
吹き抜けを部屋にしたいときのリフォームポイント
家族構成の変化などで、居室が足りなくなった時などに「吹き抜けの一部または全部を部屋にリフォームしたい」という要望が発生することがあります。もちろん、リフォームすることは可能ですが、方法次第で気を付ける点も多く出てくることがあります。ここでは吹き抜けを部屋にするリフォームについて、メリット・デメリットや具体的な方法をご紹介します。
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吹き抜けを部屋にするメリット・デメリット
吹き抜けを部屋にリフォームすることには、以下のようなメリットがあります。
・空間を有効活用できる
・冷暖房効率をアップさせられる
・よりプライバシーが確保できる
一方、以下のように吹き抜けを部屋にリフォームすることで生じるデメリットもあります。
・開放感が損なわれる
・採光性が低下してしまう
・増築にあたり、固定資産税の算出に影響する
これらのメリットとデメリットをあらかじめ考慮し、メリットを生かすリフォームを工夫しながら計画するとよいでしょう。また、幸いデメリットについてもリフォームするなら避けられないというわけではないため、リフォーム会社と相談しつつ回避策を講じながらプランを立ててみましょう。
一部を部屋にして、吹き抜けを残す方法もある
もし吹き抜けのスペースが広く取られている場合、無理に全部の空間を部屋にしなければならないということはありません。吹き抜けのスペースが12畳分あるとすれば、半分の6畳だけを居室にして残りの6畳は今まで通り吹き抜けの状態にしておく方法ももちろんあります。
吹き抜けを残せば開放感を損なうこともありませんし、増床面積を抑えられますから固定資産税の増加もある程度セーブできます。
吹き抜けを部屋にリフォームする時の注意点
吹き抜けを部屋にするには、2階の床を新しく造ることになります。強度を保ち安全な居室にするため、注意する点もありますから必ず配慮しましょう。
・床の強度確保のため、壁内にある既存の梁の補強が必要になる場合がある
・法令遵守は怠らず、違法建築になってしまわないようにする
・筋交いを取るなどし、耐震性の確保をしっかり行う
ちなみに、お住まいの地域が防火地域および準防火地域に当てはまらない場合、10㎡以下の増築であれば建築確認申請は不要となり、固定資産税にも影響しません。防火地域および準防火地域に当てはまる場合は、増床面積に関わらず建築確認申請が必要になりますから注意しましょう。
完全に個室にしなくてよいなら、ロフトの設置がリーズナブルでおしゃれ
一時的に客人を寝泊りさせる場所が必要になったなど、完全に独立した個室を設ける必要がない場合には、吹き抜けの一部にロフトを設置するなどの方法で済ませる手もあります。ロフトは法規上、小屋裏収納などと同等の取り扱いとなりますから、天井までの高さが1.4m以下で広さが既存の2階床面積の2分の1以下であれば増築とはみなされません。
2階に開放的なスペースがひとつできることで、部屋干しの場所や外の景色を見ながらくつろげる空間になるなど、個室を作る以上に使い勝手が向上する場合もあります。
吹き抜けから部屋へのリフォーム事例
次に、実際に吹き抜けをリフォームして部屋にした例をご紹介します。
事例 大きな吹き抜けの一部を子供部屋にリフォーム!
1階のダイニングからリビングにかけての上部に、20畳を超える広さの吹き抜けがある家。子供さんが成長し、ダイニング部分8畳の上に子供部屋を作ることに。
まずはリフォーム会社とよく相談し、耐震性や通気性を損なわないための改修方法を提案してもらいました。あとは室内に足場を組み、しっかり図面通りの工事を進めていきます。子供部屋の出入口になる部分に筋交いが通っていたこともあり、耐震強度を損なわないことに配慮しながらリフォームを行いました。
結果、吹き抜けの開放感を損なわずに無事子供部屋の増設が完了。子供部屋と吹き抜けを仕切る壁には開き窓を設け、リビングにいる人と会話ができるようにして親子のコミュニケーションを取りやすくしました。
おわりに
吹き抜けを部屋にするリフォーム事例では、吹き抜けのスペース全てを無くさずに一部だけ利用するケースが多くなっています。開放感を損なわず、空間を有効活用するアイデアが多く取り入れられているといえるでしょう。
安全面への配慮も大切な吹き抜け部分のリフォームには、リフォーム会社のアドバイスも大切です。良いリフォーム会社を選び、納得のリフォームにつなげましょう。リフォーム会社を選ぶには、1度の申込みで複数の業者へ見積を請求できる一括見積サイトの利用がおすすめです。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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