
広告を出さずに売却したい!ご近所に知られずにマンションを売る方法とは
いざマンションを売りに出したいと思ったとき、「家を売ろうとしていることをご近所に知られてしまうのでは……」と気になってしまうことがあります。人に知られたくない事情があったり、プライベートを詮索されることに抵抗があったりして、できれば内密に売却活動を進めたいと考える人は多いはずです。広告を出さずにマンションを売却する方法や、引っ越しまでご近所に知られず、ストレスフリーにマンションを売るポイントをご紹介します。
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チラシ配布やインターネット掲載を控えた売却もできる!
マンションを売却に出すと、近隣エリアに折込広告やチラシが配られるのが一般的となっています。その理由は、近隣の住人が1番のターゲットだからです。例えば子供が結婚・独立する場合に親元の近所で家探しをしたり、高齢者が戸建てを手放してマンションに住もうとする場合も住み慣れた地域で探したりするため、近隣に向けた広告が最も効果的なのです。
スムーズな売却に効果的とはいえ、近隣に広告を出してしまうとご近所に知れるのは時間の問題です。近隣のマンションが売りに出されていれば、興味を持って内容を詳しくチェックする人は多いのです。
インターネット広告も効果的な集客手段で、基本的には遠方から引っ越しを考えている人に有効です。こちらは興味のある人のみチェックする媒体のため、折込広告やチラシに比べるとご近所に知られにくいでしょう。ただし、裏を返せばインターネット環境さえあれば誰でも閲覧できるため、絶対安全とは言い切れません。
このように、広告を出してしまうと内密に売却活動を進めることは不可能です。では、広告を出さずに売却活動するなんてできるのでしょうか?
その答えは「YES」。仲介する不動産会社にもよりますが、どうしてもご近所に知られたくない!という場合にオススメな方法が2つあります。具体的にどのような手段で売却活動を進めていくのか、以下で詳しくご紹介しましょう。
<方法その1>買主候補をリストアップしてもらう
不動産会社が持っている顧客情報の中から条件に合う買主候補を見つくろってもらい、その候補に個別にセールス活動を行っていく方法です。場合によっては、不動産会社同士のネットワークにより、物件情報を内密に回してもらうこともできます。
【メリット】
広告を出さずに買い手を探せるため、ご近所に知られずにセールス活動できます。大々的に宣伝すると、ときには冷やかし程度の内覧希望者にも応じなければなりません。しかしこの方法なら不動産会社が最適な候補者を探してくれるため、本気で家を探している人のみを内覧に迎えられるというメリットもあります。
【デメリット】
宣伝を行わずに地道に探していくため、広告ありの場合に比べると時間はかかってしまうでしょう。不動産会社がもともと持っているリスト内から探すため、ちょうど条件がマッチする買い手が見つかればいいのですが、全く見つからない場合もあります。そうなると、買主候補が見つかるまでひたすら待たなければなりません。
売却を急いでいなければOKですが、なるべく早く売りたい場合はそう長く待っていられません。その場合は次でご紹介する手段に切り替えることをオススメします。
<方法その2>不動産会社に買取をしてもらう
不動産会社に依頼してマンションを売却する場合、不動産会社を通じて買い手を探す「仲介」が一般的です。しかし、実はもう1つ方法があります。不動産会社に直接「買取」してもらうことです。
これは、それまで使っていた車を中古車販売店に売るイメージに近いです。中古車販売店は、買い取った中古車をキレイに整備し、買取額よりも高額で販売します。これと同様に、マンションを買い取った不動産会社は、キレイにリフォームを行った上でしっかりと利益を出せるように物件価格を設定し、再販売するのです。
【メリット】
直接買い取ってもらうことで、買い手を探す必要がないため、ご近所に一切知られずに家を売ることができます。しかも、金額で折り合いが付けばすぐに売却手続きを進めることが可能です。平均すると、買取依頼してから3日~1週間程度で売却完了となり、買い取ってもらった金額を現金で受け取ることができます。
お金の面で大きなメリットは、「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」の免除です。仲介による売却の場合は、売却から1年以内に欠陥が見つかると、基本的には売主が修復義務を負います。欠陥の程度によっては、莫大な修繕費を支払わなければならないケースもあります。しかし買取の場合は、売却後にたとえ物件に欠陥が見つかったとしても、責任を問われることはありません。
また、仲介の場合にかかる「仲介手数料」が無料であることも買取ならではのメリットです。仲介手数料は「成約価格☓3%+60,000円(税別)」で算出され、例えば20,000,000円のマンションなら660,000円(税別)もの手数料を支払うことになるため、これを節約できることは大きいです。
【デメリット】
買取にはさまざまなメリットがありますが、1つだけデメリットがあります。それは、「売却価格が低くなってしまうこと」です。つまり、仲介で売るよりも安い金額で売ることになってしまうのです。
どれほど安くなってしまうのかは不動産会社によってさまざまですが、一般的な買取価格の相場は、通常の売却価格の60%前後とされています。つまり、市場の売却価格が20,000,000円のマンションの場合、買取価格は12,000,000円前後です。
なぜこんなに価格が低くなってしまうのかというと、不動産会社はその物件の再販時に売却が見込めそうな価格から、再販するにあたって必要なリフォームの費用や仲介手数料などの費用を差し引き、買取価格を出しているためです。そのため、仲介よりも買取の方が価格は下がってしまうのです。
上記でご紹介したメリットと比較した上で、仲介と買取どちらの方法で売却するべきか、慎重に検討しましょう。
まとめ
ご近所に知られずに売却を進めるには、広告を出さずに不動産会社の顧客リストから探す方法と、不動産会社に直接買い取ってもらう方法の2つが有効です。いずれにしても、小さな地元の不動産会社より、大手に依頼した方がスムーズでしょう。まずは「内密に売却活動したい」という売主の希望にしっかり耳を傾けてくれる不動産会社を探すことが大切です。
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