プロと一緒につくる家

建築家と一緒につくるDIYを組み込んだ家づくり

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プロと合作でつくる家

最近はDIYで自宅の家具や内装に手を入れる人も増えてきています。
自分で使う空間を自分で考え、自分でつくることでいっそう愛着が湧き、何か不具合が出たときも自分で直す知恵や技術を得ることができます。
そもそも、日本の住宅は構造体が仕上げ材で覆われていることが多く、つくりが分かりづらく、手を入れるのをためらいがちです。
自分で家づくりをすることで、内部の構造まで把握することができ、住みながら自分でよりよくしていこうという意欲も生まれます。

上の写真に写っている人は弊社で設計した住宅のお施主さんです。
このお施主さんは家具職人さんで、自宅の内装の多くの部分を自分で施工しました。
設計者であるAIDAHOは、施主の実現したい住宅を、施主と対話することでイメージし、土地探しの段階から一緒に計画を進めてゆきました。
土地を見ただけではどのくらいの家が建つのか、目に見えないところでどんな制約があるのかはわかりません。
建築家はその土地を調べ、自分の知識や経験と照らし合わせて、そこに立つ建築をイメージすることができます。
土地から建築家と一緒に探すことで、その土地が施主の実現したい住環境に適しているのかをチェックすることができます。

DIYを織り交ぜて空間をつくる場合は、DIYを前提にして計画をする必要があります。
例えば、下の写真のような表情が出るような仕上げを施したい場合、工事業者に見積もりを取るとクレームになる可能性を加味して(均一な仕上げではないため)高めの金額を設定することがあります。
このような場合は施主施工が有効です。
自分のイメージしたとおりの表情を出すように塗り方もコントロールできますし、こだわりたいだけこだわって仕上げることができます。

上の写真はベニヤ仕上げの階段を電動ヤスリで磨いているところです。
最近はベニヤで床を仕上げた空間も珍しくなくなってきました。
ベニヤの様な荒い質感の雰囲気が好きな人にはいいと思いますが、表面の荒さが気になるところです。
それを工事業者に全面磨いてもらう計画とする場合、かなりのコストがかかります。
それは、ベニヤの様な表面が均一でない素材を仕上げる場合、どこまでやれば完成かを明確にするのが難しく、クレームになってしまう可能性があるためです。
このような場合も、DIYで仕上げることで余分なコストを削減し、自分の納得のいく程度まで仕上げることができます。

そうしてできた住宅が今月発売の雑誌「住いの設計」に掲載されました。
施主が弊社の仲良くしている家具屋さん「WOODWORK」の家具職人であり、私達の友人でもある鈴木さんの住宅です。
土地探し、設計、施工まで、隅々まで施主と一緒に考え、一緒につくりあげた住宅には様々なアイデアや工夫が詰まっています。

自分の空間をDIYでつくりたい人は是非見ていただきたいと思います。
DIYで住宅や店舗をつくるのは簡単ではなく、やりきるには精神力と体力を要します。
自分の努力を無駄にすることなく100%活かして、後悔しない家づくりをするためには綿密な計画を立てることが必要です。



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