
徹底比較!全面リフォームか建て替えかどちらを選ぶ?
お住まいの建物が古くなったり、間取りや設備に不満を感じるようになったりしたとき、考えられる対処法は、主にふたつ。既存の住宅の間取りや設備を活かしつつ新たに住宅を改善する「全面リフォーム」と、既存の住宅を一度解体しそのうえで新たに住宅を建て直す「建て替え」です。よく比較に上がる両者ですが、実際はどちらがより良い選択なのでしょうか?さまざまな観点から全面リフォームと建て替えを比較していきましょう。
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違いは何?建て替えと全面リフォームとは
全面リフォームと建て替えのふたつの手法。両者の違いや特徴、メリットなどについてご説明します。
1.全面リフォームとは?
既存の住宅を利用できるのが、リフォームの特徴。思い入れの住宅を解体することなく、便利で快適な住宅に作りかえることができるのは、リフォームならではです。全面リフォームは、読んで字のごとく、リフォームの範囲を住宅のほぼ全面に広げたものです。リフォームの範囲が広がるため、費用や工期はどうしてもかかってしまいますが、その分、より自由度の高いリフォームが可能になります。
2.建て替えとは?
既存の住宅を解体し、新たに住宅を作りなおすのが、建て替えです。ポイントは、基礎部分まで解体すること。基礎を残すのであれば、それはリフォーム扱いになります。建て替えのメリットは、基礎から作りなおすため築年数がリセットされ長期間居住が可能な点、耐震性や断熱性など現在の基準に沿った住宅に仕上げられる点などがあげられます。
自由度で比較!全面リフォームと建て替え
せっかく全面リフォームや建て替えを行うなら、より希望を反映させた住宅にしたいもの。自由度の観点で両者を比較していきます。
1.全面リフォームの自由度
全面リフォームでは、外観や内装などある程度自由に変更可能です。また、リフォームしたい個所としたくない箇所を区別したり、リフォームする箇所の順番を指定したりと融通を利かせながらリフォームできるのもポイント。うまくすれば、仮住まいの必要なくリフォームを行うことも可能です。反面、全面リフォームでは構造や間取りの変更は難しく、または可能であっても費用がかさんでしまいます。これは、リフォームの特性上、住宅の基礎部分には、修復や補強以外の手が加えられないためです。
2.建て替えの自由度
建て替えは、実質的に新築と変わりません。そのため、住み手の希望を可能な限り反映させることができます。住居内の間取りや外観はもちろん、耐震構造や耐火性能などにも拘りを持って設計できるのは、リフォームには無いメリットです。ただ、注意しておきたいのが、建蔽率と容積率。昔と基準が変わっているので、解体以前の住宅より狭い住宅になってしまうことがあります。
費用と工期で比較!全面リフォームと建て替え
全面リフォームか建て替えか。重要な判断基準になるのが、費用です。また、工事中は仮住まいが必要になることもあるため、工事期間についても知っておきたいところ。費用と工期の両面で、全面リフォームと建て替えを比較していきましょう。
1.全面リフォームの費用と工期
費用面で見ると、全面リフォームの方が安い傾向にあり、多くの場合、建て替えの70%ほどの費用でなされています。これは、建て替えとは違い、家の解体にかかる費用がなく、規模も小さい傾向にあるためです。例外は、構造躯体まで解体してリフォームするスケルトンリフォーム。かなり自由なリフォームが可能なのが特徴ですが、反面、建て替えに匹敵する費用がかかります。
建て替えに比べて工事の規模が小さい全面リフォームは、短い期間で工事を終えることができます。規模にもよりますが、多くの全面リフォームが3カ月以内で完工しています。
2.建て替えの費用と工期
一般的に建て替えは、全面リフォームに比べて費用が高くなる傾向にあります。それは、単純な工事費以外にも、既存住宅の解体や整地、仮住まいや引っ越しなどに費用がかかるためです。また、建て替え住宅には、不動産取得税や固定資産税、登録免許税などの税金も新築同様にかかってくる点にも注意が必要です。総額で見ると、新築を上回ることも少なくはありません。その分、資金計画はきちんとたてておきましょう。
建て替え工事は、規模が大きい分、どうしても時間がかかってしまいます。工期は3〜6カ月かかる場合が多く、なかには年をまたいでしまったケースもあります。
おわりに
全面リフォームと建て替えを比較すると、どちらも一長一短。一概にどちらが良いとは言えませんので、ご自宅の状態や予算、希望なども鑑みて判断するようにしましょう。また、リフォーム会社に見積もりを出してもらうのもおすすめです。詳しい費用や工期が分かれば、具体的な計画が立てやすくなり、判断もしやすくなるでしょう。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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