リフォーム断熱材を選択するときの重大な判断基準!?断熱材を費用で比較！

コストパフォーマンス良好！グラスウール（繊維系断熱材）

グラスウールは、原材料がガラスと砂のため、シロアリの虫害にあうことがなく、火災にも強いのが特徴です。高性能でありながら、グラスウールは断熱材としては安価な部類に入り、価格はもっともよく使われている10キログラム毎立方メートル（1立方メートルにつき、グラスウール10キログラムの密度。グラスウールは密度によって価格が異なります）で坪単価約2,000円。より高い断熱性能のため、24キログラム毎立方メートルまで密度を増やしても、坪単価約5,000円です。

高性能な繊維系断熱材！ロックウール（繊維系断熱材）

ロックウールは玄武岩などの鉱石を原材料とした断熱材です。グラスウールと同じ繊維系断熱材のカテゴリに分類されていますが、ロックウールの方が断熱性能や耐火性能、吸音性能など多くの面でわずかに優れています。その分、費用もグラスウールよりもわずかに高めで、ロックウールの相場は、坪単価で約3,000円です。

完全天然素材！羊毛（繊維系断熱材）

近年、断熱材として注目を集めている羊毛。建材として見ても、羊毛は調湿性が高く内部結露とは無縁、また防音性や耐久性にも秀でた優れものです。ただし、日本において住宅用の羊毛はほぼ輸入に頼っており、相場は坪単価で6,000〜 9,000円とやや高額に設定されています。

環境に優しく、しかも高性能！セルロースファイバー（繊維系断熱材）

天然木質素材のエコ断熱材であるセルロースファイバーは、断熱性能が高いだけではなく、高い吸音性能や調湿性能をも備えています。しかし、やはり価格は高め。坪単価で18,000円前後が相場となります。また、セルロースファイバー自体が高価なだけではなく、工事に特別な手間がかかるため、工事費も高くなる傾向にあります。

柔軟な加工が可能な断熱材！ポリスチレンフォーム（発泡プラスチック系断熱材）

ポリスチレンフォームは、水に強く軽い特徴を持ちつつ、現場での加工が容易、またロックウールを凌ぐ断熱性能をも誇るため、断熱材として広く使用されています。反面、製造にコストがかかり、価格もロックウールよりも高価です。もっとも品質が低いものでも坪単価2,000円前後、最高級の性能なものだと坪単価1万8,000円を超えてきます。

抜群の断熱性能！ウレタンフォーム（発泡プラスチック系断熱材）

ポリウレタン樹脂を発泡させ、スポンジ状にした断熱材がウレタンフォームです。内部に熱伝導率の低い特別なガスを注入することで、抜群の断熱性能を誇ります。断熱材としては比較的高価ですが、透湿性や耐久性も高く、長期的に見るとコストパフォーマンスは良好と言えます。具体的なウレタンフォームの費用は、坪単価で6,000〜9,000円前後とされています。

発泡プラスチック系屈指の万能断熱材！フェノールフォーム（発泡プラスチック系断熱材）

安全性の高さを有し、熱に強く、さらには経年劣化も少ないため、長期間に渡り安定して性能を発揮することができます。このようにメリットは非常に多いのですが、それはそのまま費用にも跳ね返っています。フェノールフォームの相場は最低でも坪単価6,000円前後、最高では25,000円前後にも上ります。

おわりに

断熱材の費用の特徴として、やはり高価なものほど高性能である傾向が強いようです。ただし、費用を過信して断熱材を選ぶのも危険なので、特徴やお住まいの地域の環境、ライフスタイルなどから総合的に判断するようにしましょう。どうしても決められないようなら、思い切ってプロに相談してみるのもおすすめ。一括見積もりを活用し、信頼できるリフォーム会社を見つけましょう。

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