築45年リフォーム！傷みが出やすい箇所からみるリフォーム費用の相場はどれくらい？

築45年経つとリフォームを考えたい箇所の費用

まずは築45年経ったとき、リフォームを考慮したい箇所からみていきましょう。築年数によって傷みの度合が変化しますが、傷みを修復しつつもデザインや素材を変えることで、雰囲気を一新させることも可能です。

1.キッチン

築45年経つとほとんどの場合、キッチンなど水回りに傷みが生じます。キッチンリフォームの相場は、「30万円以下」と「31～150万円」に分かれます。30万円以下で施行されているのは、コンロなどの一部機器の入れ替えという比較的簡単なリフォームです。また、キッチンは水・ガス・電気・換気など色々な要素が関係してきます。築45年経っていても、このような箇所に問題がない場合は、30万円以下で抑えることができるでしょう。

31万～150万円の価格帯では、場所を変えずに古いキッチンを撤去しシステムキッチンにリフォームする場合です。システムキッチン自体の価格は25～30万円程度で、取替えの工事費用が25万円程度かかります。また撤去後の床や壁を補修しなければならない場合は、さらに費用がかかります。キッチン周りの状況をよく把握しておきましょう。

2.お風呂

お風呂リフォームの相場は、20～50万円程度です。築45年の家の場合、浴槽や給湯器を交換する必要がでてきます。浴槽交換だけの場合は、30万円以下でリフォームできるケースもあります。浴槽の交換と下地補修の工事費用の相場は15万円程度で、それに浴槽自体の価格がプラスされます。浴槽の素材によって価格に大きく差が出ますが、ベーシックなガラス繊維強化プラスチック製のものは、16万円程度です。

また、築45年などの古いタイプの家によく見られる給湯器も考慮しましょう。この給湯器はバランス釜と呼ばれ、室内に設置されているタイプです。浴室のスペースを広くとるために、給湯器を外に設置し大きな浴槽に変更する場合は、だいたい40万円のリフォーム費用がかかります。

3.洗面所

経年劣化が出やすい洗面所もリフォームを検討したい箇所のひとつです。築45年経った洗面所は、洗面台の劣化だけではなく床や壁にもリフォーム必要な場合が多く、全面リフォームすると30万円程かかります。洗面台自体の価格は10～15万円が相場です。一般的な1坪の洗面所だと、床と壁のクロスの張り替え工事費用は18～20万円でリフォームできます。

4.廊下

廊下部分も経年劣化が出やすいことが挙げられますが、比較的簡単にリフォームすることができ、雰囲気も明るくなり清潔感がでるためおすすめです。20万円以下であれば、廊下のクロスの張り替えや、壁に収納スペースを作ること、また手すりの設置などを行うことができます。廊下の段差解消のバリアフリーリフォームもこの価格帯で施工できることが多くあります。

全体の相場はどれくらい？

築45年のリフォーム全体の相場としては、500～1,000万円程の費用がかかるでしょう。理由としては、傷み具合がより進んでいる場合が多く全面リフォームするケースが多いためです。また、リフォーム途中で土台部分や柱部分など見えなかった箇所の修繕が見つかり、別途費用がかかる場合もあり、そのぶん当初より費用がかかることもあるでしょう。

事例から見る！築45年の平屋をバリアフリーリフォームした場合の費用は？

築45年の平屋をバリアフリーリフォームした事例です。全面リフォームし、断熱材の使用やトイレを和式から洋式に変更し、また浴室もユニットバスに変更しました。また、床や廊下の段差をなくし、必要な箇所には手すりを設置。間取りに大きな変更はないものの、リフォームすることで安全さと清潔感がでて、より快適な住まいとなりました。費用は1,000万円程かかっています。

おわりに

築45年経ってリフォームを検討されるときは、現在の状況をよく把握することがポイントです。どの程度の傷みが出ているか、リフォームするならどの程度まで修復できるのかなど、一度リフォーム会社に見積りされることをおすすめめします。リフォームで住み慣れた家を快適な住まいへ大変身させましょう！

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