レザークラフトを始めよう!⑥-1(仕上げ編)ここまで読めばだいたい作れるよ!

【コバ磨き】
レザークラフトを語る上で外せない工程でありながら、市販品にはあまり行われていない手法であります。

せっかく自らの手で仕上げるのですから、最後まで気を抜かずに行きましょう(^∇^)
作品としての格が必ず一段上がります。

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こんにちは!

前回で縫製まで終わり、機能面ではパスケースは完成しました。

市販品はこの後の処理はしていなかったり、そもそもしなくて済むような形に工夫されていたり、折り返して見えなくしてあったり…
ちょっとしたブランドでも薬品を肉盛りして隠してあるだけなんて良くある話です。

正面から見ると仕上がっているのですが…

横から見るとまだ切り口がそのままでどこか高級感に欠けますね。
前の工程ではみ出たバンドも見えています。
一手間かけて、ここをツヤツヤ滑らかに仕上げていきましょう🙋‍♂️

紙ヤスリを5センチ角程度に切り分け、コバを軽く削っていきます。
木にかける時のように強くする必要はありません。撫でるより気持ち力がかかってるかな、くらいでOKです。

ここでヤスリがけをする前提があったので、はみ出した接着剤もそのまま残っていますね。
乾いている接着剤は一緒に削り落とせるので気にせず平らになるまでかけていきましょう。

正確な裁断、貼り合わせができていないとここで縁に段差ができます。

紙やすりでどんなに頑張っても、削れる量には限りがあるので、いかに下地がしっかり作られているかですね。
大きく段差があるようなら、今回は諦めて。次回は段差のできない貼り合わせを心がけましょうね( ̄◇ ̄;)

角も少しずつ角ばっている筈ですので、ヤスリで完全な曲線にします。

磨きました。
この状態では面は綺麗になっていますが、ヘリがコの字にカクッと盛り上がってしまっています。

この【コ】を滑らかな【⊃】の形にできるのが、専用工具ヘリ落とし。
無理な力を掛けず、裏の溝(これがガイド代わりになる)に沿わせてヘリを落としていきます。

使い方ですが、ヘリ落としは海外に多い「押す」工具です。
日本の工具は「引く」工具が多いですが、レザークラフトは国内の技術が未確率なところもあり、これらが混在していて面白いですね。

ここまでで、ほぼコバまで形になりました。
あとは磨いてコーティングしていきます。
あと、もう一歩ですね😊
次回は布切れでのコバ磨きと、今回必要な道具編では紹介していなかった、ウッドスリッカーという専用工具を使った磨き方も紹介していこうと思います♪

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革作家。ライター、アドバイザーとしても活動しています。2017 ミラノサローネ出展王道の革工芸はもちろん、デザイン学校卒業、その他の経歴、知識を活かし一風変わっ…

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