喘息だと生命保険に入りづらい?注意点や入れる保険の探し方まで

喘息は気管支の病気で、根治は難しいとされています。いわゆる持病といえる病気で、喘息を持っている場合、生命保険に入る際に不利に働くといわれています。しかし、喘息だからといって生命保険に加入できないわけではありません。今回は、喘息の人が生命保険に入る際に気をつけるべきポイントや、入れる保険の探し方についてまとめました。

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喘息だと生命保険に入れないのか?

喘息は気管支の病気です。世界では約3億人の患者がいるとされ、日本では、小児の6%、成人の3%が喘息といわれています。重篤な発作が起こると死に至る危険性もある病気ですが、生命保険に入る際に不利になることはあるのでしょうか。

喘息とは?

喘息は、正式には「気管支喘息」といわれるとおり、気管支の病気です。喘息の人は気道が常に炎症を起こしていて、せまい状態になっています。

そのため、健康な人なら平気なホコリや煙草、ストレスなどで気道がさらに縮むと呼吸が困難になり、激しくせき込んだり、ゼエゼエ、ヒュウヒュウといった苦しい呼吸になったりします。ひどいときには呼吸困難に陥り、気を失ったり死に至ったりすることもある病気です。

喘息の患者数は年々増えており、大人になってから発症する人も少なくありません。

治療としては、ステロイド剤の吸入などによって気道を広げ、発作を抑えることがメインになります。喘息の原因はアレルギーであり根治することは難しく、一生付き合っていかなければならない病気といえます。

喘息だと生命保険に入りづらくなる?

喘息は一生付き合わなければならず、死に至る危険性もある病気です。したがって、健康な人と比べると生命保険に入るのが難しくなっています。

しかし、喘息だからといって生命保険に加入できないわけではありません。近年では保険会社の規制も緩和されつつあり、喘息を持っていてもある程度の選択肢の中から保険を選べるようになっています。

喘息の人が生命保険に加入するには

喘息でも入れる保険が増えたとはいえ、厳しい条件がつけられているものが多いのもまた事実です。ここでは、喘息の人が生命保険に加入するときに注意したいチェックポイントを解説します。

保険会社によって加入の厳しさや条件、受けられる保障は変わりますから、比較検討した上で最適なものを選びましょう。

●持病があっても入りやすい「引受基準緩和型保険」
引受基準緩和型保険とは、加入できる条件を緩和したもので、持病があっても入りやすい保険です。通常の保険に入れなかった場合でも、こちらなら加入できるケースがあります。

ただし、基準が緩い分保険料は割高で、契約から数年間は受け取れる保険金が少なくなるということが多くなっています。

●特定の部位を外す「特定部位不担保」
特定部位不担保とは、持病のある箇所の保障を外すことです。喘息の場合、気管支や肺、胸膜といった呼吸器系に関する部位が不担保になります。不担保とされた部位が原因で入院や死亡した場合、保険金は受け取れません。

喘息の治療を一定期間受けずに済んでいるなど、症状が軽くなっていることが認められれば、特定部位不担保の条件は外されることがあります。

保険会社に提出する告知書はできるだけ詳しく書く!

喘息の症状について詳しく書くと審査に不利になると思われるかもしれません。しかし、喘息は人によって症状の重さが大きく異なるため、詳しく書かなければ保険会社も正しく判断できず、かえって厳しく審査されてしまうことがあります。

特に、症状が軽い、あるいは軽くなっているなど、有利になる情報がある場合は詳しく書きこみましょう。

・入院していない
・最近発作を起こしていない
・ステロイド薬を使用していない
・快復傾向にあるという医師の診断がある

こうした情報があれば、審査に有利になることがあります。

また、保険に加入するときには「告知義務」があり、自分の健康状態を正しく報告しなければなりません。これに違反するといざというときに保険金が受け取れなくなってしまうことがあるので、必ず正しく申告しましょう。

喘息の人が生命保険に加入するメリット

保険料が高く、条件が厳しいとなると、生命保険に入ってもあまりメリットはなさそうに思えるかもしれません。しかし、“いざというとき”はいつくるかわかりません。予期せぬ入院の際の費用や、自分が死んでしまったときに家族に財産を残すことを考えると、やはり生命保険に加入するだけのメリットはあるといえるのではないでしょうか。

ただし、特定部位不担保という条件がついていると、喘息による入院や死亡に関する保障は受けられなくなってしまいます。できればこの条件なしに加入できる保険を探した方がよいでしょう。

喘息でも加入できる生命保険を探すには?

喘息など持病があっても入れる生命保険は増えています。しかしそれでも、どのくらいの症状なら入れるのか、引受基準緩和型保険なのか、特定部位不担保なのか、保険料や保障内容は……など、考えなければならないポイントがたくさんあり、適した保険を探すだけでも一苦労です。

そんなときにおすすめなのが、ネットの一括見積もりです。一括見積もりなら、条件を入れるだけで複数の保険会社の見積もりを簡単に出すことができます。店舗に出向いたり、多くの資料を見比べたりする必要もないため、時間も手間も節約できます。

もちろん、実際の契約時には細かい条件が変わることはありますが、数ある保険の中から自分にあったいくつかのものを絞り込むには最適な方法といえるでしょう。

喘息を持っていて保険に入れるのか不安、どんな保険を選べばいいのかわからないという人は、ネットでの一括見積もりを試してみてはいかがでしょうか。

生命保険に入りづらくても、いざというときの備えは考えておこう

持病を持っていると生命保険には入りづらくなります。喘息も例外ではありません。近年では比較的入りやすい保険も増えていますが、それでも、保険料が割増になっていたり、一定期間は受け取れる保険金が少なく設定されていたりと、不利益を被ることは避けられないといえるでしょう。

それでも、入院や死亡など、いざというときに備えておくことは重要です。ネットの一括見積もりなどを利用して複数の保険会社を比較し、自分に最適な保険を選びましょう。

■プロフィール

清水みちよ
学生時代にアジア滞在中、現地で感染症を患い生死をさまよう。奇跡的に生還するも保険の大切さを痛感し、卒業後は保険の代理店窓口等で働く。趣味は懲りずにアジアの発展途上国を訪れて刺激をもらうこと。犬好きのアラフォー女子。

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