
中古リフォームと新築、どっちがおすすめ?メリット・デメリットまとめ
住まいの購入を計画する際に、誰もが考えることがあります。それは「新築にするか中古リフォームにするか」です。もちろん、予算が限られていないのであれば、悩むことなく「新築」を選ぶことでしょう。予算に限りがあるからこそ、どちらにしたらよいか迷ってしまうものです。ここでは、新築の注文住宅と中古リフォームのメリット・デメリットを具体的にまとめてみました。どちらにしようか迷っている際の決め手になる要素がこの中に必ずあるはずです。選ぶ際のポイントも合わせてチェックしていきましょう。
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- 新築のメリットとデメリット
- メリット1.設計の自由度が高い
- メリット2.目に見えない下地や構造部分も新しいため安心できる
- デメリット1.建築費がリフォームと比べて割高になる
- デメリット2.建て替える場合、解体費用や廃材処分費用が発生する
- 中古リフォームのメリットとデメリット
- メリット1.新築よりも費用が抑えられる
- メリット2.既存の家の面影を残すことができる
- メリット3.建物が実在するため、周囲の状況や景観をイメージしやすい
- デメリット1.構造によっては間取りが希望通りにならないこともある
- デメリット2.耐久性・耐震性に不安が残る
- どっちがおすすめ?中古リフォームか新築かを決めるポイント
- 1.リスク重視で選ぶなら新築、予算重視で選ぶなら中古リフォーム!
- 2.一から住まいを構築したいのか、それとも既存の住まいを蘇らせたいのか
- おわりに
新築のメリットとデメリット
まずは、新築のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
メリット1.設計の自由度が高い
新築の注文住宅の場合、ゼロの状態から建物を建築していくことになります。設計にほとんど制約がなく、好みの間取りや設備環境、内装など希望通りの住まいを実現させることができるため、設計の自由度が高いことが大きな魅力です。イメージする理想の住まいを設計士とともに具現化し、それが形になった時の喜びは、新築の注文住宅ならではの醍醐味と言えるでしょう。
メリット2.目に見えない下地や構造部分も新しいため安心できる
新築の良さは、外装や内装など見た目が新しいことはもちろんですが、目に見えない下地や構造部分も新しいため、大きな安心感があります。近年は耐久性が高い住まいの構築がスタンダード化してきており、昔に比べるとはるかに強度の高い住宅が増えてきました。大きな地震といった災害を想定すると、やはり下地や構造部分への劣化が懸念される中古住宅に比べれば、何もかもが新しい新築住宅の方に軍配が上がります。
デメリット1.建築費がリフォームと比べて割高になる
新築の注文住宅は、設計の自由度が高い分こだわりが生じやすくなり、結果的に建築費用が高くついてしまいがちです。最近は「ローコスト住宅」のように費用を抑えて家が建てられることを売りにしているものもありますが、蓋を開けてみるとオプションの選択肢が多く、結局一般的な注文住宅と費用がほぼ変わらないといったケースもあります。
デメリット2.建て替える場合、解体費用や廃材処分費用が発生する
既存の住宅を取り壊して建て替えを行う場合、解体費用や廃材処分費用が別途かかることを覚えておく必要があります。建築費用だけ意識していたら、解体工事費用が想定外にかさんで予算オーバーしてしまった…ということにならないように注意しましょう。
中古リフォームのメリットとデメリット
次に、中古リフォームのメリットとデメリットをご紹介します。先述した「新築のメリットとデメリット」と比較しながらチェックしてみてください。
メリット1.新築よりも費用が抑えられる
費用がリーズナブルであることが、中古リフォームにおける最大のメリットと言っても過言ではありません。一般的に、中古リフォームは新築の70~80%に費用を抑えられると言われています。費用を抑えつつ、予算に合わせてある程度希望通りの内装や設備に変えることができることが、中古リフォームの魅力と言えます。
メリット2.既存の家の面影を残すことができる
既存の住まいをリフォームする場合、思い入れのある柱や梁を残すなど、面影をそのままにしながらも間取り変更や内装・設備機器の交換によって新しく快適な住まいへと生まれ変わらせることができます。親から譲り受けた住宅を大切に守っていきたい、といった場合に中古リフォームは最適です。
メリット3.建物が実在するため、周囲の状況や景観をイメージしやすい
既存の住まいをリフォームする場合でも、新しく中古物件を購入してリフォームする場合でも、すでに建物が存在しているため、リフォーム計画時に周囲の状況や景観をイメージしやすいといったメリットもあります。
例えば、新築注文住宅の場合は、それぞれの部屋の陽の入り方・風の通り方を具体的に計算して設計することは難しく、実際に住んでみてから、周囲の建物の影になって思ったより陽が入らないことがわかるといったケースは多いようです。しかし、中古リフォームの場合はリフォーム前の住宅からそういった予想がしやすいため、陽当たりや風向きなどを最大限に考慮した間取り設計が可能となっています。
デメリット1.構造によっては間取りが希望通りにならないこともある
中古リフォームの場合、いったんスケルトン状態にすることで間取り変更を伴うリフォームが可能です。ただし、構造上の問題により、希望する間取りが実現できない場合もあります。間取りにこだわりがある場合には、その間取りを実現できるかどうかを事前に確認して物件を決める必要があると言えるでしょう。
デメリット2.耐久性・耐震性に不安が残る
中古リフォームの場合、見た目的には新築同様になっても、見えない部分に劣化や損傷がある可能性や、スケルトン状態に解体してみたら思ったより基礎部分の傷みが激しく、追加工事費用が大きくかかってしまうこともあります。
特に注目すべきは、耐震性です。例えば1981年6月以前に建てられた物件の場合、新耐震基準に基づいていないため、耐震性がかなり低いと言えるでしょう。そういった耐震性に不安がある住宅の場合、リフォームよりも建て替えの方が適している可能性が高いため、注意が必要です。
どっちがおすすめ?中古リフォームか新築かを決めるポイント
これまで、新築と中古リフォームそれぞれのメリットとデメリットを見てきました。それぞれの魅力や懸念点はわかるけれど、結局どっちにしたらいいかわからない…という方のために、選ぶ際のポイントを最後にご紹介しましょう。
1.リスク重視で選ぶなら新築、予算重視で選ぶなら中古リフォーム!
やはり、中古リフォームは既存の枠組みを利用するため、新築に比べると耐久性におけるリスクは大きくなります。リスク重視で選ぶなら、新築が断然おすすめです。
それに対して、予算を最重視したいのであれば、中古リフォームをおすすめします。仮に同じ内装・設備機器を選んだとしても、新築に比べると工事費用が格段にリーズナブルだからです。
2.一から住まいを構築したいのか、それとも既存の住まいを蘇らせたいのか
何も制約がない状態から理想の住まいを実現させたい場合は、新築を選びましょう。自由度が高いため、とことん自分仕様にこだわることができます。
一方、愛着のある既存の住まいを新しい形へと蘇らせたい、古い物件ならではの良さを活かしてリフォームしたいという場合には、中古リフォームが適しています。どのように住まいを構築したいのかによって、新築か中古リフォームかを選ぶという方法もおすすめです。
おわりに
新築か中古リフォームか、決断するのはなかなか難しいことです。しかし、何を重視したいのかを突き詰めていけば、おのずとどちらが自分にマッチするかが見えてくるでしょう。
予算重視で中古リフォームを選ぶ場合、信頼のおける業者選びができるかどうかも成功を決める大きなポイントとなります。まずは一括見積もりサイトを利用して、効率よく優良業者を探すことをおすすめします。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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