マンションリフォームの壁撤去費用・相場はどれぐらい?

今回は、壁撤去にかかる費用・相場について事例とともにご説明します。家を買って何年も生活していれば、家族構成やライフスタイルなどが変わっていきます。それに合わせて、壁を撤去して新しい部屋を作ることで、生活だけでなく気分も一新します。そんな壁撤去のための費用の相場をご紹介していきます!

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家族が増えたり、子どもがひとり立ちしたりと、時間とともに家族構成は変わっていきます。また、入居時は満足していた住環境に、不満を感じるようになることもあるでしょう。

スペースが限られているマンションであっても、リフォームによって壁を撤去すれば、上記のような悩みを解決できる可能性があります。しかし、大がかりな工事となるので、やはり気になるのは壁撤去費用でしょう。

そこで今回は、壁撤去にかかる費用・相場についてご説明いたします。

実はリーズナブル?壁撤去の費用

壁だけを撤去する場合、大工工事のみなので大きな費用はかからず、約3万円~8万円の費用で実現できます。しかし、これは壁を撤去するだけの工事にかかる費用です。実際に壁を撤去し、部屋を広げたり繋げたりすると、壁や天井の工事も同時に必要になることがあります。25万円~35万円ほどの予算があれば、壁や天井に手を加えることもできるでしょう。

また、撤去する壁にコンセントなど電気の配線があった場合は、別途電気系統の工事も必要になるため、70万円前後の費用が必要になることもあります。そのため、配線については事前に確認しておくことが望ましいでしょう。

「片方の部屋はきれいだから」と1部屋のみのリフォームを行う方も多いですが、一見きれいに見える内装も、新品と比べると見劣りしてしまうことがあります。そうなると、後日追加で工事が必要になる可能性があるため、事前に壁の色合いをしっかりと確認しておきましょう。

事例が知りたい!壁撤去のモデルケース

上記では壁の撤去相場をご紹介しましたが、それだけでは実態が掴みづらいこともあるでしょう。そこで以下では、実際に施工された壁撤去工事の概要と費用をご紹介していきます。

【事例その1】築10年のマンション。使わない和室を潰して開放的なリビングダイニングにリフォーム

和洋折衷スタイルの多いマンションですが、畳の敷き詰められた和室は、重い家具を置くと畳がへこんだり、置いた家具の安定感が欠けたりするなどのデメリットから、近年は扱いにくさを感じる方が増えてきています。これはそのような和室の壁を撤去し、隣のリビングダイニングを拡張するリフォームの事例です。

工事は、まず仕切り壁を撤去し和室とリビングを繋げるところから始まります。その後で、和室にあった押入れや床の間をクローゼットに改装し、畳もリビングと地続きのフローリングに交換、最後に壁のクロスをリビングと同一のものに張り替えて完成です。

費用は総額で32万円ほどでした。

【事例その2】築25年のマンション。2つの部屋を繋げて1つの部屋にするリフォーム

2つの部屋を仕切る壁を撤去し、1つの大部屋に間取りを変更する工事も、人気の高いリフォームです。今回ご紹介するのは、子どもがひとり立ちして不要になった子ども部屋を、統合するリフォームです。

2つの部屋は壁と扉によって仕切られていましたが、工事ではまずこの壁と扉を撤去します。撤去した壁の内部には電気などの配線があったので、使いやすい位置に移設します。壁はクロスを張り替えましたが、床の張り替えはせず、既存のフローリングに見切り材を入れることで床に残った跡を消しました。

全ての工程にかかった日数は10日で、費用は30万円弱となりました。

【事例その3】築5年のマンション。ひと昔前に流行った対面式から、オープンキッチンにリフォーム

滞在時間の長いキッチンを、より使いやすくするリフォームは、とても要望の多い案件です。今回ご紹介するのは、対面式からオープンキッチンへのリフォームです。

対面式でありながら、どこか暗いキッチン。その原因は、リビングからの光を阻害していた垂れ壁でした。リフォームではその壁を撤去し、壁に付随していた吊戸棚を背面に移動させます。また、リビングダイニングのクロスを明るい色彩のものに張り替え、より明るい印象のオープンキッチンにしました。

水回りやインターフォンなど電気系統の配置交換は行わなかったので、工事は6日で完了し、総工費は25万円ほどでした。

おわりに

費用が高い印象が持たれている壁の撤去リフォームですが、それ自体の費用は10万円弱とそれほど高くはありません。しかし、事例を見てみると、壁の撤去と同時に壁や床、天井などの張り替えを行っているケースが大半となっており、総工費は10万円よりいくらか高めになっています。

そのため、単に壁を撤去するだけでなく、ほかにどのような工事が必要になるのかについて、事前に見極めておきましょう。また、一括見積を上手に活用して、適正な価格でリフォームを行いましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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