
80㎡のマンションをリフォーム。どう改修して、何にこだわる?
80平米(㎡)は坪数に換算するとおよそ24坪となり、両親と子供2人の4人家族で暮らすには理想的な広さといわれています。マンションの場合なら、ファミリー向けタイプの平均よりは少し広めといえる面積ですから、リフォームでも余裕を持ったプランが立てやすくなるでしょう。しかし、広いだけに場当たり的なリフォームを行ってしまうと、逆に使いにくい家になってしまうことも。ここでは80㎡のマンションリフォームでおすすめの方法や、気を付けたい点についてご紹介します。
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80㎡のマンションリフォームで取り入れたい方法
広さに余裕のある80㎡のマンションですが、築年数が古い場合などは6畳間がいくつも設けられているような「古めの間取り」が気になるケースもあるでしょう。間取り変更を行えるのであれば、思い切って部屋数を減らして開放感ある間取りにするのもおすすめです。
1.広いからこそ、付加価値性の高い設備が設けられる
面積に余裕があるなら、その広さをある程度贅沢に活用することができます。昔から憧れていた暖炉やオープンキッチンなど、スペースを必要とする付加価値性の高い設備をこの機会に設けるのもよいでしょう。
また、趣味専用室やウォークインクローゼットなどを設けるのも一案です。たとえば、収納物の保存性を高めるため快適な空調設備を設けて、1室でウォークインクローゼットと書斎を兼用するという効率的な使い方の事例もあります。
広い中古物件を安く手に入れたなどで、リフォームにもある程度予算を割く余裕があるなら、ぜひ取り入れたい方法です。
2.客間を1室設けておく
親族や友人など来客を多く招く機会があるなら、寝室と子供部屋の他に客間を1室設けるのもよいでしょう。既存の間取りでリビングの隣に和室が設けられていることも多いですし、もし使い勝手に悩んでいるならきれいにリフォームして客間として利用する方法もあります。
3.水回りや玄関を一回り大きめに
ひと昔前には、玄関やお風呂場はマンションの「おまけ」のように考えられ、余ったスペースに詰め込むように設けてあるものでした。間取り変更や室内全体を大きく見直すスケルトンリフォームを考えているなら、古い物件に多い狭い玄関や、小さな浴室などにも目を向けてみましょう。
居室を広々と使えることはもちろんですが、毎日使う水回りや玄関もホッとくつろげる空間にしたいものです。間取りを見直す機会に、水回りや玄関も少し広くなるよう計画しておくとよいでしょう。今すぐ手に入る快適さだけでなく、ご家族が高齢になってからの暮らしやすさにもつながります。
80㎡のマンションリフォーム事例
では次に、80㎡のマンションを実際にリフォームした成功事例を取りあげてみましょう。
事例1 間取りは一部だけ見直し、効率的に光を取り入れて開放的な住まいに
80㎡、3SLDKの築30年のマンション。全面を改修しつつも、間取りは一部見直すにとどめ、キッチンなどにまで効率よく外の光が入るようにした開放感重視のリフォームです。
1番のお悩みは、独立キッチンに窓がないことでした。位置を変えずになんとか開放感を出したいとの要望で、壁付のシステムキッチンから対面式のキッチンに変更。また、隣の洋室をつなげてLDKの一部とすることで、明るくなったリビングの光を感じながら家事できるキッチンにしました。
また、リビングの天井全体が大きな梁に囲まれており、どうしても閉塞感があったため、あえて梁がチャームポイントになるよう梁に沿って間接照明を設置。天井に奥行きを演出しています。他にも、リビングと寝室の区切りを目隠しガラスにするなどで、間取りを変えていない箇所にも開放的になる工夫をしています。
事例2 階段の移動で、より広々と使えるメゾネットに
一般的な80㎡という広さながら、敬遠されがちなメゾネットタイプのマンションをあえて購入し、リフォームしてワンルームのように使える空間を実現した例です。
購入時にまず気になったのは、室内の中央部分から上り下りするスタイルになっている階段でした。空間を分けてしまうため閉塞感の原因にもなるこの階段を、LDKの部分にある既存の吹き抜けに移設することからリフォーム計画をスタート。
収納は多いものの、各所に細々と設けられていて効率的ではなかったため、階段移動で広くなった廊下の壁一面にウォークスルークローゼットを設けました。その分、各室の小さな収納スペースを減らし、室内を広く使えるようにしています。
1階はLDK1室、2階は書斎と寝室、そして水回りという間取りですが、1人暮らしゆえ居室の間仕切りを全く設けずに仕上げています。水回りの箇所はひとまとめになっているため、その部分の壁のみを他の壁より濃いグレーに塗装。ワンルームの中に大きな箱があるように見せることで、開放感を高める工夫をしています。
おわりに
空間活用が肝のマンションリフォームですが、80㎡ぐらいの面積になればある程度こだわりや好みを優先した改修を考えることができます。「何が必要か」に加え「何をかなえたいか」を事前にはっきりさせておき、リフォーム会社に相談するとよいでしょう。
マンションリフォームを成功させるには、リフォーム会社のアドバイスも欠かせません。豊富なノウハウを持ったリフォーム会社を見つけるには、一括見積サイトの利用がおすすめです。多くのリフォーム会社から見積を請求し、比較検討しながらじっくり選びましょう。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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