古いキッチンを自分でリフォームしてみよう！おしゃれに仕上げるコツや注意点を紹介

古いキッチンをリフォームする前に確認したいポイント

おしゃれで使いやすいキッチンを手に入れる第一歩として、現状を把握することから始めましょう。収納や壁、床などのリフォームしたい箇所とDIYの方法を決めてから、無理のない予算を定めてください。

賃貸物件の場合は勝手にリフォームができない

持ち家の場合は問題ありませんが、賃貸物件は退去の際に原状回復を行う義務が生じることから、規約や契約内容によってリフォームが禁止されている場合があります。

必ず賃貸借契約書を確認し、家主や管理会社に相談した上で作業を行うようにしてください。

問題点を整理してから方向性を決める

たとえば「収納扉が黄ばんでいるので清潔感が足りない」「ゴミ箱の設置場所が離れているので使いづらさを感じる」というように、浮かんだ問題点を洗い出して具体化してみましょう。

問題点が整理出来たら、今度は「明るくて清潔感のある白」「高級感があり華やかな大理石柄」「ナチュラルで温かみのある木目調」などカラーや雰囲気の方向性を決めてみてください。購入すべき材料や完成イメージが想像しやすくなり、モチベーションも高まるのではないでしょうか。

また、扉や床などリフォーム箇所の寸法を測ってメモしておくと、せっかく購入した材料のサイズが合わなかったり、途中で足りなくなったりするといった失敗を未然に防げます。

予算を決める

材料を購入する前に、使うことのできる予算をあらかじめ決めておき、そこからリフォーム箇所ごとの大まかな材料費を割り振っていきましょう。

特にDIY初心者の人は、リフォームに使う道具の購入費も予算に含める必要があります。

必要な道具を確認する

以下は寸法を測ったり、リメイクシートを切ったりするためにDIY初心者でもよく使う道具です。

ほかには釘を打つためのハンマー、傾きを調べるための水平器（スマートフォンアプリでも可）、電動ドライバーなどもあると便利なので、必要に応じて揃えてください。

配管や電気系統は専門知識が必要になることも

水回りの配管工事やコンセントの移設などの電気工事は、資格が必要な場合があります。専門知識が必要となる工事を無資格で行うと、予期せぬトラブルや事故が発生する危険をともなうだけでなく、違法行為になる恐れがあるので注意してください。

古いキッチンの扉にはリメイクシートを貼ろう

リメイクシートは表面の防水性が高く、裏面が粘着のシールタイプになっているので、DIY初心者でも使いやすいアイテムです。キッチン上下の収納扉にリメイクシートを貼るだけで、清潔感をアップさせつつ、毎日の料理が楽しくなるようなおしゃれ空間を演出することができます。

リメイクシートはどこで売っているの？

100均ではホワイトや木目調など、さまざまなカラーリングのリメイクシートが販売されています。

防火性や耐久性を重視する場合や、デザインにもっとこだわりたい場合は、各通販サイトで希望にぴったりのシートを見つけてみてください。

参考サイト：リメイクシート（ダイソーネットストア）
参考サイト：リメイクシート（Amazon）
参考サイト：リメイクシートの通販サイト【Harokka】

リメイクシートを収納扉に貼るときのコツ

最初に取っ手を外して平らにしておきましょう。

貼る際は、内側から空気を押し出すようにするのがポイントです。もし空気が入ってしまったら、指やプラスチック製のヘラ、スキージーなどを使って、シートの端に向かって空気を押し出してください。シートを平らにしながら、少しずつ空気を外に追い出すように動かします。

なお、弱粘性タイプは失敗してもカンタンに貼り直しできますが、強粘性タイプは貼り直しが難しい場合があるので、購入時にどちらのタイプか確認しておきましょう。

取っ手を変えると印象が大きく変わる

リメイクシートの柄に合わせて、取っ手を変えてみると仕上がりが格段にアップします。プラスチックだけでなく木や真鍮（しんちゅう）、ステンレスなど、材質で個性を出してみましょう！

上級者はペンキ塗りで仕上げてみよう

DIYが得意な人は、外した扉に下地材を塗ってからペンキで仕上げることもできます。その場合、はけやブルーシート、マスキングテープといった道具が別途必要です。

換気に気をつけて風通しを確保しつつ、なるべく晴れた湿度の低い日に行ってください。

古いキッチンはシンク下の上手な使い方を意識しよう

昇降式の吊戸棚がない場合、食器や調理器具の収納はシンク下のスペースに頼りがちです。シンク下を上手に使うことができれば、古いキッチンでも収納のストレスを大きく減らすことができます。

収納ラックは排水トラップがあっても設置できるタイプがおすすめ

『ニトリ』をはじめとするホームセンターでは、シンク下の排水パイプに対応した組み立てラックを取り扱っていて便利です。100均で販売している書類トレーや収納ボックスと組み合わせれば、さらに使い勝手よく整とんできます。

参考サイト：シンク下伸縮ラック（ニトリネット）
参考サイト：書類トレー（ダイソーネットストア）
参考サイト：収納ボックス（ダイソーネットストア）

食器棚が別にあるならゴミ箱がすっきり収まるスペースに

もし大きめの食器棚が別にあって、シンク下のスペースを持て余し気味なら、ゴミ箱を設置するのがおすすめです。

シンクと同じくらいの幅が確保できれば、燃えるゴミ用と燃えないゴミ用のゴミ箱を横に並べることができます。排水パイプに干渉しないサイズで、ニオイを防げるフタ付きのものを選びましょう。キャスター付きのタイプなら、さらに使いやすさを向上させられます。

ゴミ箱を隠したい場合、一枚布で目隠しのカーテンを作れば、見た目を損なうこともありません。

古いキッチンの壁や床もリフォームしてみよう

キッチンが古くなると、壁のタイルや床からも年数を感じてしまうことがあります。毎日使う場所だからこそ、使いやすさだけでなく明るい空間を目指した壁と床のリフォームを検討してみましょう。

シートタイプのモザイクタイルはDIY初心者の味方

壁用のモザイクタイルには、接着剤や目地材が不要でカンタンに貼れるシートタイプがあります。カラーバリエーションが豊富なだけでなく、本物の磁器を使ったシートも販売されており、DIY初心者でも本格的なデザインが可能です。

購入を検討するなら、サイズと枚数だけでなく、材質による耐熱性の有無もしっかりと確認しましょう。

参考サイト：モザイクタイル シート（Amazon）
参考サイト：フィルム・タイルの販売 スタイルダート

モザイクタイルの上手な貼り方

貼る場所の長さをメジャーで測り、中心に目印を入れたら、鉛筆と定規で垂直に線を引きます。中心線に沿って基準の1枚目を貼り、あとはタイルの目地がズレないように注意しながら、壁に沿って貼るだけでOKです。

タイルの上下左右には目地の付いている面と付いていない面があるので、向きを揃えて貼るようにしましょう。

タイルを切って使いたい場合は、ホームセンターやネット通販で販売しているタイルカッターを使うと、安全かつキレイに切ることができます。

キッチンマットをクッションフロア素材に変えて清潔に

繊維素材のキッチンマットを敷いている場合、どうしても汚れが目立ってしまいがちです。

定期的に洗濯するのもいいですが、クッションフロア素材のマットを敷けば、軽い拭き掃除だけでキレイにすることができます。清潔感を保ちたい人には非常におすすめのアイテムです！

古いキッチンのリフォームで悩んだらリショップナビに相談！

システムキッチンの交換や、電気工事を伴う場合は、専門知識がないと自分でリフォームするのが難しいです。『リショップナビ』なら、お住まいの地域ごとに、要望にマッチしたリフォーム会社を紹介してくれます。

リショップナビなら見積もり比較ができる

初めてリフォーム会社に依頼する場合、「悪質業者に余計な料金を取られてしまわないか心配……」「予算オーバーしたらどうしよう……」などと考えていませんか？

『リショップナビ』では厳しい業者加入審査を行っており、複数社の見積もりをカンタンに比較できるので、適正価格のリフォーム会社を探しやすいメリットがあります。また、業者は断られることに慣れているため、見積もり後の予算やイメージにズレがあるなら、契約せずに断りを入れてもまったく問題ありません。

古いキッチンをリフォームする場合のQ＆A

Q1. 収納扉の角にダメージがあり、リメイクシートが上手く貼れない場合の対処法はある？

A. アルミ製やステンレス製のL字アングルを使って傷んだ部分を上からカバーすると、キレイに仕上げることが可能です。

収納扉の角から水分が入り、フカフカになったりボロボロになったりしている場合は、L字アングルを使用してみてください。L字アングルはホームセンターで取り扱っており、両面テープやビスで取り付けます。

Q2. シンクやコンロを自分で設置すれば節約できる？

A. 建築時に取り付けられているビルトイン型でなければ、自分で設置できる場合があります。

ただし、シンクは天板とビス留めされていて外す難易度が高い場合があったり、排水の接続を間違えると水漏れが発生するリスクがあったりします。また、ガス管の接続が必須となるビルトイン型のガスコンロは、有資格者しか行うことができません。交換後の古いパーツを引き取ってもらえる場合もあるので、専門業者へ依頼するのがおすすめです。

効果的なリフォームでキレイなキッチンを手に入れよう！

たとえ古いキッチンでも、問題点を整理してからポイントを押さえたリフォームを行えば、それほどお金をかけずにデザインや使いやすさをしっかり向上させられます。

DIY可能な範囲をチェックして、洗練された自分好みのキッチンを作り上げましょう！

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2024年10月）に基づいたものです。
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※賃貸物件の場合、退去の際に原状回復を行う義務があり、修繕費用が必要となる場合があります。必ず賃貸借契約書を確認の上で、家主や管理会社の許可を取ってから作業を行うようにしてください。
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