築25年の住宅をリフォームしたい!リフォームのポイントと費用・相場まとめ

築25年の住宅というと、これまで住宅のメンテナンスを全くしてこなかったという方はもちろん、以前リフォームをしたことがあるという方も再度リフォームを考えたい時期です。では実際に、築25年の住宅にはどんなリフォームが必要なのでしょうか?ポイントと費用・相場を合わせてご紹介します。

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築25年の住宅ってどんな状態?

築25年の場合は、リフォームしたことがある部分をメンテナンスするだけでなく、これまであまり手をつけてこなかった外壁や土台の部分にも目を向けなくてはなりません。見た目はもちろん、構造面や将来の暮らしまで見据えたリフォームが求められるのです。

築25年住宅に必要なリフォーム

大掛かりな工事が予想される築25年住宅のリフォームですが、中心価格帯は500〜1,000万円と高額。2,000万円近くかけて大規模なリフォームを行う方も少なくないようです。実際にどんなリフォームが考えられ、どこに費用がかかるのでしょうか?

1.水まわり

キッチン、トイレ、浴室といった水まわりのリフォームは、築15〜25年間が適正時期とされているため、25年はリフォームのリミットと言っても良いでしょう。まだ一度もやったことがないという場合は必ず行っておきたいところです。

使う頻度が高いからこそ、見た目や機能が古くなっていることはもちろん、床下などの構造部分にまで水が浸透していることも考えられます。特に配管は寿命が20年とも言われているため、十分に確認しておきたいところです。以下では、旧式の設備を交換・修繕する費用と、見落としがちな構造面のリフォーム費用を中心にご紹介します。

キッチン
・ブロックキッチンをシステムキッチンに交換…13〜22万円
・ビルトインコンロの交換…16〜22万円
・ガスコンロからIHコンロへ変更…10〜24万円
・床下の修繕と湿気対策…16〜19万円

トイレ
・便器本体の交換…5〜10万円
・暖房温水便座付き便器への交換…10〜20万円
・タンクレス、全自動洗浄など高機能な便器への交換…20〜30万円
・水道配管、排水配管の交換を含む便器交換…50万円前後
・和式トイレを洋式トイレへ交換…23〜40万円

浴室
・ユニットバスの交換…70〜200万円
・在来工法の浴槽からユニットバスへの交換…100〜200万円
・在来工法の浴槽から在来工法の浴槽への交換…100〜500万円
・給水器の交換、配管工事…10〜50万円

2.外壁リフォーム

築20年までは、主に内装のリフォームに目を向けることが多いですが、25年ともなると外装のメンテナンスにも同じくらい気を配らなくてはいけません。外壁を塗り直すだけでも家の印象ががらりと変わるため、壁の色が退色してしまっているという場合は、ぜひとも行っておきたいところです。

・外壁塗装…70〜140万円
・屋根塗装…30〜50万円

3.バリアフリーリフォーム

また、これまで住んでいた家をリフォームする際に考えなくてはならないのが、今後のライフスタイルです。長く住み続けることを考えると、親や自分自身のためにも、バリアフリーのリフォームを行っておくと安心でしょう。

・階段やトイレに手すりを付ける…1.5〜4万円
・開き戸を引き戸にする…11〜15万円
・玄関にスローブをつける…40万円前後

4.間取り変更

前述のバリアフリーリフォームと合わせて考えておきたいのが、間取りの変更です。25年前に建てられた住宅は、面積の狭い部屋がたくさんあるという傾向があります。不要な壁をなくして一部屋を大きくしたり、キッチンを広くしたりしておけば、利便性がぐっと高まります。

・リビングとキッチンの壁を撤去してカウンターキッチンへ…35〜45万円
・隣の部屋とつなげてリビングを拡張…15〜40万円

リフォームの際はこんなところに注意!

築25年の住宅になると、歴史が長い分、リフォームも慎重に行わなければなりません。事前に注意しておきたいポイントを見てみましょう。

1.費用がかさみやすい

築25年になると、あらゆる部分に修理・交換が必要となります。また、これまでにリフォームを行ったことがある場合でも、思わぬところに劣化が生じている可能性が考えられるため、安心はできません。思わぬ出費が予想されるため、優先順位をはっきりさせておき、費用にもゆとりをもって計画することが大切です。

2.ホームインスペクションで家の状態を確認

綿密に計画を立てていても、実際に工事が始まったら、床下や設備の面に思わぬ追加工事が発生する可能性があります。不足の事態を極力防ぐためにも、リフォームを行う前にホームインスペクションを行い、家の状態を徹底的に調べてみると良いでしょう。

おわりに

マンション、一戸建などの建築様式を問わず、築25年の住宅には全体的にリフォームが必要となります。これから先も大切に住んでいける家を作るためにも、まずは行いたいリフォーム部位と将来の生活をしっかりと思い描いた上で、計画を立ててみましょう。一括見積もりサイトを利用すれば、リフォーム箇所が多い場合でも効率的に費用を調べることができるでしょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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