壁面収納のリフォーム費用の相場は？方法＆事例別に徹底解説！

長く暮らしていれば、家の中にも荷物が増えていくものです。住み始めた時には「これで十分」と思っていた収納スペースであっても、「気付いた時には足りない…」といった状況に陥ることもあるでしょう。

収納リフォームの種類と、かかる概算費用

室内でごちゃごちゃしてしまいがちな本や小物などを、スッキリと片付けることのできる壁面収納は、効率的でコストパフォーマンスの高いリフォーム方法のひとつです。では、リフォーム業者に壁面収納のリフォームを依頼した場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか？

以下では、収納リフォームにかかる費用・相場について、方法別にご紹介していきます。

【方法その1】玄関などの小さな壁面に棚を作りつける場合

最も簡単な壁面収納リフォームが、「玄関に靴箱を作りつける」「脱衣所に洗濯・洗面小物棚をつける」といった、狭い空間の壁一面を使って収納スペースを作る方法です。これくらいの空間であれば、10万円台前半からリフォームすることが可能です。

【方法その2】リビングの壁一面にTV台を兼ねて収納を作りつける場合

これは、モデルルームなどでもよく見かける、広いリビングの壁一面が収納になっているパターンです。TV台やFAX台を兼ねている場合が多く、最近ではパソコンデスクを設置するケースも増えています。

ここまでのリフォームとなると費用もそれなりですが、完成品のユニット家具を固定するだけの工事であれば、10万円台半ば～40万円台ぐらいで実現できます。ただし、大型TV台をメインのスペースに据えた専用収納などを間口の広い空間に設置するとなると、そこにさらに20万円～30万円ほど加算され、総額では40万円～70万円ほどの費用が必要となります。

【方法その3】書斎や寝室などの壁一面を本棚にする場合

「壁を一面本棚にしたい」というリフォームの要望も多く、なかでも4～6畳ほどの書斎や寝室の壁を利用するケースが多くなっています。壁面の状態にもよりますが、完成品のユニットを固定する工事の場合は20万円台ほど、和室の押入れなど既にある収納スペースを改修して、書庫のようにするリフォームは少なくても15万円ほどの費用がかかります。

壁面収納でここまで変わった！事例と具体的な費用のご紹介

収納リフォームで成功した事例は数多く見られますが、中には費用面で失敗してしまった事例も見られます。以下では、失敗例も交えた事例をご紹介していきましょう。

【事例その1】マンションの壁一面にユニット棚を設置

これはひとり暮らしのマンションで、収納が少なく不便であったため、壁の一面にユニット棚を増設した事例です。役に立っていない採光面を一面つぶすことになりましたが、クローゼット程度の奥行きで30万円ほどの費用で実現できました。

【事例その2】リビングから玄関までの廊下スペースに大型棚を設置

5平方メートル以上の大きな空間を使い、コレクションなどをお客様に見てもらえるよう展示するスペースをオープン棚で作った事例です。スペースが大きいのとハイグレードな家具を選択したことで、費用は70万円ほどと高めとなりました。

【失敗例】途中で扉つきに変更したが、入れたい物とサイズが合わない

大型本などを収納するために、壁一面の収納リフォームをオーダーしましたが、災害などの不安から計画の途中で扉つきに変更。そのため奥行きの寸法が変わり、目当ての物が収納できなくなるという事態になりました。その上、費用も40万円から70万円にアップし、無駄な費用となってしまいました。

収納リフォームで失敗を避けるには、事前に収納したいもののサイズや量を確認しておくことが大切です。収納スペースの増設や構造を後で変えるとなると、上記の失敗例のように余計に費用がかかってしまうため注意しておきましょう。

おわりに

いかがでしたか？収納リフォームは比較的費用が高いため、失敗しないように事前にしっかりと計画しておくことが大切です。特に、収納するものが決まっている場合には、あらかじめサイズと量を細かく確認し、必要なスペースや構造を見極めておきましょう。

理想的なリフォーム像がある程度固まったら、一括見積もりを利用して費用面などを比較しながら、慎重に計画を進めていきましょう。

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