
マンションの売却に必要な準備とは?押さえておきたいポイントを紹介
マンション売却は人生で何度も経験することではなく、戸惑う人も多いのではないでしょうか。不動産会社と媒介契約をすると事務手続は全て代行してくれますが、希望価格の設定や書類の準備など、売主が行わなければならないこともたくさんあります。ここでは、マンション売却の際に必要な準備と期間の目安を詳しく紹介します。
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売却理由が明確なら売れやすい!
マンションを売却する際は、最初に売却の理由を明確に不動産会社に伝えましょう。中古マンションの購入を検討している人にとって、どんな理由で売却したのかは非常に気になるポイントです。
【マンション売却で多い理由】
・家族の増減や通勤・通学など、生活環境の変化
・離婚に起因する財産分与
・親から相続したが、自分が住めない
・まとまった資金が必要になった
立地条件や間取りを気に入ってマンションを購入しても、子供の成長や親との同居など、家族構成の変化で住みかえを選択する人は多くなっています。また、離婚や相続によって財産を配分したり、住宅ローンやクレジット返済などの債務超過を清算したりするために売却を決める人も少なくありません。
しかし、なかには物件そのものに事情があるケースもあります。売却する際に不利になる情報は隠しておきたいと思う人もいますが、どんな理由が当てはまるのでしょうか。
【事情のある物件】
・物件内で事故や事件が起こった
・土地や室内に欠陥を抱えている
・近隣の環境に問題が見られる
なかには殺人事件や自殺、火事が起こった物件、もしくは地盤や室内に問題がある欠陥物件、近隣住民とのトラブルや騒音、振動がある物件が売却されているケースがあります。こういった事情を抱えた物件は売却金額が下がって成約に至らないことも多く、売主側としては隠しておきたい情報です。
しかし、これらの事情は不動産を売却する際の重要事項説明であり、買主に説明する義務があります。もし、説明せず売買契約が成立したとしても、入居後に買主が事情を知ると契約解除になり、損害賠償を請求されるケースも少なくありません。トラブルを回避するためにも、売主は売却の理由や物件の情報を全て伝えた上で、販売計画を立てることが大切です。
販売価格・期間・値引きのタイミングを決めておこう
マンションを希望価格で売却するためには、いつまでに、最低価格がいくらなら売却するかというイメージを明確にすることがポイントです。売却までの目安として、スムーズに進めば事前調査で1ヶ月程度、物件の公開で2週間~3ヶ月ほど、契約後から引き渡しまで1ヶ月半~2ヶ月程度はかかります。買い手が見つかってからも手続きに時間がかかるので、買いかえ予定の方はスケジュールに余裕を持って準備しましょう。
販売希望価格は、複数の不動産会社に査定を依頼して相場を探っていきます。査定額など、最も自分が信頼できると思った不動産会社と媒介契約を締結すれば、いよいよ売却スタートです。
しかし、物件公開後数ヶ月以上経過しても売り出し価格のままでは売れ残ってしまいます。物件を探している人は、何ヶ月も掲載され続けている物件には問題があると思う傾向があるのです。3ヶ月を目安に、いくらまで値引きをするとあらかじめ具体的に決めておくことが大きなポイントです。
書類は早めに準備しておこう
マンションを売却するために、どの段階でどのような書類が必要かをまとめました。不動産会社に正式に査定を依頼すると必要になるので、用意できるものは早めに準備しておきましょう。
【不動産会社と媒介契約を結ぶ時に提出する書類】
・登記済権利証
・売買契約書(購入時)
・重要事項説明書
・建物図面、設備仕様書
・固定資産税納税通知書
・マンション維持費に関する書類
・マンション管理規約
・身分証明書と実印 など
媒介契約時には、不動産会社に物件の情報が分かる書類の提出が求められます。
【買主が見つかって、売買契約を結ぶ時に提出する書類】
・売買契約書
・登記済権利書
・身分証明書と実印
・印鑑証明書
・銀行口座通帳
・ローン残高証明書(住宅ローンを利用する場合) など
売買契約締結時には、売主に関する書類の提出を求められます。実印は共同名義の場合は名義人全員分のものを用意しましょう。銀行口座の通帳は代金を振り込むために必要な情報です。
【マンション引き渡しの際に提出する書類】
・印鑑証明書
・権利書
・委任状
・マンションの管理規約や設備の説明書 など
引き渡し時は移転登記のために必要な書類を提出します。権利書と3ヶ月以内に取得した印鑑証明書、司法書士に手続きを委任するための委任状などを用意しましょう。
スムーズに売却するためには、必要書類を準備していつでも出せる状態にしておくことが大切です。上記の書類リストは、絶対に必要な書類もあれば、条件に当てはまった人だけ提出する書類もあるので、事前に不動産会社に確認しておきましょう。
まとめ
マンションをスムーズに、希望価格に近い金額で販売するには、事前の調査や準備が大切です。相場価格や不動産会社の販売力をリサーチするほか、売却までの流れをイメージし、不動産会社と相談しながら販売計画を立てていきましょう。必要な書類を用意しておくとスムーズに契約を進めることができ、買主に誠意も伝わります。納得のいく手続きを行うためにも、万全に準備を整えておきましょう。
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