玄関階段のリフォーム！より快適な住環境にするための情報を、事例を交えてご紹介！

どんなことができる？玄関階段のリフォーム

玄関前の階段リフォームではどんなことができるのでしょうか？代表的な例をご紹介いたします。

手すりをつける

玄関前の階段に手すりをつけることで、転倒を防ぐ効果が期待できます。ご家族の体力が十分なうちは必要性を感じないかもしれませんが、将来を見据えて取り付けておくのもよいでしょう。手すりの高さは、掴んだ時にもっとも力の入る85センチメートル前後を目安にするとよいとされます。また、「2段手すり」の採用をおすすめします。子どもの転落防止になりますし、ご高齢の方であれば下段の手すりの方が、具合がよい場合があるからです。

階段をスロープに

階段をスロープに変更するのも、玄関前の階段リフォームでは定番の手法です。スロープのメリットは、段差がなくなって自転車や車椅子の搬入が楽になること、階段に比べて足腰にかかる負担が少ないことなどがあげられます。一方で、スロープの導入には想像以上にスペースが必要になるというデメリットもあります。一般的に、快適なスロープの勾配をつけるには、高低差10センチメートルにつき1メートルの距離が必要になるケースが多いです。

階段の素材を変える

階段の素材を変えることで、玄関へのアプローチ部分の印象も大きく変えることができます。例えば、階段表面のタイルを暖かみのある木材に変えて、玄関アプローチに素朴で柔らかい印象を与えたり、逆にタイルに張り替えることで洗練されたイメージに変えたり、お好みやお住まいの住居に合わせたアプローチを作ることができます。

高齢者住宅改修費用助成制度を知っておこう

玄関の階段リフォームでは、高齢者住宅改修費用助成金の支給が受けられる場合があり、具体的には「手すりの取り付け」「階段のスロープ化」に適用されます。ご家族が「要支援・要介護」と認定されていること、住宅の住所がご家族の被保険者証の住所と同一で、ご本人が実際に居住していることを条件として、リフォーム費用の9割(上限20万円)までが助成されます。リフォームの前に、お住まいの自治体に確認しておくとよいでしょう。

玄関の階段リフォームの事例

ここでは、実際に行われた玄関の階段リフォームの事例をご紹介いたします。工期や工程についても可能な限りご紹介するので、ご参考にしていただければ幸いです。

玄関の階段に手すりをつけた事例

玄関前の階段が急なため転びそうになったことがあり、安全のために手すりを取り付けたいという要望のもと行われたリフォームです。実際の工事では、まず階段のタイルに支柱を差し込む穴を等間隔で開けていきました。穴開けが完了したら、支柱を差し込んでいき、最後に手すり部分を取り付けて完成です。工事は1日で完了できました。

玄関の階段をスロープに変更した事例

ご家族が車椅子を使用することになり、担当のケアマネージャーに相談の上、玄関の階段の一部をスロープにリフォームしました。既存の階段のうち、右半分を階段として残す計画のため、左側部分のみを撤去。木材で枠組みを作ってからコンクリートを流し込みました。総工期は約1週間でした。

玄関の階段をタイル張りからウッド張りにリフォームした事例

長年使っていたタイル張りの階段にひび割れや、汚れが目立つようになってきたためリフォームした事例です。今回は、既存のタイルの上から木製のパネルを敷き詰めていく簡単な方法で施工しました。リフォームにかかった工期は1日でした。

おわりに

玄関の階段のリフォームは、見た目をおしゃれにするだけではありません。手すりの設置やスロープへの変更など、高齢化社会といわれる日本の世相を反映したリフォーム事例も急増しています。そんな場合は、助成制度などにも詳しい施工業者さんに相談して計画を立てることがおすすめです。まずは一括見積を利用して、リフォーム相談から始めるのもよいでしょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。