マンションの和室を洋室に！リフォームにかかる費用・相場の目安は？

マンションの和室を洋室へリフォームする費用の目安

マンションの和室をまるごと洋室に変えるリフォームにかかる費用は、約40～100万円が相場とされています。これは、畳からフローリングの張り替え、壁のクロス張り替え、押入れからクローゼットへの変更、建具の変更などすべて込みの価格です。相場に開きがあるのは、部屋の広さによって費用にも差が出るためと考えられます。

一般的に、和室→洋室へのリフォームは戸建て住宅よりマンションの方が費用はかかるといわれます。これは、床のリフォームをする際にマンションの管理規約で定められる「防音基準」を満たす必要があり、素材選びや工法に一定の制約があるためです。

マンションの和室→洋室へのリフォーム実例とかかった費用

それでは、実際にマンションで和室から洋室へのリフォームを行った例を紹介します。

■4.5畳の和室を洋室にし、隣のリビングとつなげたリフォーム
リビングの奥に設けられていた和室を洋室にし、リビングと一体となるようにしました。出入り口の障子を撤去してロールスクリーンで仕切れるようにし、床はリビングと同じフローリングに張り替えてバリアフリーとしました。押入れはクローゼットに替えています。壁のクロスをリビングに合わせて張り替えましたが、既存の間仕切り壁は変えず、間取りの変更は行っていません。工期は4日、かかった費用は約43万円です。

■6畳の和室を寝室として使うため洋室へリフォーム
和室を寝室として使うことになり、ベッドを置くためにフローリングの洋室へリフォームしました。床は隣のリビングに合わせたフローリングに張り替え、押入れは棚板を撤去しウォークインクローゼットに変更。出入り口の襖は洋風の引戸に替え、開放すればリビングとつなげて使えるようにしました。壁クロスを張り替える際に、1面だけ色を変えたアクセントクロスとし、開放感を出しています。後期は約2か月、かかった費用は約50万円でした。

■6畳の和室をオシャレな洋室にし、壁を撤去して間取り変更を行ったリフォーム
リビングの隅に設けられていた小上がりタイプの和室を洋室へリフォームし、間仕切り壁をすべて撤去しました。壁の一面には、デザインにこだわったアクセント壁と間接照明を造作し、スタイリッシュに仕上げています。押入れはクローゼットに変更しました。床は、隣のリビングと雰囲気を変えるために、あえて色違いの白いフローリングに張り替えています。工期は約1週間、かかった費用は約90万円でした。

■和室を洋室にし、隣の洋室とつなげて1部屋にするリフォーム
和室を洋室にリフォームして隣の洋室とつなげ、長方形の広い部屋としました。和室には床の間がありましたが、撤去してフラットなフローリング床に張り替えています。広い押入れはウォークインクローゼットに変更し、反対側にある別の洋室からも出入りできるようにしました。工期は約1週間、かかった費用は約60万円でした。

多くの事例を紹介しましたが、それぞれの費用を見てみると、相場のとおり40万円台から100万円弱までのケースが揃いました。やはり、間取りの変更を伴うリフォームは費用が高めになる傾向があります。また、デザインや雰囲気にこだわったリフォームの場合も、やはり費用は高くなります。ちなみに、ここでは紹介していませんが、分譲マンションを賃貸向けにリフォームする場合などでは、かなり費用を抑えて和室→洋室へ変えた例もあります(約40万円)。

おわりに

いかがでしたか？和室から洋室へのリフォームも、目的や部屋の広さ、間取り変更の有無によってかかる費用には差が出てきます。しかし、リフォームは定価のない買い物といえますから、内容が同じでも施工業者さん次第で価格が変わるのも事実です。業者さんを選ぶ段階から、しっかり比較検討をしてお得なリフォームにつなげましょう。一括見積を利用すれば一軒ずつ見積依頼をしなくても、無料で多くの業者さんにネット上から見積をとることができて便利です。

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