マンションリフォームの時は、ご近所に挨拶するべき？手土産は必要？

挨拶のタイミングと出向く件数、挨拶時に伝えること

挨拶に伺うタイミングは、たとえ遅くなっても工事開始の一週間前までには済ませておきましょう。工事の日程がご近所さんの予定に影響する可能性も考えるなら、できればもっと早めの方がよいかもしれません。平日は留守にしてしまうご家庭も多いと考えられますから、土曜か日曜の午前中などに訪ねるとよいでしょう。

もし、訪ねてみて留守だった場合には、挨拶文などでお伝えするのもよい方法です。逆に、書面で伝えられる方が日程などをあとから確認できるので助かるという方もいます。直接出向き、大事なことは書面に書き起こしたものを持参して顔を合わせたら挨拶がてら手渡しするのが最も確実な方法かもしれません。

挨拶の際に、伝えておきたい主な要件は以下のとおりです。

・リフォームにかかる期間・日程
・リフォーム内容(例：床の張り替えなど)
・リフォーム工事を行う曜日や時間
・施工業者やリフォーム業者などの連絡先

特に、日程や工事を行う時間などは必ず詳細に伝えておくとよいでしょう。たとえ工事による騒音や振動が多少発生しても、その時間帯や日にちなどが把握できていればご近所さんの心証もだいぶ良くなることがあるともいわれています。

なお、挨拶に伺う軒数ですが、基本的には両隣2軒と上の階、下の階の2軒、計4件のお宅を訪ねるケースが最も多くなります。大きな振動や音が出そうな工事を伴う場合などは、上下階のお宅の両隣まで含めて計8軒を訪ねるケースもあります。また、エレベーターを使用して工事する場合は、同じ階の自宅からエレベーターまでの廊下沿いにある家の全てを回ることもあります。

挨拶時の手土産について

挨拶で手土産などを持っていく必要があるかどうかは悩むところでしょう。もし持っていく意志があれば、先方さんが負担に感じない程度の金額の物が望ましいとされています。「手土産まで持参する必要はない」という方もいますが、こればかりは慣習によってさまざまですから、事前に親しい人へ聞くなどして判断するのがよいでしょう。

手土産は軽くかさばらず、どこのご家庭にいくつあっても迷惑にならないものがよいでしょう。具体的には菓子折やお茶、日用品の消耗品などがよく選ばれています。1～2日で完了するような工事では必要ないかもしれませんが、工事が長期にわたる場合や大きな音や振動を伴う工事がある場合は、念のため何か手土産を持参して挨拶するケースが多くなります。

ちなみに、施工業者さんやリフォーム業者さんによっては、ご挨拶用の手土産を用意してくれる場合もあります。あらかじめ、業者さんにはご近所さんへ挨拶に伺いたい旨相談しておくとよいでしょう。

とはいえ、マンションのリフォーム工事でご近所さんとのトラブルを防ぐにはやはり、駐車場を含めた共用部分の適正な利用や、業者さんの対応の良さが1番の決め手といわれます。特に「工事車両の駐車位置」や「職人さんたちの雑談や喫煙などのマナー」、「職人さんと顔を合わせた時の挨拶など対応の良し悪し」についてはご近所さんも敏感になります。事前にマンション管理会社やリフォーム業者にも要望を伝え、工事そのものがスムーズに行われるよう取り計らってもらうことも大切でしょう。

おわりに

工事が決まってから挨拶へ行くことも大切ですが、以前からお住まいのマンションをリフォームする場合などは、やはり日頃からご近所さんと円滑な人間関係を築いておくことが重要といえるかもしれません。また、事前の挨拶などの計画についても親切に協力してくれる業者さんが増えていますから、わからないことがあれば相談しながらプランを立てましょう。優良リフォーム業者さんを探すには、一括見積の利用もおすすめ。厳正な審査を経て厳選された全国の業者さんから、お住まいの地域やお悩みにぴったりの業者さんを見つけられます。

もっと具体的なリフォーム・リノベーション費用について知りたい方は、厳選された複数リフォーム業者での価格見積もりを無料で徹底比較できる、リフォーム料金一括見積もりサービスをお気軽にご利用ください。