リフォームで天井を高くすることはできる?天井高のしくみとリフォーム時の注意点

現在、日本における住まいの平均天井高は2.4メートルと言われています。数十年前は2メートル程度だったため、それに比べるとはるかに高くなっていることがわかるでしょう。最近では、築年数が古い物件にありがちな低い天井高を高くするリフォームが注目されているようです。そこで今回は、天井高をリフォームで高くする方法や注意点をまとめてみました。天井を高くするメリットやデメリットも合わせてチェックしていきましょう。

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天井が低くて圧迫感が…そんなお悩みはリフォームで解決できる!

天井が低いと圧迫感があり、部屋全体が狭く感じる傾向があります。逆に天井が高いと、同じ床面積であっても開放感があり、広く感じるでしょう。例えば、住宅のモデルルームでは天井高を高めにしているため、入り口から中に入った瞬間に開放感を味わえるように工夫されています。

高い天井への憧れがあっても、天井を高くするなんてできないはずと諦めている方が多いでしょう。しかし実際には、リフォームで天井を高くすることはできます。天井が高くなることで視界が広がり、空間の広さの感じ方が大きく変わります。

天井高のしくみと高くする方法

一口に天井高のリフォームと言っても、戸建住宅なのかマンションなのか、そしてリフォームしたい天井がどの階にあるかによってリフォーム方法が変わります。ここでは、さまざまなケースにおける天井高のしくみとリフォーム方法をご紹介します。

1.戸建住宅の1階の天井を高くする

木造の戸建住宅の場合、1階と2階の間には梁があり、通常はこの梁の下に天井をつくります。梁は柱や屋根を支える役割を持った大変重要な部分であるため、動かすことはできません。そのため、1階の天井を高くする場合は、梁がむきだしになる形で天井をつくることになります。

梁がむきだしになると、不自然に目立ってしまったり、梁にほこりがたまりやすくなったりする可能性があるので注意しましょう。

2.戸建住宅の2階の天井を高くする

戸建住宅の2階の天井を高くする場合は、天井を取り去って吹き抜けにする方法が一般的です。吹き抜けは近年人気のスタイルで、開放感のある雰囲気にしたい場合におすすめです。

ただし、2階部分を吹き抜けにすることで小屋裏の構造材がすべて見えることになり、かなりダイナミックな空間になります。構造材をもインテリアの一部として捉えることができれば問題ないですが、趣向と異なってしまう場合もあるため注意が必要です。

3.マンションの天井を高くする

マンションには、2タイプの天井があります。ひとつは「二重天井」で、天井スラブと呼ばれるコンクリートの天井と内装の天井との間に30~40センチほどの空間を持たせることで、二重構造になっているタイプです。この場合、天井仕上げを撤去することで高さを出すことができます。もうひとつのタイプは「直天井」です。これは天井スラブに直接仕上げを施しているため、天井裏に余分な空間がなく、天井を高くすることはできません。

また、最上階の場合は、二重天井であっても天井裏に断熱材を設けているケースが多く、仕上げ材を撤去するリフォームは不向きです。まずはご自身のマンションの天井がどのようなタイプなのか事前に確認しましょう。

天井を高くするメリットとデメリット

これまで天井を高くする方法をお伝えしましたが、実際にリフォームを行うべきかどうか迷っているという方もいることでしょうか。そこで、天井を高くするメリットとデメリットをまとめてみました。

1.メリット

一番のメリットは、視覚的な広さや開放感が感じられることです。専有面積が狭くても、天井が高いと圧迫感を覚えることはありません。また、天井が高いという特徴を活かし、シャンデリアなどの高さのある照明器具を設置することもできます。高級感のある住まいづくりを実現させることができるのは、天井の高さがあってのことと言えるでしょう。

2.デメリット

天井が高くなって空間面積が広くなる分、冷暖房効率が下がります。また、天井仕上げ材を撤去して天井を高くした場合、外気による温度差が直接的に室内へと伝わってしまいます。夏の暑さや冬の寒さに悩まされるケースもあるため、その点を考慮してリフォームを決める必要があるでしょう。

また、狭い部屋の天井高を高くすると、かえって狭く感じてしまうこともあります。部屋は床面積と天井高とのバランスが大切なため、リビングのように広い部屋以外の天井高を変えたい場合はバランスの問題をしっかり考えましょう。

おわりに

天井高はリフォームによって希望通りに変えられますが、マンションの場合は制約があったり、逆に天井高を変えることでデメリットがあったりなど、事前に確認しておくべきことがたくさんあります。

まずはお住まいの天井がどのような状態なのか、希望通りのリフォームができるのかどうか、業者を呼んでチェックしてもらいましょう。業者を探す際には、一括見積もりサイトの利用がおすすめです。希望に合う業者を効率良く見つけて、天井高リフォーム計画を進めてみてはいかがでしょうか。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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