間仕切りのリフォームにかかる費用・相場はどれくらい？

種類別・間仕切りリフォームにかかる費用の目安

間仕切りリフォームの費用は、どんな部屋をどんな方法で行ったかによって大きく変わることがあります。費用の目安を知るにはまず、「どんな部屋をどんな方法で仕切りたいか」を、はっきりさせておく必要があるでしょう。

1.子供部屋の間仕切りリフォーム費用

子供部屋の場合、今は子供たちが共同で使っている部屋をいずれ間仕切って使う予定で部屋を作ってあることも少なくありません。子供部屋の間仕切りはプライバシーの確保が重要になるため、きちんとした造作壁を設けるケースが大半です。

造作壁で居室の中央を間仕切りするリフォームの費用は、8～25万円ほどが相場となります。間仕切り用の収納家具を作り付ける方法の場合はそれより高くなり、40～45万円ほどとなります。

2.キッチン・リビングの間仕切りリフォーム費用

LDKのキッチンとリビングの間を仕切りたいという要望は意外に多いもの。急に来客があった際に、整頓されていないキッチンを目隠ししたいなどの理由が多数です。一時的な来客のために壁まで造って独立キッチンにすることは現実的ではありませんから、その時だけ仕切れる形の間仕切りを設けるリフォームが主流になります。

アコーディオンドアで間仕切りを作る場合の費用は、1.5～7万円ほどが目安です。また、可動式のパネルドアを使う場合は5～40万円ほどとなります。

3.カーテンなどを使って「とりあえず仕切る」場合の費用

部屋の種類を問わず、あまり手間や費用をかけずに一時的に目隠しだけしたい！と思う時があるかもしれません。そんな場合には、カーテンで仕切る方法がおすすめです。

カーテンで間仕切りを作る費用は、1箇所につきレール取付けを含めて1～8万円ほどで済みます。一般的なカーテンの価格での目安ですから、カーテンが高級になればそれ以上の費用となる場合もあります。突っ張り式のカーテンレールを使えばDIYでも取付けられますが、高い所の作業ですから、可能なら専門家にお願いした方がよいでしょう。

思ったより高くついてしまう間仕切りリフォームもある

大方の予想より、費用が多くかかってしまう間仕切りリフォームもあります。たとえば、わざわざ壁を作るより工事が簡単だろうと考えて間仕切りに家具を使った場合。確かに、家具は組み立てが簡単ですから、材料を用意してその場で造作する壁よりは工事の手間は少なくなるでしょう。しかし、家具本体の価格が壁の材料よりも高価なため、壁を作った方が安いケースがあります。壁なら10万円で済むところ、家具を使うと25万円になってしまう場合も。

また、壁や家具よりも手軽だろうと思って間仕切りにパネルドアを選んだところ、50万円近くの費用となってしまったケースもあります。これはパネルドア本体の価格に、種類によって大きく開きがあることが要因です。合板で作られたシンプルなものであれば5万円以下から選べますが、凝った装飾が施された木製のドアや、ガラスを多用したデザインのものは、本体価格のみで40万円を超えることがあります。

おわりに

間仕切りリフォームは、方法や材料の選定次第で幅広い予算にも対応できる改修工事といえます。しかし、費用を抑えるあまり本来の目的を果たしきれなければ、後悔の種になってしまうかもしれません。「何のために、どこを仕切りたいか」という本来の目的を見失わないよう、予算計画を練る時にも気をつける必要があります。

納得の予算で間仕切りリフォームを成功させるには、リフォーム会社のアドバイスも大切。信頼できるリフォーム会社を見つけ、要望がかなうリフォームにつなげましょう。多くの見積を比較検討して、お悩みに合うリフォーム会社を探すには、一括見積サイトの利用がおすすめです。

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