ダウンライトの交換リフォーム費用・相場はどれくらい？

ダウンライトの新規取付・交換にかかる費用

ダウンライトは天井に小径の丸い穴をあけ、そこに照明器具を埋め込んで取り付ける方法が主流です。したがって、スポットライト的な使用には向きますが、広い部屋をまんべんなく照らすのには向いていません。大きなLDKなどに取り付ける際には、複数個取り付けたうえでメインの照明器具を別途設ける方法がよく用いられています。

以下は、10畳程度のリビングにダウンライトを新規で取り付ける場合の費用の目安です。

・天井クロス張り替えなしの場合…ダウンライト照明器具3,000～1万円×6個＝1.8～6万円、電気工事費6箇所計5万円、廃材処理などの雑費1万円で、合計7.8～12万円ほど
・天井クロスを張り替える場合…上記の合計に、張り替え費用4万円で計12～16万円ほど

取り付ける器具の個数は6個で計算していますので、これより個数が増えれば費用も上がりますし、減れば少なくなります。

また、古いダウンライトを新しい器具に交換する場合は、1個につき2,000～3,000ほどの電気工事費がかかります。これに器具代を1個3,000～1万円として加えると、6個で3～7.8万円ほどかかる計算になります。

近年ではLEDダウンライトが主に使われるようになりましたので、電球の交換などを頻繁に行う必要はあまりなくなっています。LEDの場合、交換サイクルも10年単位になるかと思われますから、照明器具の耐用年数などを考慮すると電球交換よりは器具の交換を推奨されることになるでしょう。

ダウンライトの取付がお得になる方法は？

ダウンライトは、単独で取り付け工事を行うよりは天井の他のリフォームと同時に行う方が費用もお得になります。天井のクロス張り替えや二重天井への加工工事を計画中で、ダウンライトにも興味をお持ちであれば、1度にリフォームしてしまう方法がおすすめです。

ちなみに、天井の種類が「モルタル直天井」といって、コンクリートの天井面に直接クロスが張られている場合は、天井面に穴をあけて器具を埋め込むのが難しいためダウンライトの設置も困難です。モルタル直天井にダウンライトを取り付ける場合、先に二重天井への加工を行ってから埋め込み工事が必要となります。この場合も、1部屋まるごとの内装リフォームや、フルリフォーム・スケルトンリフォームなどと同時に行ってしまうのがお得でしょう。

ダウンライトのリフォーム事例とかかった費用

次に、ダウンライトの取付・交換リフォームを実際に行った例とかかった費用をみていきましょう。

事例1　既存の蛍光灯ダウンライトをLEDタイプに交換…約8,500円／個

蛍光灯タイプのダウンライトを、省エネと電球交換の手間省略のためLEDタイプに変更した事例です。廊下に設置された2個の照明を交換。器具代は約3,500円と安価に調達してもらったため、電気工事費を入れても1個につき1万円を切る費用で交換できました。

既存の壁穴の直径と全く同規格の器具が入手できたため天井のクロス張り替えなども不要となり、とてもリーズナブルにリフォームが完了して大満足です。

事例2　ダウンライトが落下寸前！交換を機にLED化して省エネも…約1.1万円

トイレに設置したダウンライト(1個)の本体を天井で支える金属部品が経年劣化で破損し、気づいたらコードだけでぶら下がっている状態に。修理のため、新しいLEDダウンライトに交換した例です。

既存のダウンライトが外れた際に天井のクロスが若干剥がれてしまいましたが、新しいダウンライトの形状選びを工夫することで、うまく隠れるようにしました。したがって、クロスの張り替えも不要です。

器具代はライトと電球で5,000円、工事費の合計が6,000円の合計1.1万円で安心な改修ができました。

おわりに

ダウンライトもLEDタイプの器具が普及し、省エネの観点でも一般家庭で取り入れやすくなってきています。調光・調色ができる電球を備えたダウンライトも増えていますから、玄関や洗面所などの雰囲気づくりやお部屋のアクセントとして設置を考えてみてはいかがでしょうか。

小規模電気工事や部品調達のノウハウを豊富に持ったリフォーム会社と出会うには、一括見積サイトの利用がおすすめです。1度申し込めばお悩みに合った複数のリフォーム会社に見積を請求できますから、比較検討も楽々。初回登録は匿名でできますし、利用料も無料とお手軽です。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。