家が傾いているかも?グラウト(薬液)注入工法なら地盤を強化しながら家の傾きを直します!
家の傾きや地盤の強度が気になるとき、おすすめしたい工法の一つが「グラウト注入工法」です。「グラウト」という薬液を注入して傾きや地盤の改良をする方法ですが、具体的にどのような方法なのでしょうか? そのメリットや適した事例、費用や日数などをご紹介します。
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グラウト注入工法は薬液を注入し、地盤強化・傾き修正を行う
グラウト注入工法とは「薬液注入工法」とも呼ばれ、地盤強化や家の傾きの修正などによく用いられる工法です。グラウト(grout)とは、建設工事で隙間や空洞などを埋めるために使用する、セメントペーストなどの薬液のこと。弱い地盤や傾いてできた隙間に注入することで、地盤や傾きなどの問題を解決します。
工法にもいろいろな種類があり、
●二重管ストレーナ方式(限られた範囲の止水・強化を図る)
●二重管ダブルパッカー工法(液漏れしないよう、ダブルパッカーを使用する)
●二重管トリプルパッカー工法(広範囲かつ急速に液状化対策を行う)
●動的注入工法(注入速度・圧力をコントロールし、効率化する)
●エキスパッカ工法(砂の地盤への浸透性が高い)
などの工法を家や地盤の状況に合わせて使い分けます。
グラウト注入工法には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット】
●住んだままでも工事可能
グラウト注入工法は基本的に施工機械が小さいため、家に住んだまま庭などから施工することができます。引っ越しや仮住まいを検討する心配がなく、工事中でもほぼ普段どおりの生活を続けられます。
●止水性がある
地盤の強度を上げるのはもちろん、止水性も上がります。通常の薬液は水も混ざっているのに対し、グラウト材はセメントペーストやモルタルなどであるため、液内の水が乾燥して隙間ができてしまう……ということにはなりません。地盤をグラウト材で改良することで、液状化現象にも対応できます。
●比較的安価
グラウト注入工法は、家の下に杭を打ち込む「アンダーピニング工法」などに比べ、相場が安めです。以下で費用についても触れますが、家や地盤の状況により価格は変わるため、まずは業者に見積もりを取るのがおすすめです。
【デメリット】
●まれに出水事故が発生することも
想定範囲に十分に薬液が浸透していないと、掘削したときに水が出てきてしまう事故が起こることもあります。これは、薬液が浸透していない部分が固まらないまま残ってしまうからだといわれており、対策として動的注入工法などの新たな工法が開発されています。
グラウト注入工法が適している実際の事例(家の傾き・地盤弱体化・液状化)
グラウト注入工法での工事が必要な状況はさまざまですが、ここでは実際に当社が手掛けた例を挙げてご説明していきます。
●足の痛みから発覚! 家の傾きと地盤の弱体化
木造一戸建て、建築から30年間なんの問題もなかったお宅ですが、足の痛みや体調不良から家の傾きが発覚。原因は、用水路側の地盤に水がしみ込んでいたことでした。その部分が家の重みで少しずつ沈み、家の傾きが大きくなっていました。
そこで、家の傾きを直しながら地盤も強化できる、グラウト注入工法を採用。工事後は足の痛みや体調不良がなくなったと喜びの声をいただきました。このように、目に見える変化がなくとも家が傾いていて、体の痛みなどの体調不良からその傾きが分かったというケースもあります。こうした家の傾き・地盤の弱体化が原因となる場合に、グラウト注入工法が使用されます。
●震災による液状化被害。なんと10日で工事完了!
東日本大震災により、家が大きく傾くほどの液状化被害を受けてしまったお宅。もともと地盤の弱い地域だったこともあり、「このまま倒れるのでは」というほどの被害でしたが、建て替えるわけにもいかず、工事中に住む家もありませんでした。
そこで、液状化対策と家の傾き修正が住んだままで行える、グラウト注入工法を採用。工事で地盤が元どおりになっていくところを見ることができ、地盤に対する今後の不安もすっかり消えたとの声をいただきました。期間も10日と短く、ほとんど外からの工事だったこともポイントだったそうです。このように、地震による液状化現象への対策や家の傾きについても、グラウト注入工法が使用されます。
グラウト注入工法は約1~2週間・250~600万円ほどかかる
グラウト注入工法にかかる日数は、約1~2週間です。ほかの工法は3~4週間かかるものが多いので、比較的短く終わる工法だといえます。
費用については、約250~600万円かかります。中には1,000万円近くかかる工法もあるため、比較的安い工法といえるでしょう。価格帯に幅がありますが、これは傾きの程度や地盤の状況などによって変わってきます。まずは専門業者に無料見積もりを依頼してみましょう。
早く安価で傾きを直したいなら、グラウト注入工法がおすすめ!
グラウト注入工法は、セメントペーストなどの薬液を地盤や隙間に注入し、家の傾き修正や地盤改良を行う工法です。震災による液状化現象などにも対応でき、ほかの工法と比べても安価で早く終わることが多い傾向にあります。家に住んだまま工事が行えるので、仮住まいの心配も不要です。
グラウト注入工法が適しているか気になった方は、累計工事数700棟以上を誇る〔レフトハウジング〕へのお問い合わせがおすすめです。10年保証もついていますので、この機会にぜひ無料見積もりを依頼してはいかがでしょうか。
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