畳のカビ取り掃除&予防術!ひどいカビの除去にエタノール、酢、重曹などが活躍

梅雨や台風シーズンなどじめじめした季節に増殖するカビ。畳にカビが生えて嫌な臭いに困ったときは、すぐに正しい除去方法で掃除することが大切です。この記事ではカビが生える原因や見分け方のほか、エタノール、酢、重曹、クエン酸を使用した手軽な掃除方法を紹介。また、水拭きや掃除機がけなど、実はNG行為な掃除方法も解説します。気軽にカビ予防ができる、畳カビ防止スプレーのおすすめ3選も必見! キレイで清潔な畳を保つために、家でできるカビ対策を取り入れましょう。

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この記事の目次
  1. 臭いが取れない!畳に生えるカビの見分け方は?
  2. 畳にカビが生える原因とは?
  3. 畳のカビの掃除に必要な道具は?
  4. 畳に生えたカビの種類別!簡単なカビ取り方法
  5. 実はNG!やってはいけない畳の掃除方法とは?
  6. 畳のカビ予防におすすめの対策方法は?
  7. カビのないきれいな畳の和室でいやされよう
  8. 関連記事

臭いが取れない!畳に生えるカビの見分け方は?

PIXA pixta.jp

畳がある和室って、なんだかゆっくりとした空気が流れていて気分が落ち着きますよね。しかし、意外にお手入れが大変で、気がつくとカビが生えてしまっていたということも……。畳に生えるカビは主に3種類。「これはカビなの?」と思ったら、それぞれの特長や畳の状態をよく見て見分けましょう。

畳に生えるカビ1. 緑のカビ

ツチアオカビと呼ばれる、パンやお餅などに生える身近なカビです。軽度のカビなので、比較的簡単に落とすことができます。

畳に生えるカビ2. 白いカビ

いたるところに発生するフワフワした白カビは、緑のカビの仲間です。こちらも軽度のカビで簡単な掃除で落としやすいです。

畳に生えるカビ3. 黒いカビ

お風呂場の壁や窓のサッシに出やすい黒カビ。畳にも見られ、喘息やアレルギーの原因となるおそれがあります。黒カビはアルコールや熱に弱いですが、別の場所にまた生えてくることも。こまめな掃除が大切です。

畳にカビが生える原因とは?

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お掃除方法を知る前に、まずはカビが発生してしまう原因を解説します。5つの原因を知って、カビ発生のリスクを抑えましょう!

畳のカビの原因1. 湿度、温度が高い

カビが発生する大きな要因は、部屋の湿度と温度です。カビは、空気中の湿度が60%以上で室温20〜30度の環境を好むため、雨が多い梅雨の時期や台風のときに増殖しやすくなります。冬でも加湿器で部屋中に水分を行き渡らせると蒸発しないまま畳に付着してしまうこともあるため、使い方に注意が必要です。

畳のカビの原因2. 十分な換気ができていない

室内の換気を怠ると室内の湿度や温度が高いままになり、い草が湿気を吸いすぎてしまうのでカビの発生につながります。間取りの関係で部屋の中に日光や風が入らなかったり、気密性の高いマンションに住んでいたりする方は要注意です。

畳のカビの原因3. 汚れが蓄積されている

カビは人間の皮脂や垢、またハウスダストから養分を摂取して増殖します。畳の上に横たわったり、裸足で歩いたりするだけでも、知らないうちに見えない皮脂や垢が落ちて溜まってしまいます。

畳のカビの原因4. 布団を敷きっぱなしにしている

和室を寝室として使っている人は、寝ている間にかいた汗を布団が吸収するので、布団やマットレスを敷いたままにしておくと畳にカビが増殖してしまいます。布団をあまり干さない人も要注意です。

畳のカビの原因5. 畳が新しい

畳を作る材料として使われている“い草”は、空気を吸収し放出する特性があります。そのため新しい畳は使い慣れた畳よりもい草の効果が発揮され、多くの湿気を吸ってしまいます。新築のキレイな畳の状態を保てるように、和室は通気性をよく保ちましょう。

畳のカビの掃除に必要な道具は?

提供:LIMIA編集部
提供:LIMIA編集部

ここからは畳のカビ汚れの掃除方法を、手順にそって解説します。カビは胞子が飛んでいろいろなところで増殖してしまうので、「できてしまったカビ汚れはすぐに落とす!」を実践しましょう。

まずは畳のカビを掃除する際に必要なものを紹介します。

畳のカビ掃除に必要な道具

●マスク

カビや細かいホコリを吸ってしまわないよう、お掃除の際はマスクを着用しましょう。

●ゴム手袋

直接手にカビが付着しないよう、ゴム手袋を着用しましょう。

●ブラシ

カビを除去する際に使用します。歯ブラシやたわしなど家にあるものでも大丈夫です。

●布・雑巾

乾拭き用の他に、お酢やエタノールなどで拭くための布・雑巾を準備しておくと便利です。

●重曹

カビの臭いを除去する際に使用します。

●お酢

軽度のカビを掃除する際に使用します。

●エタノール

重度のカビを掃除する際に使用します。

●クエン酸

カビ予防の拭き掃除をする際に使用します。

畳に生えたカビの種類別!簡単なカビ取り方法

軽度のカビ重度のカビ臭いが気になるカビなど、畳に生えてしまったカビの状態によって有効な掃除方法は異なります。ここではお酢やエタノール、重曹など家庭でも用意しやすいアイテムを使った簡単なカビ取り方法を紹介。さらにクエン酸を使ったカビ予防法も解説します。

畳カビ掃除の前に!ブラシで乾拭きしてカビの胞子を取り除こう

お酢やアルコールをかけて今すぐカビを除去したいところですが、まずは目に見えないカビの胞子を取り除きます。

畳を乾拭する手順その1.ブラシでカビの胞子をかき出す

提供:LIMIA編集部

畳の編み目にそってブラシを軽くなで付けるようにして、編み目に入り込んでいるカビの胞子をかき出します。

畳を乾拭する手順その2.やさしく乾拭きする

提供:LIMIA編集部

畳をおさえつけないよう、表面の胞子を取りさるイメージで編み目にそってやさしく乾拭きします。

【軽度な畳のカビ】お酢を使った拭き掃除

よく見ないと気づかないほどの小さなカビや緑のカビは、お酢を使用して比較的簡単に除去することができます。ただし、お酢には漂白効果があるため、変色のおそれがある新品の畳には使用を控えましょう

お酢で畳のカビを除去する手順その1.お酢を水で割る

提供:LIMIA編集部

お酢と水を1:9でわった液をつくります。

お酢で畳のカビを除去する手順その2.ぞうきんで拭き、仕上げに乾拭きする

提供:LIMIA編集部

ぞうきんに染み込ませ、畳目に沿って拭いていきましょう。そのあとすぐに、しっかりと乾拭きします。

【重度な畳のカビ】エタノールを使った方法で掃除

カビの繁殖面積が広い場合や黒カビの除去に使用するのは、エタノール。カビを除去するのに効果的な、濃度70~80%の消毒用エタノールがおすすめです。

エタノールで畳のカビを除去する手順その1.エタノールをかけブラシでこする

提供:LIMIA編集部

エタノールを市販のスプレー容器に入れ、少し高い位置から、カビに向かってスプレーをかけます。そのあと、カビを歯ブラシやタワシで畳の目にそってこすります。

エタノールで畳のカビを除去する手順その2.乾拭きする

提供:LIMIA編集部

畳の目にそって乾拭きをすればお掃除完了です! アルコールは揮発性ですが、よく拭き取っておきましょう。

【臭いも気になるカビ】重曹ペーストでパック

カビの独特な臭いに困ったら、重曹を使用したパックがおすすめです。ただし、重曹は畳を変色させてしまうため、畳の黒カビ部分にだけのせるようにしましょう。

重曹パックで畳のカビを除去する手順その1.重曹ペーストを作る

提供:LIMIA編集部

酸素系漂白剤と重曹を1:1で混ぜ、水を少量ずつ加えてペーストを作ります。

重曹パックで畳のカビを除去する手順その2.重曹ペーストを畳のカビに塗る

提供:LIMIA編集部

黒カビの部分に重曹ペーストをパックするように塗って、5分ほど置きます。綿棒やわりばしなどを使用すると塗りやすいですよ。塗りすぎたり時間を置きすぎたりすると畳が変色してしまうので気を付けてください。

重曹パックで畳のカビを除去する手順その3.重曹ペーストを拭き取る

提供:LIMIA編集部

固く絞った水拭きぞうきんで重曹ペーストを拭き取り、すぐに乾拭きします。畳の目にそってしっかり拭きましょう。

【畳のカビを防止】クエン酸スプレーをかけて乾拭き

クエン酸にはカビを除去する力はありませんが、抗菌効果があるためカビの発生を防止する作用が期待できます。大掃除や季節の変わり目といったお手入れのタイミングで実践して、畳のカビ予防をしましょう。

クエン酸で畳のカビを防止する手順その1.クエン酸スプレーを作る

提供:LIMIA編集部

スプレーボトルに、水500mlとクエン酸小さじ1を混ぜて入れます。市販のクエン酸スプレーを使用するのもいいですね。作ったスプレーは、日が経つと効果が薄れてしまうので1~2週間で使い切るようにしましょう。

クエン酸で畳のカビを防止する手順その2.クエン酸スプレーを畳に噴射して拭く

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クエン酸スプレーを畳に吹きかけ、ぞうきんで乾拭きします。畳の目にそってよく拭き取りましょう。

実はNG!やってはいけない畳の掃除方法とは?

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「しっかり掃除しているのに、一向にカビが減らない……」という方は、お掃除方法が間違っているのかもしれません。間違った方法で掃除をしてしまうと、カビが増殖してしまうおそれがあります。やってはいけない掃除方法も覚えておきましょう。

NGな掃除方法1. 畳のカビを雑巾で水拭きする

ついつい水分の含まれたシートやぞうきんで拭きたくなってしまいますが、水分を好むカビの増殖を防ぐには、畳に水分を含ませてしまうのはNG。掃除をするときは、乾拭きのぞうきんか市販のドライシートにしましょう。

NGな掃除方法2. 畳のカビを掃除機で吸う

掃除機でカビを一掃できると思ってしまいがちですが、ゴミを吸いとると同時に空気を排出するので、目に見えないカビの胞子が外に排出されてしまいます。カビ菌を撒き散らしてしまうことがないよう、ほうきやぞうきんでお掃除しましょう。

NGな掃除方法3. 畳のカビを叩いて拭く

お酢やアルコールを使用するお手入れのときなど、つい叩きとりたくなってしまいますが、叩くことでカビが奥に入り込んでしまったり、飛び散ってしまうおそれもあります。畳のカビはブラシやぞうきんでやさしく取りましょう。

畳のカビ予防におすすめの対策方法は?

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畳のカビが発生する原因やお掃除方法について紹介してきましたが、カビ発生を予防するにはどんな対策をすればいいのでしょうか? カビ予防におすすめのお手入れ方法を8つ紹介します。ぜひ生活に取り入れてカビ発生を防ぎましょう!

畳のカビ予防方法1. 畳をこまめに掃除する

ホコリや皮脂はカビの栄養分になってしまいます。カビ増殖のリスクを減らすためにも、こまめに畳を掃除するのが◎。また、畳で使っている布団や座布団も同様に、定期的に洗ってから天日干しを行いましょう。日中干すのが難しい場合は布団乾燥機を使うのも手。

畳のカビ予防方法2. お酢やクエン酸スプレーを活用する

定期的なお掃除に加えて、カビ予防に効果的なアイテムを活用するのもおすすめ。たとえば1~2か月に1度、布にお酢と水を1:1でわった液体を染み込ませ、畳を拭く(※)方法があります。必ず最後に乾拭きすることを忘れずに! また、記事内で紹介したクエン酸スプレーを使ったお手入れも効果的です。

※変色のおそれがあるため、新しい畳や表替えしたての畳は避けてください。

畳のカビ予防方法3. 和室の通気性を保つ

畳のある部屋は、窓を開けたり換気扇を回したりして換気を心がけましょう。湿度と温度を下げ、カビの胞子を外に追い出せます。窓を開けられない場合や風通しが悪い場合は、扇風機やサーキュレーターなどで部屋全体に空気の流れをつくるほか、除湿器の使用もおすすめ。寝室にしている場合は布団の下にすのこを敷くのも◎です。

畳のカビ予防方法4. 洗濯物の部屋干しを避ける

畳のあるお部屋での部屋干しは避けましょう。部屋干しをすると部屋の湿度が上がるため、畳が吸収する水分量も増えてしまいます。部屋干しを行うときは洋室の日当たりのよい場所で行いましょう。

畳のカビ予防方法5. 畳の下に防湿シートを敷く

湿気は畳だけでなく、床板にも溜まります。畳の掃除をしているのにカビが発生してしまう場合は、床板にカビが繁殖しているおそれがあります。そんなときは、床板と畳の間に防虫・防湿シートを敷いてカビ対策をしましょう。

畳のカビ予防方法6. 畳にカビ防止スプレーを使用する

手軽にカビ防止対策をしたいときは、市販のカビ防止スプレーを取り入れてみましょう。カビの上に直接かけると効果が半減してしまうため、カビ取りをおこなってから使用するのがポイントです。おすすめのカビ防止スプレー3点をピックアップしました!

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室内のカーテン、サッシ周り、壁面(家具の裏側などカビの生えやすい場所)、畳、カーペットなど、お部屋の中のいろいろな場所のカビ予防に使えるスプレー。食品にも使われている成分が配合されています。週1回スプレーするだけで手軽にカビを予防できるのがうれしいところ。ダニよけ機能(非ピレストロイド系薬剤使用)も備わっています。※使用環境により、防ダニ、ダニよけの効果は異なります。既に発生しているカビは除去できません。
容量
320ml
成分
エタノール/防カビ剤/ダニよけ剤
ビーワンショップ
カビホワイト 防止スプレー 300ml
1,880円(税込)
4
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最長2年!発生を防止するカビ防止スプレー
お風呂、ゴムパッキン、室内の壁紙、木材など、幅広く使える防カビスプレー。約12か月~最長2年の防カビ効果があり、使い方はスプレーをかけて乾燥させるだけなので、わずらわしいカビ掃除の手間を少しでも減らしたい方におすすめです。スプレーした場所にアルコールがとどまり、カビのエサとなるバクテリアの発生も防げるため、消臭効果も期待できます。
内容量
300ml
成分
2-フェノキシュタノール/第4級塩/保留剤/エタノール/IPA/イオン水
KABIBOSHIZAI 500ml
3,960円(税込)
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吹き付けて乾かすことを2回繰り返すだけでカビ対策ができる、防カビスプレー。お風呂場や台所から、畳、絨毯、カーテン、革靴まで幅広く使用できます。成分は化粧品やシャンプーに使用されているもの。水溶性で使用する箇所の状態によって効果が変わり、半年~2年ほどの防カビ効果が期待できます。
内容量
500ml
成分
エタノール/ベンジルアルコール/第四級アンモニウム塩/保留剤/有機系抗菌防カビ剤/精製水

畳のカビ予防方法7. 畳を新しく入れ替える

畳は3〜4年が使用の目安とされており、畳にカビが繁殖したまま長い間放置しておくと、建物にまで増殖するおそれも。「重度のカビがなかなか取れず臭いも気になる」という場合は、汚れがさらにひどくなる前に新しい畳に入れ替えましょう。フローリングにリフォームして置き畳にするのもいいですね。

畳のカビ予防方法8. カビにくい畳に変える

畳のなかには、天然のい草ではなく樹脂加工された素材でつくられた特殊な畳も。種類はスタイロ畳、ビニール畳、和紙畳、樹脂畳などがあります。費用はかかるものの水に強い素材でできているためカビが発生しにくいのが魅力。選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。

▽畳の種類や素材別のメリットを詳しく見る

カビのないきれいな畳の和室でいやされよう

PIXA pixta.jp

畳にカビができる原因から除去方法、意外なNGお掃除方法や予防対策を紹介しました。畳がきれいになると、気分もスッキリしますね! 畳のカビは早めに除去して、こまめなお掃除で重度のカビを防ぎましょう

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※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
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