リフォームでベランダを増築したい！気になるメリットや注意点をチェック

こんなお悩みを抱えている方にベランダの増築はおすすめ

ご自宅のベランダについて、以下のようなお悩みを抱えている方もおられることでしょう。いずれかに該当する方は、ベランダの増築を検討してみてはいかがでしょうか。

洗濯物を干すスペースが足りない
ベランダが洗濯物を干すスペースになっているご家庭も多いかと思われます。庭に十分な広さがない、庭自体がないなど場合、その重要性はさらに上がります。しかし、ベランダの空間には限りがあります。単純に洗濯物を干すスペースが不足している、あるいは家族が増えたことで洗濯物も増えそうなときなど、ベランダの増築を検討してみる価値があります。

新たなくつろぎのスペースが欲しい
ベランダは趣味のスペースとしての側面も持っています。家庭菜園やガーデニングを存分に楽しみたいとお考えの方なら、ベランダの増築はおすすめです。また、降り注ぐ太陽光の下で日光浴を楽しんだり、地域によっては天体観測を楽しんだりできます。

ペットの生活スペースを確保したい
現在ペットを飼っている方、あるいはこれからペットを飼いたいとお考えの方には、ペットの生活スペースについて悩んでいる方もいるのではないでしょうか？ベランダを増築すれば、お悩みを解決できるかもしれません。実際に増築したベランダをペットの生活スペースに割り当て、子犬を生犬まで育てた例もあります。ただし、落下防止の対策は確実に行っておきましょう。

意外な落とし穴？ベランダ増築リフォームの注意点

ベランダを増築リフォームする上で注意すべき点を3つご紹介します。

1. 建築確認申請が必要になる可能性がある
ベランダやバルコニーの増築は建築面積に算入されず、建築確認申請は必要ない場合が多いのですが、リフォームの規模や内容によっては例外的に申請が必要になることがあります。具体的な例としては、増築するベランダの床面積が10平方メートルを超える場合です。また、10平方メートル以下であっても、防火地域や準防火地域に指定されている地域の場合は、確認申請が必要になることもあります。いずれにせよ、見積段階で施工業者さんに確認しておくのが無難です。

2. 荷重制限に注意する
広くなったベランダでバーベキューをしたり、規模の大きい家庭菜園をしたりする際には、荷重制限を知っておく必要があります。制限を超えると、床が傷んで危険になることがあるからです。具体的な荷重制限の最低目安としては、1平方メートルにつき180キログラムまでとされています。用途によっては、荷重制限を引き上げる補強リフォームも検討しましょう。

3. 防水には気を使おう
ベランダは、10年に1度を目安に修理やリフォームが必要になると言われています。その周期を早めてしまう可能性があるのが、防水対策が十分でない場合です。せっかく増築リフォームしたのに、すぐに雨漏りやひび割れなどの問題が生じるのは困りもの。使用される床材に防水性能があるか、床や排水溝の勾配は十分であるかなど、計画を立てる段階から必ず確認しておくようにしましょう

工期と工程を事例から知ろう

ベランダの増築リフォームにかかる工期と工程が気になる方のために、事例を数点ご紹介いたします。

築5年の木造住宅のベランダを増築リフォーム
手狭になったベランダを広くしたいという要望のもとで行われたリフォームです。実際の工事は、まず足場を組み、既存ベランダの手すりなどを全撤去することからはじまります。次に独立基礎を打ち増していき、打ち増した基礎の上に柱を立てて、軸組を構成します。床はFRP防水構造とし排水のための勾配をつけ、増築したベランダを支える梁を2本置いて仕上げました。このリフォームでは並行して外壁塗装も行ったため、総工期は3週間かかりました。

狭いベランダを拡張リフォーム
狭くて降りるのが精一杯だったベランダを拡張リフォームした事例です。はじめは足場を組んで、既存のベランダを解体していきます。解体が終了すると、今度は外壁モルタルを補修し、ベランダの組み立へと移行します。最後にサイディング貼りを行ってリフォーム完了です。工期は約1週間でした。

おわりに

ベランダを拡張リフォームすることで、ベランダの狭さのお悩みを解消するだけではなく、日々の生活が豊かになる効果も期待できます。興味を持たれた方は、一括見積などを活用して1度見積を取ってもらうとよいでしょう。ご自宅に合ったリフォームプランも同時に知ることができます。

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