家づくりの盲点!キッチンカウンターやキッチン裏収納がリビングダイニングを狭くする

家づくりを計画中の方必見!
キッチンカウンターは本当に必要ですか?
キッチン裏収納は本当に必要ですか?
家具屋目線かもしれませんが、キッチンカウンターやキッチン裏収納を取り付けたことでダイニングテーブルが狭くなったり、ソファが小さくなってしまうことがあるのです。
キッチンカウンターやキッチン裏収納はたかが30㎝~40㎝
でもその30㎝~40㎝があれば
もう少し大きなテーブルが置けるのに・・・
毎日食事をするテーブルが大きくできるのに・・・
もう少し大きなソファが置けるのに・・・
家族みんなで寛ぐソファなのでもう少し大きなものがいいなぁ・・・
ということにならないようアドバイスをさせて頂きます。

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キッチンカウンターは本当に必要ですか?

インテリアショップBIGJOYではこれまで多くのコーディネート提案をしてきました。
その中で気づくことがあります。
注文住宅やマンションの場合に多いのですが
キッチンカウンターがついていたり、奥行きのあるオープン型のキッチン
キッチン裏の収納がついているせいで
ダイニングテーブルが小さいものしか置くことができない事例がありました。

こんな経験をすると
「キッチンカウンターは本当に必要なのでしょうか?」という問いを投げかけたくなります

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主婦にとってはキッチンは最も重要な場所のひとつ!?

家づくりの中でキッチンは主婦目線から考えれば、最も重要な場所の一つであると思います。
そんな空間だからこそ、カウンターが欲しい、収納が欲しいと
要望が多くなってしまうものです。

そんな場所だからこそ、考えてほしいと思います。
キッチンばかりに重点が置かれてしまい、ダイニングスペースやリビングスペースは
余りスペース的になってしまうことあるのです。

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上の写真もキッチンカウンターからテレビボードまでが
5m以下という狭いリビングダイニング空間にもかかわらず
キッチンの裏面に奥行き30㎝ほどのカウンターがついている事例です。

結果的にダイニングテーブルは狭く、ソファの奥行きも狭くなければ
ならなくなりました。

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キッチンの端からテレビボードの背面まで
上のように配置し、家具と家具の間の空間を確保すると5m70㎝必要なのです。
キッチンからテレビボードの背面の壁まで少しでも広くとることで
快適で理想的なLDKとなるのです。
キッチン周りだけ頭でっかちとなると、バランスが悪くなります。
その調整役こそ、キッチンカウンターであり、キッチン裏収納なのです。

キッチンカウンターがあることでお部屋が狭くなってしまった事例をご紹介します。

次に家具の配置が異なる事例をご紹介します。

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上の図面は標準的な縦長の間取りで
間口が柱の芯から芯が3640㎜
長さが柱の芯から芯が7280㎜
という間取りで
有効寸法は間口3500㎜長さ7130㎜という広さです。

左側の図面はキッチンカウンターのみが
ついている家具の配置図で

右側の図面はキッチン裏収納がついており
開け閉めを考えると家具が小さくなってしまう
事例となります。

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上の写真はキッチンカウンターの下にさらにカウンターを設けた事例です。
カウンターの下にゴミ箱収納があったりするので
カウンターからダイニングテーブルを離さなければならないので
ダイニングテーブルが小さくなってしまいました。

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またスペースの関係や照明の位置の関係で
せっかくキッチン裏に収納作っても
ダイニングテーブルを置かなければならず、収納スペースが使いづらくなってしまうこともあります。

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上の2枚の写真はテレビボードの位置、ソファの置き場所を考えると
どうしてもキッチン裏収納にダイニングテーブルをくっつけなければならなかった事例です。

このリビングダイニング空間もキッチンカウンターから掃出し窓までが
狭いのでキッチン裏収納はつけないほうがよかったと思った事例のひとつです。

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上の2つの事例も照明の位置に合わせてダイニングテーブルを設置すると
キッチン裏収納の扉があけれなくなる事例です。

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こちらの写真もキッチン裏収納がついているにもかかわらず
照明の位置にダイニングテーブルを合わせると
キッチン裏収納の扉一枚分が使えない状況なのです。

家具の置き方、道具の使い方がわかっていれば
キッチンの形をもっと考えるべきであり
キッチンカウンターやキッチン裏収納がない方が
もっとスペースに余裕が出たのではないかと思います。

キッチンカウンターやキッチン裏収納がなければ大きなダイニングテーブル、大きなソファがおける?!

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上の図はキッチンカウンター30㎝をなくすと
スペースが20㎝ほど広くなるという内容を図面に表したものです。

右の2つの図は
キッチンカウンターをなくしてダイニングスペースを広くした事例と
キッチンカウンターをなくしたことでソファスペースを広くした事例です。

注文住宅の多くはキッチンカウンターやキッチン裏収納がついており、分譲住宅にはついていないことが多い!

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いままで注文住宅のLDK、分譲住宅のLDKに家具をコーディネートしてきましたが
BIGJOYが提案した事例のみかもしれませんが、
注文住宅の物件にはキッチン裏収納がついていることが多く、
分譲住宅、すなわち建売住宅にはキッチンカウンターやキッチン裏収納がついてないケースが多くありました。
分譲住宅の方がかえってダイニングスペースやリビングスペースが広くなっているのです。

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ダイニングスペースが広い場合は
ダイニングテーブルの置き方もキッチンに対して垂直方向に置いたり
キッチンに対して平行に置いたり
どちらもできる場合があります。

これはキッチンがコンパクト、最低限の広さを確保し、
居住スペースであるダイニング空間を広くとっているからこそできるのです。

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上の写真も分譲住宅のダイニングスペースと畳コーナーが映った写真です。
ダイニングスペースの横に畳コーナーを設置しても
ダイニングテーブルと畳コーナーの間のスペースがしっかり確保されており
これはより居住スペースを広くするため
キッチンカウンターはつけず、キッチン裏の壁面とその上に笠木がのっている
だけの腰壁なのです。

本当にキッチンカウンター・キッチン裏収納は必要ですか?

キッチンカウンターやキッチン裏収納は本当に必要ですか?

キッチンカウンターのせいでダイニングスペースが狭くなったり
キッチン裏収納はつけても使えなかったり、
そのせいでソファが小さくなることがあるのです。

キッチンスペースは重要なスペースですが
家族みんなで過ごすリビング、
家族みんなで食事をするダイニングスペースが
狭くなっては
本末転倒な話ではないでしょうか?

本当に大切なものは何か?

家族にとって理想の住空間とは
どんなお部屋か
是非、考えてみて下さい。

家具から始まる家づくりという考え方があれば
ダイニングスペースが十分な広さか?リビングスペースが十分な広さか?
確認することができます。
設計図に具体的な生活イメージを落とし込むためには
家具の大きさ、道具の大きさを図面に落とし込む必要があります。

こんな考え方こそ

「きっと家具から始まる家づくり」

なのです。

最近人気の某住宅メーカーのキッチンは奥行きが深いものしかないのでご注意を・・・

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上のCG画像のようにキッチン裏に引き出し収納やデスクカウンターを取り付けるタイプを販売している
某住宅メーカー
キッチンの奥行きが広いため、間取りがキッチン中心となり、リビングダイニングが狭くなってしまうことがあります。ご注意ください。

キッチンカウンターがなくても、可変型のキッチン裏の使い方を提案

INTERIOR SHOP BIGJOY
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上の2つの写真はよく見て頂くとオープンラック3つと
オープンラック2つとデスクの組合せとなっております。
お子さんが幼児期はおもちゃ収納や絵本収納中心で
お子さんが小学生以上となれば、宿題・勉強スペースとランドセルラックに変化する
可変型キッチン裏の使い方です。

先程紹介したCGのようにキッチンと収納が合体し、一体化しているものは
使い方を固定化させてしまいます。
お子さんの成長に伴い、使い方を変化させることができる
可変型の考え方こそ、家具から始まる家づくりの真骨頂です。

置き家具のサイズをスペースに合わせて設計することで
いろいろな使い方ができるように考える
これを実現できるのが・・・
BIGJOYがオリジナルで考えた「86(ハチロク)家具」なのです。
幅86㎝を3つならべると2m58㎝
キッチンのサイズが2m59㎝ならば
巾木を含めて家具がぴったりと納まります。
スペースと道具のサイズをきっちりと考えることで
理想的な使い方が実現します。

そんなこともこれからもっと紹介していきたいです。

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この写真はキッチンのサイズ2550㎜で壁面が40㎜大きく
2590㎜の腰高の壁に幅2580㎜の家具(幅860㎜×3)+10mmの巾木
でぴったり納まった事例です。

きっと家具から始まる家づくりこそ
これからの家づくりに必要な考え方ではないでしょうか?

ハードからソフトではなく、ソフトからハード
お部屋の広さに合せて家具を選ぶのではなく、家具の大きさに合わせて広さを考える
という考え方となります。
もちろん構造計算上、お部屋の広さには制限がありますが、
設計図の段階で家具の使い方、家具の置き方を考えることで
理想的な住まいかどうか設計の段階でしっかり確認してから
作り始めてほしいものです。

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