レザークラフトを始めよう!⑤-2(縫製編)いよいよ縫っていきましょう!

レザークラフトの醍醐味、手縫い!
せっかく手間をかけるのですから、綺麗に縫いたいですよね( ´ ▽ ` )ここまでの工程で最も難しく、クオリティを左右します。
しかし、いくつかのルールを守れば意外と簡単に綺麗な縫い目にできるんです。

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さて、前回の続きですね。

前回真っ直ぐ縫い穴を開けてあるので、ここではあまり失敗する事はないかと思います😊
とはいえ針を2本使う等、慣れないやり方だと思うので是非読んでいって下さいね。

裁縫と違って、革は縫う際しっかり締め込まねばなりませんので、普通に針に糸を通しただけでは作業性が非常に悪いんです。

まずは、簡単に針に糸を固定できる方法を覚えましょう。

糸の長さは、縫う長さの【3.5倍】用意してください。
3倍もあれば縫えてしまうこともありますが、後半糸がギリギリになってくると縫いにくいので、余裕を持っておくに越したことはありません。
ここは、絶対にケチらずに行きましょう。

通常通り糸を通したら、そのまま針先で糸を2度刺しましょう。

糸をそのまま下にずり下ろすと、針に糸が縫いとめられます。
簡単です(^^)

これを針の両端に行います。
準備完了ですね(^^)

縫い始めは、1番最初の穴にくるくるっと2度糸を回しかけます。

両側の糸の長さができるだけ同じになるようにしてくださいね。

こうすることでカードポケット部分を強く開いても、剥がれてしまうことがありませんね。
負荷がかからない、剥がれが気にならない所であれば、普通に1穴目から縫い始めて大丈夫です。


さて、肝心の縫い方ですが。
糸が////となっているのがわかりますか?
こうするには菱型の穴に毎回糸が同じ重なり順で通されている必要があります。

とは言っても考える必要はなく、手順だけ守ればOK。

①自分から見て右側に、作品の表が来るように持つ

②右から針を通す

③右から来た糸の【下】に、左からの糸を通す

これ重要です!

次の1目も。
次も、次も、次も、次も…
とにかく糸の重なり順も、引っ張る力も、均等が鉄則です。
引っ張り具合は革によっても変わりますし、やってるうちに感覚で掴むものなので、まずは重なり順だけ確実に守ってやってみましょう。

なんとなくルールが分かりますか?
左から通す糸が右から来た糸の上を通ったり、もっと酷いのは上からこようが下からこようが気にせず縫っていくと…

縫い目が斜めになったり直線になったり、ボッコボコな縫い目になってしまいます( ̄◇ ̄;)

図にもしてみました。

なかなか言葉で説明は難しいものですね。まぁとにかく、1目毎の手の動きを変えないようにする事です🤔

ここまで縫い終わりました!

また、縁に引っ掛けながら同じ目にもう1度ずつ通します。
輪っかが2本絡んでいればOK。

糸は3ミリほど残して切ってしまいます。

ライターの火の根元部分で糸を炙ります。
火を当てて焼いてはダメですよ、火を近づけて溶かすんです。
革のスレスレまで糸が溶けた球ができたら、何か平らな物を押し付けて糸を止めます。

(あ、ライターを必要なものリストに載せ忘れてた、、)

さぁ、縫い上がりました!

ここまで来て初めて、コバの磨き作業に入ります。
ちなみにコバは先に磨いてはいけません。先に必ず縫いましょうね。

なぜかは、また、次回の記事で( ´ ▽ ` )ノシ

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革作家。ライター、アドバイザーとしても活動しています。2017 ミラノサローネ出展王道の革工芸はもちろん、デザイン学校卒業、その他の経歴、知識を活かし一風変わっ…

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