玄関の上がり框をリフォーム！来客からのお家の印象をアップさせよう♪

上がり框のリフォームのタイミング

■傷みが目立つようになった
家の中でも人の往来が激しく、またその分負荷もかかる上がり框は、家の中でもとくに傷みやすい場所のひとつです。放っておいたらシロアリに内部から食い破られてしまった例もあります。これは稀有な例ですが、上がり框は人の目に付く場所です。傷みが目立つようになったら、早めにリフォームを検討しましょう。

■バリアフリーに対応したい
高齢化社会といわれる日本においてバリアフリーの需要は右肩上がりに伸び、今後もその傾向が続くといわれています。上がり框の段差に違和感や、苦痛を感じるようになったら、段差を小さくするリフォームや、スロープの導入を考えるタイミングかもしれません。

■上がり框をおしゃれにしたい
人に見られる機会の多い上がり框は、見た目にも気を使いたいものです。従来の木材だけではなく、人工大理石や石材を導入することで、ご自宅の玄関に個性を持たせることができます。内容によっては、リフォームに関する規約があるマンションにお住まいの方でもリフォーム可能な場合があります。

上がり框のリフォームで気を付けるべきこと

リフォームしてから「こんなはずではなかった」と後悔しないために、上がり框のリフォームを計画するなら知っておきたい注意点をいくつかご紹介いたします。

■高さ
国土交通省が定める「バリアフリー住宅」の、上がり框の高さの基準は、戸建て住宅で18cm以下、マンションやアパートなどの集合住宅で11cm以下とされています。これ以上の高さがある場合、靴脱ぎ石や式台を設置することである程度はカバーできますが、やはり常時の上り下りに不便を感じることが多いかもしれません。

■上がり框の材質
上がり框は段差を超えて踏み込む負荷が常にかかる場所ですから、高い耐久性と強度が求められます。加えて、人の目に付く場所でもあるため、見た目にも配慮して選びたいもの。それらを満たす材質はある程度限られますが、木材では高級材であるケヤキや楓、木材以外では人工大理石や石材などがあげられます。

どのくらいかかる？工期と工程

上がり框のリフォームにかかる工期や工程が気になってくる方もいるでしょう。リフォームの方法や素材の選び方によって変わってはきますが、ある程度の目安をご紹介いたします。

■リフォーム框を使用する場合
リフォーム框とは、L字型の貼り換え用の框で、通常は既存の框に重ねるように貼り付けて使います。リフォーム専用に製品化されているので、デザインや材質が多彩なことが特徴です。また、重ね貼りするだけなのでリフォームは1日で終わる場合が多く、費用も抑えることができます。一方で、上がり框の段差を小さくすることはできません。逆に素材の厚み分の段差が大きくなることもありますから、段差に配慮したい場合は注意が必要です。

■バリアフリーにする場合
上がり框に対応するバリアフリーリフォームとしては、まずスロープ化があげられます。セメントで型から形成すると工期も費用もかかりますが、既製品のスロープを採用すればそれらを大きく抑えられます。ただ、スロープを作るには広いスペースが必要になるので、三和土の部分を狭くしてしまう場合があります。

■上がり框の段差を低くする場合
この方法は、上がり框単体のリフォームに留まらないことが多くなるため、工事が大がかりになります。玄関廊下の下地から組み直し、また玄関アプローチを見直す必要も出てくることもあります。そのため、1カ月以上の期間に工期が及ぶこともあります。

おわりに

家を訪ねるお客さんが最初に触れる場所である上がり框ですから、きれいで安全な状態を保っておきたいものです。上がり框のリフォームは単体でも可能ですが、同時にドアやアプローチなどのリフォームも行い、玄関に関する悩みをまとめて解決してしまうのもおすすめです。工期や費用に関しては、事前に見積をとって具体的な数字を知っておくのもよいでしょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。