トイレ洗剤って結局どの商品がいいの?気になる選び方が知りたい!

薬局や日用品売り場に行くとトイレ洗剤がズラリ。種類豊富ではあるものの、何を選べば良いのか困ってしまいます。『秒でわかる!最強の家事 』(ワニブックス)の著者である科学研究家・かずのすけさんは、洗剤選びについて、高価なものではなく、成分の特性から良いものを自分で選ぶことが大切だといいます。ここでは、本書からトイレ洗剤の選び方や豆知識について書かれた章を紹介します。

※この文章は『秒でわかる!最強の家事』(ワニブックス)から抜粋、一部編集したものです。

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設置式の洗剤で普段から清潔に!

トイレには常に水が溜まっているため、水分を好む雑菌が繁殖しやすくなっています。トイレの水たまりの縁に赤カビなども発生しやすいです。最近では便器内に押しつけるタイプの便器洗剤(スタンプ式)やタンクの吐水口に置くだけの洗剤(置くだけ式)があるので、これらのアイテムで普段から清潔にしておくことで、雑菌の繁殖や汚れの付着を抑制できます。(かずのすけさん)

置くだけ式のメリット・デメリット

【メリット】
・全体的に洗剤液が行き渡る

【デメリット】
・手洗い付きタンク式にしか設置できない
・デザイン面で景観を損ねる可能性も

スタンプ式

【メリット】
・タンクレスでも設置できる
・目立たないので外観を損ねない

【デメリット】
・マラゴニー効果で全体に行き渡るが、多少のムラがある

ポイント

各設置式トイレ洗剤は芳香剤の役割も果たしていますが、基本的には洗浄剤の役割の方が大きいです。日頃から尿石の蓄積を防ぐようにしておくと、たまの掃除も簡単になります。(かずのすけさん)

ユニットバスならラッキー! お風呂の洗剤と一緒でいいってほんと?

トイレの黄ばみ汚れは「尿石」という成分で、尿中のカルシウムなどが黄色い色素などを含んで固まったものです。つまりアルカリ性汚れのため、お風呂汚れの水垢などと同じく「酸性の洗剤」や「キレート剤」が有効になります。このため、お風呂用洗剤とトイレ用洗剤はほとんど同じ成分になっていることもあり、代用して使用することも可能です。

ユニットバスなどでは2種類の洗剤を用意する必要はありません。尿石があまりに濃い場合は、強酸の洗剤を使用するとよく落ちますが、強酸性の「塩酸」が主成分なので、取り扱いには注意してください。(かずのすけさん)

トイレの便座、床磨きには両性イオン系のお掃除シートがおすすめ!

トイレ掃除には、トイレの床も便座も拭けるようなウェットタイプのシートを使うと良いでしょう。そういった商品には洗浄成分が染み込ませてあり、汚れを落としやすいように作られています。その中でもおすすめなのは「非イオン界面活性剤」が配合されているタイプです。皮膚刺激を持たない非常に低刺激な洗浄成分なので、肌に触れても安心感が高くなります。

陰イオン系の洗剤やアルカリ剤が染み込んだシートもありますが、これらの成分だと皮膚刺激が懸念されます。直接座る便座を拭くことや手で触れることを考えると、できるだけ刺激の少ない洗浄成分を選びたいところです。

あとは、ちゃんとトイレに流せる使用になっているのかも大切です!(かずのすけさん)

それぞれの特性を知って使いわけよう!

本書にはほかにも、お風呂場洗剤や食器用洗剤など安全なアイテムを紹介したり、かずのすけさんが実際に利用している商品などが掲載されています。今まで自分が選んだものは何だったのか? と思うほど驚くものばかりですので、ぜひ手にとってご覧ください。

秒でわかる! 最強の家事 - 暮らしは、化学でラクになる! -
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