近年、人気を集める外断熱リフォーム!その費用や相場とは?

省エネへの関心が高まる時流を背景に、近年は外断熱リフォームが人気を集めています。非常に高い断熱性能を獲得できるとも言われているため、みなさんの中にも興味を抱いている人がいるのではないでしょうか?一方で、外断熱リフォームは従来の内断熱リフォームよりも高い費用がかかります。具体的にどの程度の費用がかかるのでしょうか?

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外断熱リフォームか内断熱か?費用の特徴で比較

内断熱リフォームと外断熱リフォームを費用面で比較すると、外断熱リフォームの方が20%ほど費用は高くなる傾向があります。これは、外断熱リフォームがより施工難度が高いためです。また、用いられる断熱材の違いも理由のひとつとされています。内断熱リフォームで主に用いられるのが、グラスウールやロックウールなどの安価な繊維系断熱材であるのに対し、外断熱リフォームで用いられるポリスチレンフォームやウレタンフォームなどの発泡プラスチック系断熱材は比較的高価なのです。

部分別!外断熱リフォームの費用と相場

外断熱リフォームにおいて、主に施工される箇所とその費用や相場をご紹介しましょう。

1.屋根に外断熱リフォームを行う場合

直射日光にさらされる屋根部は、とくに温度が上がりやすいため、断熱対策が必須の箇所です。用いられる断熱材は、主にポリスチレンフォームやフェノールフォームなどの発泡プラスチック系の断熱材。価格はグレードにもよりますが、1平方メートル2,000〜5,000円前後と高めです。そこに工事費を含め、およそ3万円前後が1平方メートル当たりの相場となります。

2.壁に外断熱リフォームを行う場合

外気に直接触れる壁も、断熱では重要視される個所です。用いられる断熱材は、やはり発泡プラスチック系が主となります。壁の外断熱リフォームにかかる費用は、断熱材費込みの張り替え工法で1平方メートル2〜 4万円前後が目安となります。

3.基礎に外断熱リフォームを行う場合

基礎を断熱材で覆うことで、床下から暖かい住宅を実現できます。用いられる断熱材は発泡プラスチック系ですが、断熱材の施工は主に基礎の外回りだけなので、費用は安め。工事費込みで1平方メートル当たり5,000円〜1万円前後が相場とされます。

事例で学ぶ!外断熱リフォームの費用と相場

次に、実際に行われた外断熱リフォームをご紹介しましょう。事例の中から、費用の目安をつかんでください。

1.昔ながらの瓦屋根を外断熱リフォーム

屋根の改修に合わせ、屋根の外断熱リフォームを行いました。実際の工事では、まず既存の日本瓦を全てはがし、発泡プラスチック系断熱材のウレタンフォームを隙間なく敷き詰めていきます。その後は野地板、防水シートを順番に被せ、最後に新しい屋根材を施工し、リフォーム完了です。延べ60平方メートルの屋根への外断熱リフォームにかかった総費用は約230万円でした。

2.外壁張り替えと同時に外断熱リフォーム

家の中が寒いとの不満から、外壁を張り替えるタイミングで外断熱リフォーム。まずは外壁をはがした後、防湿シートと気密シートをはり、隙間に断熱材のグラスウールを施工していきます。構造上の問題で床下には手を加えられませんでしたが、約80坪の大きな住宅のほぼ全ての外壁の外断熱リフォームを行いました。リフォーム後は住宅内の気温が約5度も上がり快適に。このリフォームにかかった費用は総額で約530万円でした。

おわりに

外断熱リフォームの費用は高くなりますが、断熱性能が高く、内断熱にはないメリットも得られるので、コストパフォーマンスは良好と言えそうです。それでも、高額なリフォームになることは変わらないため、やるからには必ず成功させたいもの。外断熱リフォームを成功させるには、専門の知識を持ったリフォーム会社の協力が不可欠です。一括見積もりをうまく活用し、ぜひとも相談しやすいリフォーム会社を見つけ出しましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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