水道管をリフォームしたい!水道管リフォームのポイント
水道管は毎日使っているため、日常生活に欠かせないものとなっています。「長年使ってきた水道管をそろそろリフォームしておきたい!」と考えている方も多くいらっしゃるでしょう。今回は、水道管リフォームの際に知っておきたいポイントをご紹介します。
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水道管リフォームの目安は、築15年!
水道管の劣化は次のような症状を伴いながら進行していきます。まず、水道管の表面が腐食して、亜鉛メッキなどが溶け出していきます。そうすると、水が白く濁り始めます。さらに進行すると今度はサビが混じるようになり、水が黄色に変色し、進行するにつれて赤水となっていきます。
この症状が起こり始める目安となるのが、築10~15年と言われています。放っておくと水道管が破裂してしまう場合があるため、築15年が水道管リフォームのタイミングと言えるでしょう。
種類によって水道管の特徴も変わる!
水道管には、大きくわけて「金属系の管」、「樹脂系の管」、「金属と樹脂の複合タイプ」の3種類に分けられます。まずはそれぞれの特徴を見てみましょう。
・金属系の管
鉄管や銅管、ステンレス管などがあります。銅管は給湯機のなどの機器内の給水管や、給湯管としても使われており、ステンレス管はサビにくい特徴があります。
・樹脂系の管
硬質塩化ビニール管やポリエチレン管、架橋ポリエチレン管などがあります。ポリエチレン管は主に建物への埋設引込管として多用されていますが、屋内の給水・給湯管が樹脂管の場合は、それ以外の樹脂管が主流になっています。材質上、赤サビや腐食が起こりづらくなっています。
・金属と樹脂の複合タイプ
亜鉛メッキ鋼管の内部に塩化ビニールをライニングしたものや、鉄管の内外部に塩化ビニールをコーティングしたものがあります。比較的寿命が長いため、多くの住宅で使用されています。
いずれも、継ぎ手の部分などから赤サビが発生することが多いので、築15年程度で配管内部のサビを落とすか、管の交換が必要になってきます。
水道管の種類に合わせて施工方法も変わるため要注意!
水道管を施工するには2つの方法があり、管の種類に合わせて施工方法を選ぶようにしましょう。
1つ目は「先分岐配管方式」です。メイン管から洗面所や台所などの末端水栓に分岐しながら配管する工法で、在来からよく使用されていたため、在来工法とも呼ばれています。金属系の管と、複合タイプの管を施工する際に多用されています。樹脂管でも、硬質塩化ビニール管などの一部の管は、この先分岐配管方式によって施工されています。
2つ目は、「サヤ管ヘッダー工法」と呼ばれる工法です。屋内に設けられたヘッダー部より分岐する比較的新しい工法で、保護管となるサヤ管の内部に、本来の給水・給湯管となる樹脂管を通す工法です。管は途中に継ぎ目がないため、水漏れの危険性が少なく、壁や天井などを壊さずに配管を交換することが可能になります。
水道管の口径によって水量が左右される!
一般の住宅で使われる水道管の口径には、13ミリ、20ミリ、25ミリなどの種類があります。一般的な住宅では20ミリがほとんどですが、中古住宅では昔の13ミリのままだったり、比較的新しい住宅でも「毎月の基本料金が安い」などの理由で、13ミリにしていたりする住宅もあります。
現在の生活様式で13ミリを使用していると、水量(水圧)不足が起こる可能性があります。キッチン、バス、トイレ、洗面所などのうち2か所以上で同時使用する際には、急に水量が落ちることもあるでしょう。タンクレストイレを使っていれば、流れなくなってしまうという事態が起こる可能性も考えられます。
一人暮らしの住宅であれば、そのままでも問題が起きることはありませんが、自治体や水道事業者によっては、建物内の水栓器具の数などに応じて、水道管の口径を決めている場合もあります。現在の水道管の口径が13ミリである場合は、20ミリでの引き直しが可能かどうかなどの確認が必要になるでしょう。
おわりに
今回ご紹介した水道管リフォームのポイントを参考にすることで、「赤サビが混じった水が出てきてしまった」、「水道管が破裂してしまった」などの失敗を防ぐことができるでしょう。
もっと詳しく知りたいという方は、最大12社のすまいの専門家から見積もり・提案を受けることができる、LIMIAの一括見積もりサービスに問い合わせてみてはいかがでしょう。
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