快適な住宅のためには、1階だけのリフォームがポイント!?
新築時は理想の住宅に思えていても、時を経ればあちこちに不満が出てくるもの。そんなとき、不満を解消する手段としてまず候補に挙がるのがリフォームです。しかし、住宅の不満を全て解消しようとすると大規模なリフォームが必要になり、当然のように費用がかさみ工期も長くなってしまうため、二の足を踏んでしまう人も多いのではないでしょうか?そこでおすすめするのが、主要な居住スペースとなっている1階だけのリフォーム。これなら、費用と工期を押さえつつ、住宅の不満をある程度解消することができます。
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こんなときにおすすめ!1階だけのリフォーム
快適な暮らしを手に入れるために、リフォームは最適な手段ですが、色々な要望も出てくるでしょう。以下のいずれかに該当する人は、1階だけのリフォームがおすすめです。
1.費用や工期を抑えてリフォームしたい!
1階だけのリフォームのメリットのひとつが、全面リフォームに比べて工事が小規模な点。そのため、頭を悩ませる費用と工期を抑えつつ、リフォームを行うことができます。
2.住宅の不満を解消したい!
住宅の不満を解消できるのは、リフォームの醍醐味のひとつとも言えます。さすがに全面リフォームには及びませんが、1階には玄関や水回り、リビングなど生活に必須の設備や部屋が揃っていることが多いので、1階だけのリフォームでも多くの不満を解消可能です。
3.高齢化社会に適した住宅にしたい!
高齢の両親との同居や老後に備えてバリアフリーを検討している人にも、1階だけのリフォームはおすすめです。年を重ねるごとに足腰が弱り、その都度階段を上り下りしなければならない2階が使い辛くなるからです。リフォームによって生活必需の設備を1階に集中させれば、将来的に辛くなる階段の上り下りをせずに、1階だけで生活できるようになります。
1階だけのリフォームでは何ができる?
それでは、具体的に1階のリフォームではどのようなことができるのでしょうか。1階だけのリフォームで、できることをご紹介いたします。
1.間取りの変更
家族構成やライフスタイルの変化に合わせた間取りに変更が可能なのは、1階リフォームのメリットの1つです。例えば、狭いリビングに不満があれば、間仕切り壁を撤去して、広々としたLDKに拡張することができます。その他、門から遠くて使い辛かった玄関の位置を変えたり、庭の一部に新たな部屋を増築したりといったことも可能です。
2.水回りの設備を一新
生活の質に大きく関わってくるトイレや浴室、キッチンなどの水回り。そのため、老朽化や使い勝手の悪さなどが気になりやすい部分ですが、リフォームによって一新できます。具体的には、トイレを最新式のものに変更したり、ユニットバスを導入して浴室を快適にしたり、古いキッチンからシステムキッチンに取り換えて利便性を向上させたりなどが可能です。
3.自宅のバリアフリー化
高齢者との同居や、ご自身の老後に備えてバリアフリー化を行うことができます。玄関の上がり端にスロープを設置し段差を解消したり、転倒防止用の手すりの設置、力のいらない引き戸への変更をしたりなどがその具体例です。
意外な落とし穴!?1階だけリフォームの際の注意点
リフォームの後で「こんなはずじゃなかった」と後悔しても後の祭り。そんな事態に陥らないために、1階だけのリフォームの際に、特に注意すべきポイントをご紹介いたします。
1.耐震対策はきっちりと行おう
とくに間取り変更を伴うような大規模なリフォームでは注意が必要です。間仕切り壁を撤去した結果、住宅の耐震性能が低下する恐れがあります。実際に、無理な間取り変更を強行し、耐震性能を大きく落としてしまった事例も報告されています。リフォーム後の耐震性について事前にリフォーム会社に確認するようにしましょう。
2.増築リフォームにはご用心
住宅の狭さに対する不満を手っ取り早く解決できる増築リフォームですが、自治体の定める建蔽率の上限によっては、不可能なことがあります。また、床面積にして10平方メートル以上の増築を行う場合、自治体に確認申請が必要になる点にも注意が必要です。併せて、固定資産税が上昇する可能性がある点も留意しておきましょう。
3.補助金申請はお早めに
リフォームに対して補助金を出している自治体は多く、利用を考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、こうしたリフォーム補助金は自治体の予算内で運用されているので、上限に達し次第、申請が締め切られます。リフォーム補助金の利用を希望している人は、自治体のホームページをチェックし、できるだけ早めに申請を行うようにしましょう。
快適な住宅にリフォームした事例をご紹介
1階のみのリフォームで、これまでの不満や問題を解決した事例を2つご紹介します。ぜひ参考にしてください。
1.老後に備えて1階だけをリフォーム
将来的に階段での上り下りが辛くなると見越して、あえて1階だけをリフォームしています。特徴的なのは、1階だけで生活できるようにしていること。実際に、水回りを一か所にまとめて利便性を強化し、狭くて暗かったリビングは拡張し明るく居心地の良い空間に仕上げています。また、部屋を仕切る扉は力のいらない引き戸に変更し、浴槽や廊下には手すりを配するなど、将来の生活に対する配慮も施されています。
2.使いやすさを求めて1階を全面リフォーム
家族構成の変化に合わせて、間取りを大きく変更しています。リビングとダイニングから間仕切り壁によって隔絶されていたキッチンは、壁を壊してLDKに統合。同時に、使っていない和室をなくし、リビングの拡張も行っています。水回りの設備も一新しており、トイレは最新のタンクレストイレに変更し、浴室にはシステムバスを採用、洗面台もよりサイズの大きいものに交換しています。
おわりに
生活の重点が置かれている1階部分をリフォームするだけでも、十分に快適な住宅にすることが可能です。全面リフォームに比べて、費用が安く、工期が短い傾向にあるのもポイント。興味のある人は一度、リフォーム会社に見積もりを出してもらってはいかがでしょうか?
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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