
築100年!伝統ある古い家をリフォームする時のポイント・注意点は?
築100年を超える住宅が、今も国内のあらゆる地域に現存しています。大きな戦争や度重なる災害を乗り越えてきた、ある意味貴重な財産ともいえるでしょう。そんな家を後世に残し、これからも大切に住んでいきたいと考える方も多いはずです。そこで今回は、築100年の住宅をリフォームする時のポイント・注意点についてご紹介しましょう。
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築100年住宅をリフォームする時のポイント
まずは、築100年の住宅をリフォームする時に押さえたいポイントを知りましょう。特に何に配慮し、どんな工事を優先的に行ったらよいかを頭に入れておくだけで、プランも立てやすくなるでしょう。
1.「断熱・耐震・間取りの見直し」が、現代で暮らせる古民家を造るポイント
築100年の住宅ともなると、断熱性などはほぼ考えて作られてはいないでしょう。また、建物の耐震基準も存在しなかった時代です。断熱リフォームを屋根・壁・床の各所から行うことと、耐震補強は必須と考えられます。旧来の伝統工法では風通しの良さに重点が置かれていますから、断熱性を高めるとともに気密性を向上させる改修も大切でしょう。
また、この時代の間取りは6畳の和室が多数設けられるなど、核家族で暮らすようなケースでは使いにくいことが多いでしょう。間取りを現代のライフスタイルに即して見直すことも、これからの暮らしやすさのために検討してみましょう。ちなみに、間取りの変更で間仕切りが減らされると、棟全体の軽量化につながり、耐震面でも有利になることがあります。
2.材料の入れ替えは慎重に
100年を超えて現存している家は、構造部分や建具などの建材にも当時としては良いものが使われているケースが多いはずです。たとえば地元産の木材など、今では貴重で入手も難しいものが多くあるかもしれません。強度があり、腐食にも強いヒノキの木材などは100年以上の使用に耐えうるともいわれています。
また、内装や建具などにおける伝統工法ならではのしつらえは、現在の建築技術で再現できないものも多数あります。このように、材料を新しく入れ替えればよいともいえないケースが古民家では多いですから、材料を入れ替えるか再利用するかは慎重に検討しましょう。
築100年の住宅リフォームの注意点
古い住宅のリフォームには、古いなりのリスクもあります。しかし、それらも計画や準備次第で克服ができますから、構想段階でしっかり考慮しながら具体的なプランにつなげていきましょう。
1.期間や費用はかなりかかる。予算や工期に余裕をもって
リフォームの場合、建て替えるより安く済むというメリットに注目しがちですが、古民家の場合そうとは限らない場合が多くなりますので注意が必要です。先に述べた耐震・断熱リフォーム工事も在来工法の住宅に比べて大がかりになる場合が多くなります。また、既存の材料を再利用する場合でも洗浄や補修など付帯作業の手間がかかります。ケース次第では新築と同等か、それ以上の予算が必要になるかもしれません。
また、計画段階での住宅診断や材料の選定、工事に入ってからの部材補修や基礎・構造部分の大がかりな補強など、一般のリフォームよりは手間の多い工程を踏むことになります。したがって、工期も新築並みかそれ以上にかかってくる場合が多くなります。
2.リフォーム後もしっかりメンテナンスすることを心がけて
100年を超えて現存する住宅だけに、既存の状態でもしっかりと建てられた頑丈な物件である場合がほとんどでしょう。しかし、リフォームしたからその後はメンテナンス不要!というわけにはいきません。木造の住宅である以上、どんな場合でも腐食やシロアリ被害のリスクは伴います。
これまでの間も、丁寧に手入れをしながら暮らされてきた家であることでしょう。これからも長く住み続けることを考えるなら、リフォーム後も同じように定期的なチェックやメンテナンスを心がけて暮らし続けていきましょう。
おわりに
築100年を超える家になると、がらりと雰囲気を変えるリフォームよりは、既存の佇まいやしつらえを生かして現代の暮らしに合わせる改修を考える人が多いはずです。古民家のリフォームは、伝統工法を熟知した実績豊富なリフォーム会社に依頼することも大切。地元の業者さんをよく知らないという方でも、一括見積サイトを利用すれば多くのリフォーム会社へ1度で見積請求ができます。比較検討しながらのリフォーム会社探しも、ぐっと楽になるでしょう。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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