
3LDKマンションのリフォーム。コツやポイント、実例を知りたい!
平均的な4人家族が暮らしやすいマンションを考えた時、3LDKという間取りが思い浮かぶ人も多いはずです。しかし、同じ3LDKといっても建てられた時期などにより、間取りの形や使い勝手は変わってくるもの。ご家族がこの先より住みやすくなるように、リフォームを考えている人も少なくないでしょう。ここでは3LDKマンションをリフォームする際のコツや気を付ける点について、事例を交えつつご紹介します。
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3LDKマンションはこんなリフォームがおすすめ!
ひと昔前までは、マンションの間取りといえば「できるだけ個室に分ける」ことに重点が置かれていました。そのため、古い物件などは使いやすく思える3LDKとはいえ廊下が多かったり、LDKのキッチンもリビングに背を向ける配置のI型が主流だったり。今ひとつ家族同士の団らんやコミュニケーションがしにくいと感じるかもしれません。
1.まずは開放感をアップさせよう
ある程度築年数が経過した3LDKのマンションは、暮らしの中で気になってくる点として「開放感に乏しいこと」が多く挙げられます。間取りを見直す場合は、廊下や間仕切りが少なくなるよう工夫して、室内全体にまんべんなく光が入る間取りに変えるとよいでしょう。
また、間取り変更を行わない場合にも、壁や床の色合いを既存のものより明るめにすることで、以前よりも室内が明るい雰囲気になって開放感を演出できます。
2.キッチンはできるだけ家族に背を向けない配置に
古いマンションでは、リビングから最も離れた壁側に直付けされているI型のシステムキッチンが主流でした。しかし、この配置ではキッチンに立っている時に家族との会話がしにくく、小さな子供さんがいる場合などは様子を見るにも不便になってしまいます。
キッチンをリフォームするなら、対面式やアイランドタイプなど、家族と向かい合って家事ができる配置に変えることがおすすめです。もし、配管などの都合で給排水の大幅な移動が難しければ、リビングに対して横向きになるようI型キッチンの向きを変えるだけでも、家族間のコミュニケーションがだいぶ楽になるはずです。
3.収納は細かく分けず、WICやSICなど物が探しやすい大容量収納にまとめる
3LDKの各部屋に、1間ずつの押入れやクローゼットが細かく設けられているマンションも多いはず。しかし、これではどの部屋のどこに何をしまったのかが分からなくなりがちです。これからのマンションは、1~2箇所に大容量収納を設け、物はまとめてしまっておくことがトレンドといわれています。
人が立ち入って物をじっくり探せるウォークインクローゼット(WIC)や、玄関スペースに靴以外の物もしまっておけるシューズインクローゼット(SIC)を設けることで収納の使い勝手が向上します。このほかには、キッチンにパントリー(食料品のストックを収納する箇所)があれば、一家の持ち物をしまうには事欠かないでしょう。
3LDKマンションリフォームで、もうひと工夫したい点
ここまでは、3LDKマンションのリフォームでの基本的なコツをご紹介しました。次は、少しのひと工夫でさらに3LDKを有効に使える「もうひとひねりのリフォーム」をご紹介しましょう。
1.「3LDK+DEN」もアリ!
DENとは、間取りに使われる建築用語で「書斎、ワークスペース、作業場」を指します。広い意味では、在宅で仕事をするための部屋や趣味専用室などのことで、居室とは別物と扱われます。
もちろん、完全に区切られた1室としなくてもかまいません。例えば、リビングの一角に簡単なパーティションを設けたり、大きなWICの一部分をデスクスペースにしたりするなどの方法でDENは比較的容易に造ることができます。
4人家族で3LDKを使う場合などで、「1人になって落ち着ける空間がもう1つほしい」という時には、DENがあるとかなり助かるでしょう。
2.客間の問題はリビングで解決
4人以上の家族が3LDKのマンションで暮らす時、必然的に足りなく感じてしまうのは、客人を泊まらせるための客間かもしれません。そんな時は、お客様にはリビングで寝ていただけるようにしておきましょう。
天井の高いマンションであれば、リビングの一部にロフトを設けるとスペースを犠牲にせず寝る場所を造れます。また、壁面の一部に普段は収納しておけるベッドを設けておく方法もおすすめです。
3LDKマンションリフォーム事例
次に、3LDKマンションを実際にリフォームした例をご紹介します。
事例 3LDKから2LDK+WICに!全面バリアフリーも実現
和室が2つある3LDKの間取りを見直し、水回りの位置を動かせないマンションながらも室内を大胆に様変わりさせた例です。和室の小上がりと、洗面脱衣所以外の床の段差をすべて解消することにも成功しました。
既存のLDKと隣の和室をつなげて大きなリビングを造り、もう1つの和室は小上がりに。寝室として使いながら、小上がりの下部は全面収納とし使い勝手にも配慮しました。またLDK全体を広くできた分、キッチンの張り出し部分を小さくしてWICを設けています。
このリフォームで特に工夫したのは、キッチンと和室の配置です。キッチンは対面式にしてリビングとコミュニケーションしやすくしましたが、和室とも隣り合う配置に。その間仕切りには、ガラスの引き戸を採用しています。キッチンに立つ人が、畳でくつろぐご家族とも楽しく会話ができるようにしました。
おわりに
3LDKの間取りは現代的で完成度が高いように感じますが、あちこちを見直せばもっと改善できる箇所も見つかるはずです。せっかくリフォームするなら、今以上に使いやすい3LDK空間を作ってみませんか?
使い勝手や将来を考えたリフォームプランには、リフォーム会社のアドバイスも不可欠です。まずは何でも相談できる優良リフォーム会社を選ぶことから始めましょう。1度の申込みで多くのリフォーム会社に見積を請求できる一括見積サイトを利用すれば、手間なくリフォーム会社の比較検討ができます。
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