2部屋を3部屋にしたい！子ども部屋を増やすリフォームをしよう

1.間取り変更によって完全に3部屋に分ける

こちらの方法の場合、一般的な間取り変更のリフォームと同じと考えてよいでしょう。2部屋の壁を取り除き、そこから再び3部屋にするための壁と扉を造っていきます。部屋をきちんと分割するからこそ、それぞれの部屋に窓を設けたり、採光や換気にも問題がないかチェックしたりする必要があります。

また、机やベッド、収納スペースも同時に造りつけにするケースがほとんどですが、子どもの今後の成長を考え、収納スペースは現時点では設けず、遊べるスペースを優先するといった工夫も考えられます。

2.間仕切りをつくって独立空間を確保

部屋を完全に仕切るのではなく、間仕切り壁を造り空間を分ける方法です。壁を施工する際に天井部分だけ少し空けておくと、プライバシーを守りつつ開放感のある空間を演出することができます。

子どもたちが、それぞれの部屋の間仕切り壁を好きなクロスでコーディネートすれば、個性の際立つ部屋になるでしょう。

3.二段ベッド仕様の造作で部屋を間仕切る

リフォームしたことで1部屋ずつが狭くなってしまうのを避けたいという方から人気なのが、造作を間仕切りとして活用する方法です。

中でもよく用いられる方法が、3部屋のうちの2部屋を仕切る壁の代わりに、互い違いの2段ベッドを施工するというもの。ベッドはそれぞれの部屋の方を向いているため、子どものプライバシーを守ることができる上、部屋の面積を広く確保することができます。

さらには廊下など部屋以外のスペースを確保するという意味でもオススメな方法と言えるでしょう。

2部屋を3部屋にリフォームする際の注意点

2部屋を3部屋にする際には、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。実際にリフォームのプランを立てる際につまずきやすい点や、失敗しやすい点をご紹介します。

1.部屋の面積は、家具のレイアウトまで加味しよう

何より大切なのが、それぞれの部屋のスペースをきちんと確保することです。家庭によって異なりますが、基本的に子ども部屋に必要なのは、ベッドと勉強机、収納棚です。そのため、単純な部屋の面積ではなく、家具をレイアウトした後の面積を考慮することが大切です。

子どもたちがまだ小さいうちは、6帖の2部屋を3部屋にするといったことも可能ですが、小学生や中学生ともなると、3部屋を合わせた際のスペースは18帖程度欲しいところです。

2.2部屋の間に段差がある場合は、リフォーム方法を要検討

2部屋の間に段差がある場合には、リフォームはできないと考える方も多いでしょう。実際に、段差がある場合の2部屋を利用すると1部屋あたり4帖ほどのロスが出てしまうため、リフォームとしては不利な要素となってしまいます。

しかし、前述の2段ベッド仕様の造作を採用すれば解決することも可能です。デッドスペースをベッドの造りでフォローすれば、各部屋に1台ずつベッドを置くよりも広いスペースを造ることができるのです。

3.リフォーム前に置いていた物の移動場所も考えよう

意外と見落としがちなのが、リフォーム前の部屋に置いていた荷物を収納する場所です。元から2部屋を子ども部屋として使っていた場合は問題にならないかもしれませんが、親のスペースにしていたり物置にしていたりする場合は、それらを今後どこに収納するのか考えておきましょう。

こうした点から、廊下やダイニングの収納スペースも合わせて増築するケースが見られます。

おわりに

2部屋を3部屋にすると言っても、単純に3部屋に分割するのではなく、すべての部屋を快適な空間にするための配慮が欠かせません。また、子どもの成長具合やそれぞれの希望を聞いてあげることも大切です。

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