階段の位置は変えられる!リフォームを成功させるためのポイントを教えます

階段の位置を変えるリフォーム方法を解説。さらに、リフォームをする前に知っておきたい注意点や、事例もまとめています。まずは記事を参考に、自宅の階段は移設可能かを確認してみましょう!

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リフォームで階段の位置を変えたい。工事の規模や注意点は?

古民家の再生リフォームや狭小住宅のスケルトンリフォームなどでは、「階段の位置を変えたい」という相談はかなり多くなります。古い造りの家では、階段は「はしごの延長」のように扱われていることも多く、勾配が急で一段ずつの高さが高いなど、使いやすさに配慮されていないものも少なくありません。また、狭い家では居室から直接上り下りするような無理のある方法で設置されているケースも多く、冷暖房が効かないなどの切実なお悩みを持たれる方もいます。

しかし、実際に階段を大きく移動させようとすると、大幅な間取り変更を伴う大規模な工事が必要になります。また、強度や耐震性などに影響が出ないよう、壁や床の解体は慎重に行わなければなりません。したがって、リフォームで階段の位置を変える場合、大がかりな工事になることは確実と考えてよいでしょう。

ただし、比較的楽に階段移動のリフォームができる場合もあります。既存のロフトや吹き抜けになっている空間に、階段の場所だけ変えて架け替えるケースです。この場合、階段で占有される空間に配慮することは必要ですが、住宅の構造に影響を与えることなく階段の位置が変えやすい方法といえます。

なお、冷暖房に関するお悩みで階段の移動をされたい場合、階段の上階に架かる部分の位置は変えられなくても、階段の向きを途中から変えられることがあります。下階のスペースさえ取れれば、上がり口の位置だけを玄関などにうまく移動することで、悩みを解消できることもあります。

ちなみに、階段の位置を変えるリフォームを行う場合、工事期間中は上階の部屋が全く使えなくなってしまうことも少なくありません。仮住まいなどの確保が必要になることもありますから、準備段階でそれらを想定してプランを立てる必要があります。また、階段の位置変更だけなら建築確認申請は不要ですが、それに伴って居室の間取りや床面積などを変更した場合は、建築確認申請が必要になることがあります。

階段の位置変更リフォーム事例集

それでは、実際に階段の位置を変えるリフォームを行った例をいくつか紹介しましょう。

【事例1】2階・3階のスケルトンリフォームに伴い、ロフトへの階段を移設

ご両親が生活していた2階・3階の空間を譲り受けたため、全面をスケルトンリフォーム。間取りの変更は行っていませんが、吹き抜けの造成やシステムキッチンを大きく動かすなどの大規模改修をしました。それに伴い、3階への階段をリビング中央から吹き抜け側へ移設。3階は子供部屋とウォークインクローゼットにしましたが、ロフトのように2階とつながった空間としています。

【事例2】急で昇降が困難なリビングの一直線階段を、向きを変えて玄関に降りられるように

リビングから2階に上るようになっていた既存の階段は、一直線なうえに急で危険でした。そこで、途中から向きを変えて勾配を緩くすると共に、上がり口を玄関に移動。2階の下がり口の位置は変えていませんから、床の解体や造成など大がかりな工事は行わずに済みました。

【事例3】狭小住宅を2つに分断する中央の階段を、端へ移設して空間効率を改善

家の真ん中を一直線の急な階段が横切っているため、狭いうえにデッドスペースだらけ。全面リフォームを行う際に、思い切って階段の移設も行いました。急すぎて落ちてけがをするほど不便だった中央の階段を端に移設。上がり口は玄関ではなくリビングからとなってしまいましたが、階段の勾配も緩やかになり空間効率がアップ。お客さんから「テレビ番組のよう」と褒めてもらえるリフォームを実現できました。

おわりに

いかがでしたか?階段の位置を変えるリフォームは工事も大がかりでコストや手間も多くかかりますが、成功させて悩みが解消したときの喜びはその分大きいものとなります。まずは、ご自宅の階段が移設可能かどうかを確認することから始めましょう。構造確認はプロの仕事ですから、相談しやすく経験豊富な施工業者さんを見つけるのも大切な準備。一括見積を活用するなどして、優良業者さんとの出会いにつなげるのも、よい方法です。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

※賃貸物件の場合、退去の際に原状回復を行う義務があり、修繕費用が必要となる場合があります。必ず賃貸借契約書を確認の上で、家主や管理会社の許可を取ってから作業を行いましょう。

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