築45年オーバーでも大丈夫!?リフォームのポイントと注意点とは?

一般的に、住宅の寿命は約30年と言われています。そう考えると築45年の住宅は、寿命をはるかに超過したオンボロの印象を受けるかもしれません。しかし、きちんとした掃除やメンテナンスを行い、老朽化を補填するリフォームを行えば、寿命を70年近くまで伸ばすことも可能だと言われています。思い出のたくさん詰まった住宅だからこそ、長く住み続けたいと思う人、マイホームの費用を節約したいと考える人は、築45年を超える古い住宅のリフォームを検討してみるとよいでしょう。ここでは、そんな古い住宅をリフォームする上でのポイントや注意点などをご紹介します。

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築45年の古い住宅だからこそ、事前に知っておきたいポイント

リフォームで住宅の耐用年数を伸ばしたいと考えるのであれば、下記の項目は事前にチェックしておきましょう。

1.耐震診断

築45年の住宅の場合、現行の耐震基準を満たしていない可能性が非常に高いため、耐震診断は必ず行いましょう。実際のリフォーム計画は、耐震診断の結果をもとに立ててください。また、多くの自治体がまちの安全のために、古い住宅の耐震診断や診断後のリフォームに補助金を出しています。各自治体のホームページを事前にチェックしておきましょう。

2.シロアリの被害確認

住宅の寿命を著しく下げる原因のひとつと言われているのが、シロアリです。シロアリは知らず知らずのうちに床下から家内に侵入し、土台や基礎を食い荒らす害虫です。できれば5年に1度はシロアリの発生をチェックしましょう。また、一般的にシロアリ被害は木造住宅で多いですが、鉄筋コンクリート造住宅でも被害が確認されているので油断は禁物です。

長く住み続けるなら耐震リフォームは必須!

大きなプレートの重なる日本は、地震の多い国です。耐震性能の高さは、今後起こりうる地震被害において、自身と自宅を守る一助になり得ます。耐震診断の結果を参考に必要に応じた耐震リフォームを行いましょう。以下では、効果的で代表的な耐震リフォームをご紹介します。

1.壁の造設

もっとも簡単で、効果的な耐震リフォームが壁の増設です。建物の重心が分散されるので、結果的に耐震性能の飛躍的な向上が望めます。一方で、住宅が狭くなるデメリットも存在します。

2、壁の補強

既存の壁に耐震補強金物や筋交いを入れるなどして、地震に強い耐力壁を増やすのも効果的です。その際は、耐力壁配置のバランスに注意しましょう。偏ったりすると、地震の際にかえって倒壊を助長する要因になりかねません。

3.屋根材の変更

屋根の重みは、柱や壁に負担をかけています。故に屋根材を軽いものに変えれば、柱や壁にかかる負担も軽減されます。

住宅をより住みやすくする3つのリフォーム

せっかくリフォームするのなら、耐用年数を伸ばすだけではなく、住宅の利便性も向上させたいもの。利便性の向上が見込めるリフォームをご紹介いたします。

1.断熱リフォーム

夏は暑く、冬は寒い住宅に不満のある人は、断熱リフォームを行うことで解消可能です。とくにリビングやダイニングなど、家族の集まる部屋には施工しておくとよいでしょう。具体的な方法としては、窓の交換や内窓の取り付け、壁に断熱材を施工などがあります。部屋の断熱性能が向上すると、冷暖房のランニングコストも下がり、省エネにも繋がります。

2.和室を洋室にリフォーム

手入れが大変で使い辛い和室は、いっそ洋室に変更するのもよいでしょう。フローリングの床は畳に比べて掃除が簡単で、クローゼットは押入れよりも収納として使いやすいです。

3.水回りのリフォーム

トイレや浴槽などの水回りのリフォームも、住宅の利便性を上げるのに効果的です。和式トイレを洋式トイレに変えたり、新たなユニットバスを導入したりするのが一般的です。

失敗しないために知っておこう!古い住宅リフォームにおける注意点

リフォームは決して安い買い物ではありません。「こんなはずではなかった…」と後悔しないためにも、事前に注意事項を確認しておきましょう。

1.想定外に費用がかさむことがある

築45年を超えるような住宅の場合、リフォーム中に新たな不備や不具合が発見されることがあり、その都度、リフォーム費用は上がっていきます。予算ギリギリの計画だと足が出てしまうこともあるので注意しましょう。

2.増築リフォームにはご用心

住宅に感じる狭さを解消する増築リフォーム。しかし、お住まいの自治体が定める建蔽率の上限値によっては、増築リフォームができない可能性があります。可能であった場合にも、固定資産税が増額されます。

3.補助金申請は事前申告が必須

リフォーム補助金の申請を検討している人は注意しましょう。事後申告は認められない自治体がほとんどです。また、自治体の用意する補助金には予算の上限があるので、早目の申告をおすすめします。

おわりに

築45年であってもきちんとリフォームを行えば、まだまだ長期間に渡り居住が可能です。また、リフォームには、新築や建て替えに比べ費用が安いと言うメリットもあります。費用だけではなく、工期や工程などを詳しく知りたい人は、一括見積もりを利用し、信頼できるリフォーム会社を見つけて相談をしてみましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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