3階建て住宅のリフォーム費用・相場はどれくらい?

3階建て住宅を有効に活用しながら長く暮らすために、リフォームを検討している方も多いでしょう。しかし、3階建て住宅は決して数が多くないため、リフォーム費用の相場などは一般的な2階建て住宅と比較するとあまり知られていません。「調べてもよくわからなかった」という人も、少なくないはずです。今回は、3階建て住宅のリフォーム費用についてご説明します。3階建て住宅特有のリフォームや、フルリフォーム費用などを事例なども含めながら紹介していきましょう。

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3階建て住宅の部分リフォーム費用

3階建て住宅であっても、部分的な内装や機能改善などのリフォームであれば、通常の住宅とかかる費用の違いは特にないと考えて問題ありません。ただし、3階建て住宅には特定のメンテナンスを行うべき箇所が必ずあり、3階建て住宅特有のリフォーム工事が必要になります。

1.外壁塗装

3階建て住宅は、階層が多い分だけ外壁部分の総面積も広くなる傾向があります。したがって、外壁塗装の費用は平屋や2階建てに比べると多くかかることになります。

3階建て住宅の外壁塗装工事の費用は、約120~250万円が相場となります。一般的な2階建て住宅の外壁塗装費用の相場が100~150万円であることを考えると、ちょうど1階層分ぐらい多く費用がかかっている計算になることがわかります。

塗料の耐久性などにもよりますが、外壁塗装はおおむね10年単位で行うことが目安になります。10年に1度のサイクルでメンテナンスを行うことを想定し、それだけのリフォーム費用も10年単位でかかってくることを頭に入れて資金計画を立てる必要があるでしょう。

2.屋上部分の防水工事

3階建て住宅は、通常の平屋や2階建てのように屋根を設けず、最上部を屋上とする建物が多くなるという特徴があります。したがって、屋上部分はバルコニーなどと同様、防水工事が行われていますから、数年単位でメンテナンスを行う必要があります。放置すると雨漏りなどの原因になる可能性もあるため、定期的にしっかり補修しましょう。

3階建て住宅の屋上の防水リフォームにかかる費用の相場は以下の通りです。

・FRP防水の補修工事(雨漏りなどを起こしていない場合)…6~20万円
・ひび割れや雨漏りを起こしている屋上の防水補修…20~60万円

上記を見てもわかるように、雨漏りや傷みが出てしまってからの防水補修には、通常のメンテナンスと比較して3倍ほどの費用がかかってしまいます。特に鉄骨造の3階建て住宅の場合は、メンテナンスをしっかり行わないと雨漏りなどが原因で住宅構造などにも悪影響を及ぼす可能性があります。10年に1度を目安に、屋上の防水リフォームを行っておくようにしましょう。

3階建て住宅のフルリフォーム費用

3階建て住宅をフルリフォームするには、平屋や2階建て住宅よりは多くの費用がかかります。3階建て住宅そのものの数が少ないため相場を推し量りにくい傾向がありますが、事例を参考とした主要価格帯をご紹介しましょう。

・間取り変更なし・内装のみフルリフォーム…800~1,000万円
・内装+外装のフルリフォーム…1,500~2,500万円
・スケルトンリフォーム+外壁塗装…2,000~3,500万円

3階建て住宅は、1階部分を店舗や車庫として使用していることも多いため、その用途を変えるための改修を行うケースも少なくありません。いずれにせよ、2階建て住宅などと比較すると予算を多く見積もっておく必要はあるでしょう。

3階建て住宅のリフォーム事例とかかった費用

次に、3階建て住宅を実際にリフォームした例と、それにかかった費用を紹介しましょう。

事例1 店舗兼住宅を中古購入し、広々とした家族の住まいに!…900万円

1階の一部を店舗として使用していた住宅を中古で購入し、フルリフォームした例です。間取り変更はあえて行わず、費用を抑えながら動線などに配慮した改修を行っています。

小さい4人の子供さんがいるということで、将来も考えて部屋数の多い既存の間取りを残します。ただし、リビングだけは独立キッチンと繋げてLDKとしました。キッチンを対面式に変えることで、家族のコミュニケーションがとりやすくなったほか、キッチンに立っていてもテレビが見られるという点が奥様に好評だったとのこと。

和室が3間連続する間取りの2階は、洋室に改装して部屋間の段差をなくし、引き込み式の引き戸で仕切るようにしています。また、広々とした部屋に洗面台を設け、部屋干しやアイロンがけができるスペースも一緒に作って「家事室」としている点は、ぜひ参考にしたいアイデアです。

事例2 中古住宅をフルリフォーム!仕事場と家の両方に3階建てを活用…2,300万円

中古の3階建て住宅をフルリフォームし、1階を事務所、2・3階を住居にした例です。住居部分は2階をリビングなど家族の共用スペースにし、3階は家族それぞれの個室を設けて使い分けできるようにしました。

2階はLDKと隣接する和室、そして浴室・洗面などの水回りというシンプルな造りに。リビングと和室の仕切りは引き戸とし、開け放せば大きく使えるようにしています。3階は主に家族の寝室ですが、特に夏は暑さが気になるため断熱対策を入念に行っています。また、屋上とベランダ部分の防水リフォームや外壁塗装などもしっかり行いました。

おわりに

3階建て住宅リフォームには、それなりに多くの費用がかかってきます。コストを考慮しながらリフォームしたい箇所に優先順位を付けつつも、メンテナンスなどを考えた複合リフォーム前提で計画するケースも多いはずです。何を優先していいかわからないという場合は、プロのアドバイスを受けながらプランを立てることをおすすめします。

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