革を立体成型してみよう!③

これまでは布と同じように、革を平面として考えた物作りに触れて来ました。
あとは基本的にデザインやアイデア次第で大体のものは作れてしまうかとは思うのですが…

革の面白さはここからです。
革って…伸びるんです。縮むんです。

え?ただの欠点?そんなことありませんよ!
今回はレザークラフト治具の第一人者、さんたやさんにご協力いただきました。

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こんにちは、革村です。
立体成型3回目の今回は、簡単に立体成型を作品に取り入れられる治具をご紹介します(^^)
ご存知の方も多いかと思います、さんたやさんのぷっくりメーカー。

今回は肉球を使います。
必要なものは、
・ぷっくりメーカー
・目玉クリップ数個
・水
・尖っていない棒
どのぷっくりメーカーを使うかで変わってきますが、相当細かいものでなければ爪楊枝でも出来ますね。

革の【裏面】を水で濡らします。
濡らし方は人によっても好みがあります。スポンジ、霧吹き等使いやすいもので良いと思います。
汚れ、傷がつきやすくなるので、少しの成形ならば基本的に裏面だけ濡らして行います。表面を濡らすのはデメリットも多いです。
成型しきれないと感じた時だけ表面を濡らせば良いのです。

私はアイビル エアリーミストスプレー
これが扱いやすく長い事使っています。
写真にうまく写せないくらい細かいミストになってくれます。

お家で使ってる方、これと全く同じです。
私のように黒が良い方はアイビル エアリーミストスプレーをどうぞ(笑)

とにかく使い勝手良いです。
近年クラフターの間で流行っていたようですが、目をつけた某社が付け替えボトルの背が低いものを専用品として発売し始めましたね。

はじめに指で押し出しながら、位置にだいたいの検討をつけます

用意した棒でぐりぐり。
必要な棒の太さはお求めになったぷっくりメーカーの形で変わるでしょう。

とにかくぐりぐり。

クリップ留めして成型すると裏返して成型具合を確認できるのが良いです。

上手に成形できました。

前の記事で紹介した硬化とコーティングをしておけばこのままでも充分保持できます。

が、凹むのが不安でしたら家具の穴埋め補修等に使うウッドパテで隙間を埋めておいたら良いです。
あとは作品の角にワンポイントとするも良し、メインにして小物を仕立てても良しのオールラウンダーです。ぜひ使ってみてください😊

今回ご紹介したさんたやさんでは今回のぷっくりメーカーの他、
革包丁を誰でも簡単に研げる治具等、便利が盛り沢山です。
さんたやさん自身が非常に経験豊富なクラフトマンで、商品も理に適った物ばかりですので是非一度ご覧になって下さい。

これからも画期的なアイテム期待していますm(_ _)m

皆さんも、それではまた ( ´ ▽ ` )ノシ

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革作家。ライター、アドバイザーとしても活動しています。2017 ミラノサローネ出展王道の革工芸はもちろん、デザイン学校卒業、その他の経歴、知識を活かし一風変わっ…

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