菱ギリを使ってみよう!②【中級編】

前回は菱ギリをご紹介しました。
今回は実践編です!
慣れてくると作品に取り入れたくなってくるカーブは、菱ギリが必須といっても過言ではありません。
それでは実際にやってみましょう!

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こんにちは、革村です(^O^)
初級編でご紹介した縫い方では、曲線の縫いに時間を取られてしまったかと思います。

菱目打ちは均等な間隔で菱型が並んでいるので、直線の穴あけはとってもスムーズ。
しかしいざカーブとなると1打ち毎に菱の角度が変わってしまうので、穴が広がってしまいます。

カーブをうまく菱目打ちで穴開けする方法は、初級編のこちらの記事です。

ところがこのカーブ、菱ギリを覚えればとっても楽にクリアすることができるんです(^_^)

まずは通常通りガイド線を。

決めた幅に印をつけていきます。

続いて菱ギリを刺していくのですが、菱ギリを動かして革に対しての角度を変えてしまうと、傾きがまばらになってしまいます。
角度を一定に穴開けしていくには、菱ギリを持つ手は動かさず、【革を回していく】のが均等に開けるコツです。

菱ギリを持った手は出来るだけ固定。上げ下げだけに。
ミシンを想像すると良いですね。革を抑える手で動かしていきます。

穴開けする場所のガイド線と革の端を繋いだ位置が、常に自分と垂直になるように。

菱ギリの角度を合わせようと動かしたり、むやみに持ち直したりは私はしないようにしています。

読むだけではなかなか難しいかもしれませんが、これが出来るようになるとカーブが楽&とっても綺麗に縫えるようになりますよ。

菱目打ちで開けた穴、菱ギリで開けた穴では、これほどの差が出てきます。

波線も楽々。

良くも悪くも菱目打ちより自由度が高いので、両方用意して遊んでみる事をオススメします。

次回は箱物の縫い方を紹介します(^O^)
それではまた。

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革作家。ライター、アドバイザーとしても活動しています。2017 ミラノサローネ出展王道の革工芸はもちろん、デザイン学校卒業、その他の経歴、知識を活かし一風変わっ…

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