リフォームで玄関を移動！？大胆に改装してもっと住みやすい家に！

こんなお悩みを解決できる！玄関の移動

玄関の位置について以下のようなお悩みをお持ちの方は、玄関を移動することでお悩みを解決できるかもしれません。

■玄関が暗い
玄関の正面に移動できない遮蔽物があったり、日光を十分に取り入れられない方角を向いていたりすると、玄関が暗い印象になってしまいます。リフォームによって玄関を移動させることで、悩みの解決が期待できます。

■玄関の位置が不便
たとえば「玄関の位置が中央にあるため住まいが分断され、室内に十分な広さを確保できない」、あるいは「玄関が端にあるため、リビングやダイニングなど共有スペースから遠くなり不便」というお悩みもあるでしょう。玄関の移動は、間取りの不便を解決する有効な手段のひとつです。

■バリアフリーに対応できない
住宅のバリアフリー化のために、リフォームによって玄関の位置を変更する例は、近年増加傾向にあります。スロープを設けたいのに玄関のスペースが足りない場合や、今の玄関の位置では廊下が狭く車椅子の通行に不便な場合などは、思い切って玄関の位置を変えることで解決できるかもしれません。

リフォームで玄関を移動する前に知っておくべきこと

玄関を移動させてから後悔するようなことがあっては取り返しがつきません。そこで、玄関を移動する前に知っておくべき注意点をご紹介いたします。

■マンションではリフォーム自体が難しい
マンションにお住まいの場合は、玄関を移動するリフォームはできないと考えてよいでしょう。各部屋の玄関は「共有部分」に分類されているからです。たとえば、玄関の暗さがお悩みの場合、床のフローリングや壁のクロスを明るい色に貼り換えるなど、位置を変える以外のリフォームでお悩みを解決する方法を探ってみましょう。

■法規制には要注意
戸建ての場合、玄関の位置を変えるだけなら問題ありません。しかし、玄関の間口を広くすることが目的の移動だったり、他の部屋の間取り変更を伴ったりする場合は注意が必要です。新たに増やした床の面積が10平方メートルを超えるようだと、増築と見なされ建築確認申請が必要になるからです。また、同時に建蔽率にも注意しましょう。建蔽率の上限を超えるリフォームは違法と見なされてしまいます。

■建物の強度に影響が出る場合も
戸建て住宅でも、玄関の移動が構造上できないこともあります。たとえば、玄関の移動によって建物の強度に関わる壁や柱に影響を与える場合です。無理に移動すれば、建物の強度を大幅に劣化させ、資産価値をも下落させてしまいます。それでも移動する必要がある場合は、業者と綿密な打ち合わせのうえ、補強工事なども加えた大規模なリフォームを覚悟しなければなりません。

玄関を移動したリフォーム事例

ここでは実際に玄関を移動した事例をご紹介いたします。ぜひご参考にしてください。

■スロープ導入のために玄関の向きを移動
将来を見据え、玄関アプローチにスロープを設けたいという希望でしたが、玄関の目と鼻の先に駐車場があり、実現は困難でした。そこで、リフォームによって玄関の向きを駐車場と平行になるように移動し、スロープを設けるためのスペースを確保しました。

■玄関を南向きに移動し、日の当たる明るい印象に
日照時間の短い北向きの玄関ですが、正面にマンションが建ってしまったことでほとんど日が当たらない状態に。そこで、南向きにあった浴室と、玄関をそっくり入れ替えました。水回りの工事に加えて間取り変更も伴い、大規模なリフォームになりましたが、日当たりのよい南向きの玄関を実現できました。

おわりに

いかがでしたか？玄関の移動リフォームは大規模工事になりがちで、工程も複雑になることが多くなります。間取りの変更を伴う場合などは、特に大がかりな工事を想定しておかなければなりません。ご自宅の案件に合った詳しい工程や工期を知りたい方は、見積をとったうえで計画を立てるとよいでしょう。その際には、先に述べた注意点も踏まえ、施工業者さんとも綿密に打ち合わせをしておきましょう。

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