紹介します。

もうすぐお月見の季節ですね。
今年の中秋の名月は10月4日です。
月を見ながら、シンプルなスイートポテトをたっぷり乗せた、満月のような見た目のボリューミーなタルトを楽しむなんていかがでしょう?

スイートポテトはそのままタルト台に入れているのではなく、風味が良いアーモンドタルトの上に乗せて焼いているので、しっとり濃厚な味わいを楽しめます。
でも底のタルト部分は3回もオーブンに入れて焼くので、とってもサクサクなんですよ。

少し長く見えるレシピですが、工程自体は難しくありません。
タルト生地は先に作って冷凍しておくこともできますし、フードプロセッサーを使えば数分もかからずにできあがる方法もご紹介します。

材料

16cm 底取タルト型 1台分

☆タルト台
 無塩バター 30g
 粉砂糖 20g
 全卵 10g
 アーモンドパウダー 10g
 薄力粉 53g

☆アーモンドクリーム
 バター 50g
 砂糖 50g
 卵 50g
 アーモンドパウダー 50g

☆スイートポテト
 さつまいも 正味360g(生の場合450g弱ほど)
 グラニュー糖 45g
 卵黄 10g
 無塩バター 25g
 生クリーム 45g
 ラム酒 5cc
 照り用卵黄 生地用の残りor卵黄1個分

【1】タルト台を作る

①バターを室温に戻して木べらで柔らかく練り、砂糖を混ぜ合わせ、溶いた卵も数回に分けて加えその都度均一になるように混ぜ、ふるった粉類をボウルの側面に押し付けるようにすり混ぜてまとめる
 →フードプロセッサーを使う場合は、材料を順に入れてその都度なめらかに混ぜ、薄力粉を加えたら軽くまとまるまでON

②ひとまとめにしてラップに包み、冷蔵庫で最低1時間、できれば6時間以上は休ませる
 →この時点で保存可…冷蔵5日・冷凍2週間ほど
 
③生地をラップで挟んで、麺棒で3mm厚さを目安に型よりひとまわり大きく伸ばし、型にしきこむ
 →指の腹を使って軽く押しながら、側面や隅の部分まで均一に密着させる
 →隅やはみ出た部分は淵に麺棒を転がしながら、また小さな型の場合はナイフで切り取り、再度側面を密着させる

④焼き縮みを防ぐため冷蔵庫で1時間休ませ、オーブンを180度に予熱する

⑤ピケ(フォークなどで空気穴をあける)したらシートを敷き、上にタルトストーンを乗せて予熱が終了したオーブンで15分焼き、淵に色がついてきたらシートごとタルトストーンを外し更に10分焼く

⑥型を外さずに冷まし、その間に次のアーモンドクリームを作る

【2】アーモンドクリームを作り、タルト台に流して焼く

①170度にオーブンを予熱し、その間にアーモンドクリームの材料を上から順に加え、その都度泡だて器またはフードプロセッサーでよく混ぜ合わせる

②タルト台に入て表面をならしたら、予熱が終了したオーブンで25分焼く
 →焼き色がつかなくても、中に火が通っていればOK

③型をつけたまま冷まし、その間にスイートポテトを作る
 →焼成直後は表面がこんもりと膨らむものの、冷めると平らになる

【3】スイートポテトを作り、タルトに乗せて焼く

①さつまいもを2cm幅の輪切りにし、蒸したり茹でて串がすっと通るまで加熱し、粗熱が取れたら皮を除て、その状態で360g準備する
(べちゃっとしていて水分が多い場合は、焦げないよう絶えず木べらで底を混ぜながら中弱火にかけて、もったりとするまで煮詰めた状態のものを準備する)

②熱いうちにマッシャー(またはフードプロセッサー)でつぶし、バター・グラニュー糖・生クリーム・卵黄(生地用)の順に加えてよく混ぜ、裏ごしする

③弱火にかけ、焦げ付かないよう鍋底から木べら(または耐熱ゴムベラ)で絶えず混ぜながら、もったりと手につかなくなる程度まで練って水分を飛ばしたら、ラム酒を加えてよく混ぜ込み、火を止める
 →私の場合5分で5%ほど水分を飛ばします(重さを計ると確実ですが、そこまで神経質にならなくてももったりと写真のように全体がまとまってくればOK)

④オーブンを190度に予熱し始める

⑤ラップを敷いたボウルにスイートポテトを入れて、直径約13cmになるようへらなどでぎゅっと押し固めて丸く整えたら、崩れないように気を付けながらタルトに乗せ、更にアーモンド生地の幅に合わせて形を整える

⑥上面に残っていた照り用の卵黄を(足りなければ更に卵黄1個を準備)、刷毛でスイートポテトの表面に塗ったら、予熱が終わったオーブンに入れ、薄く焼き色がつくまで約18分ほど焼く
 →焼き色がつきすぎそうな場合はアルミホイルをかぶせて時間通り熱を通す
 →冷めたら冷蔵庫で冷やしてよく切れるナイフで切り分けて食べる