座布団のサイズってどんな種類があるの?測り方や種類ごとの使い道を紹介

畳や床に座るときに使う座布団は、お尻や膝・腰の負担を減らすために必要なアイテムですよね。座布団にはいろいろな形状や素材がありますが、サイズ展開も豊富なんです。座布団には規定のサイズがいくつもありますが、一体どれを選んだらいいのか迷ますよね。そこで今回は、座布団のサイズの種類や選び方について詳しく解説していきます。

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座布団のサイズは座布団の種類によってさまざま

座布団には小さいものから大きいものまでいろいろな規格のサイズがあり、大きさによってそれぞれ名称が付けられています。

形状は正方形のイメージがありますが、若干縦と横のサイズが異なるため長方形です。座布団のサイズ別に用途や使い道についてご紹介します。

座布団の種類1.木綿判(51×55cm)

木綿判(もめんばん)は座布団の中ではSサイズといわれている、横51×縦55cmの小さめ座布団です。

子ども用の座布団や、収納スペースの少ないマンションなどにおすすめのサイズです。木綿判より小さなもので、茶席判(ちゃせきばん)と小座布団(こざぶとん)もあります。

茶席判は、名前の通り昔のお茶会の際に使うのに適した座布団で、正座したときにちょうど足がすっぽり収まるくらいのサイズに作られています。

このように座布団にはサイズの種類によってそれぞれ用途があるのです。

座布団の種類2.銘仙判(55×59cm)

銘仙判(めいせんばん)は座布団の中ではMサイズといわれている、横55cm×縦59cmの座布団です。

「団地サイズ」とも呼ばれる座布団で、家庭用としてもっとも多く流通しているサイズです。大きすぎず小さすぎず、使い勝手もいいでしょう。

広く流通しているため、座布団カバーの種類が豊富なのがうれしい特徴です。北欧柄などおしゃれなデザインも多いため、インテリアを楽しみたい方にもおすすめです。

座布団の種類3.八端判(59×63cm)

八端判(はったんばん)は座布団の中ではLサイズといわれている、横59×縦63cmの座布団です。

団地ができる前は八端判サイズが主流で、今でもお客さま用の座布団として使われています。和室用に使う方が多く、和風のデザインが多いでしょう。ゆったりと座れる大きさなので、広いお部屋や男性でも座りやすいのが特徴です。

昔はお嫁入り道具として、八端判の座布団を5枚、八端判の夏用座布団を5枚そろえていたといわれています。今でも地域によってはそんな習慣が残っているところもあるようです。

座布団の種類4.夫婦判(67×72cm)

八端判よりも大きい座布団が夫婦座布団(めおとばん)です。横67×縦72cmの大判サイズで、結婚式で使われる赤と紫が一対になった座布団です。

昔は家で結婚式を行っていましたが、ご先祖さまの前に座るための座布団として使われていました。今ではあまり見かけなくなっています。

座布団の種類5.法要座布団(70×74cm)

座布団の中で一番大きいサイズが法要座布団(ほうようざぶとん)です。横70×縦74cmの大判サイズで、名前の通り法事などでお坊さんが座るときに使う座布団のことです。

これ以上大きいサイズとなると、長座布団と呼ばれています。大体、銘仙判を2枚並べたくらいのサイズのもので、2人で座ったりごろ寝したりさまざまな用途で使われています。

ごろ寝に特化した座布団も増えており、寝ながらテレビが見れるように頭の部分が高くなったものや、大人でもお昼寝ができる180cmくらいの長さがあるビッグサイズのものもあります。

一般的に使われる座布団のサイズや規格

〔ニトリ〕や〔無印良品〕などのインテリアショップで広く扱われている座布団のサイズは、銘仙判(55×59cm)となっています。

家庭用の座布団として流通しているため、マンションなどでも使いやすいサイズ感なのが特徴です。座布団カバーを買い換えるときのことを考えると、一番ポピュラーなサイズを購入しておくと安心ですね。

幼稚園や小学校の椅子でよく使われる座布団のサイズ

幼稚園や小学校で使う椅子の座布団として広く流通しているのが、30×30cmの小さな座布団です。このサイズだと幼児〜小学生の子ども向けになるので、キャラクター柄などかわいい柄が多くなっています。

また最近は防災頭巾をカバーに入れて座布団代わりに使っていることも多いです。防災頭巾カバーは、大体33×48cmの長方形タイプが主流になっています。

座布団カバーのサイズを選ぶときの注意点

座布団カバーのサイズを選ぶときは、基本的には座布団のサイズに合わせたものを選べば問題ありません。

座布団カバーが広く流通している55×59cmの銘仙判サイズや59×63cmの八端判サイズの座布団を購入しておけば、好みに合ったおしゃれなデザインがいろいろ見つかるでしょう。

注意点としては、座布団カバーは座布団の中に詰めている中材の種類によって相性があります。低反発素材のものならやわらかいものを、汗ばむ季節には綿など肌触りのいいものを、と素材にこだわることで座り心地がよくなってきます。

座布団のサイズの測り方

もしお手持ちの座布団のサイズがわからなかったらメジャーなどを使って自分で測ってみましょう。座布団のサイズの測り方をご紹介します。

①座布団の側面にあるミシン目が0cmになるようにメジャーを当てます。

②座布団の中心を通るように、反対側のミシン目までを測ります。これで一辺のサイズがわかります。

③反対方向も同様に測ります。

大体、規定のサイズになると思いますので、あとはサイズに合った座布団カバーを選びましょう。

座布団カバーのサイズをしっかり測れば、小さくて座布団が入らなかったり、大きすぎるとダボッとして見た目や座り心地が悪くなることを防げますよ。

座布団のサイズをしっかりと把握して自分に合ったアイテムを

「座れたら何でもいい!」と思いがちな座布団ですが、大きさによって座り心地が変わったり、銘仙判や八端判などサイズによって名称がつけられていたりなど、それぞれの用途に適した種類があることがわかりましたね。

座布団のはじまりは、昔は権力者が身分が高いことを知らせるために使われたといわれています。それから人が集まる場所で使われるようになり、家庭に広まったのは戦後だと言われています。

今でもお客さまには座布団を出しておもてなしをするという風習がありますが、普段の生活にも便利な座布団は暮らしに適したサイズ選んで快適に使えるといいですね。

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