グルニエとは?ロフトとの違いや使い方|メリット・デメリットも紹介

本記事では、建築用語の「グルニエ」とは何を指しているのかについて解説していきます。グルニエとロフトの違いや、グルニエをつくるメリット・デメリットについても紹介していくので気になる方はぜひチェックしてみてください!

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 2900
  • 0
  • 0
  • いいね
  • クリップ

グルニエとは?

聞きなじみがない言葉なので料理の名前や英語だと勘違いしやすいですが、グルニエとは「屋根裏部屋」を指すフランス語で、建築用語のひとつです。

グルニエは、屋根裏と天井にスペースさえあれば、家を建てるときやリフォームをするときにつくることが可能です。ただし、グルニエは建築基準法で「小屋裏物置等」として扱われているため、下記のような定義を守る必要があります。

まずはグルニエの定義をチェックしていきましょう。

グルニエの定義【1】高さ・床面積

グルニエの天井までの高さは140cm以下床面積は下の階の床面積の2分の1までと定められています。

守らなければ「屋根裏部屋」ではなく「階」として判断されてしまいます。階が増えることで防火基準が厳しくなったり、固定資産税があがってしまったりするため注意が必要です。

グルニエの定義【2】はしごや階段

グルニエにあがるまでのはしごは、建築基準法により固定式のはしごや固定階段を使ってはいけないと定められているため、備え付けるには可動式や折りたたみ式のはしごである必要があります。

固定階段を付けてしまうと、建築基準法違反になる上、家の施工面積が大きくなって固定資産税も高くなるため、必ず規則通りの可動式のはしごを取り付けるようにしましょう。

グルニエとロフトの違い

グルニエとロフトには、設置場所に違いがあります。

グルニエは天井の上から屋根までの間につくられるスペースであるのに対し、ロフトは天井裏ではなく、ひとつの部屋の中を区切ってつくられるスペースです。

そのため、グルニエは一軒家にのみつくることができるスペースで、ロフトは一軒家にも賃貸にもつくることができるスペースであるといえます。

グルニエのメリット・デメリット

メリット

デメリット

・収納や趣味に使えるスペースをひとつ増やせる ・窓があれば暑さや湿気を管理することができる

・熱と湿気がこもりやすい ・高さが140cm以下なので大人は動きずらい

グルニエのメリットは、収納や趣味に使える自由なスペースがひとつ増えるという点です。

対して、グルニエは天井のすぐそばにあることもあり、熱と湿気がこもりやすいのが難点ですが、窓を付けることで熱や湿気を逃がしやすくなるため解消できるデメリットだといえます。

また、グルニエの高さは140cm以下と決まっているので、大人は立って移動することができず動きづらいというデメリットもあります。

グルニエの使い方

  • 収納スペース
  • 趣味部屋
  • 秘密基地
  • 寝室

グルニエは、収納スペースとして活用できるので、自宅の物置をひとつ増やしたい場合にぴったりです。

また、近年ではグルニエに窓やエアコンを設置することで、グルニエ特有の暑さや湿気を解消しながら活用する方も増えているようです。

読書や映画鑑賞用の趣味部屋として活用したり、家族の団らんから離れてひとりでまったりするための秘密基地として活用するのもおすすめです。

さらに、窓を付ければ星を見ながら寝ることができる寝室としても使うことができるでしょう。

グルニエのリフォームはプロに依頼

屋根裏のデッドスペースをグルニエにしたいという場合、自力でDIYすることは難しいため専門的な知識や技術があるプロに依頼するようにしましょう。

見積もりが明瞭で、かつ建築基準法を遵守して丁寧に説明してくれる業者を3社から
5社ほど比較検討しながら選ぶ
と、自分に合う業者に出会いやすくなるのでおすすめです。

リショップナビ

出典:リショップナビ

グルニエのリフォームをお考えの方は、リショップナビの無料一括見積もりサービスの利用がおすすめです。

問い合わせフォームから工事の依頼内容を入れ込むだけで、保証内容や過去実績など復数の審査項目をクリアした1,500社以上の業者の中から、自分に合う業者を最大5社まで提案してくれます。

また、利用者のリアルな口コミもチェックできるので、業者選びに自信がない方でも簡単に優良業者に出会うことが可能です。気になる方はぜひ一度この機会に問い合わせてみてください!

グルニエで後悔しないための注意点

「グルニエをせっかく増設したのに、理想と違って後悔した……」という結果にならないためにも、リフォームを検討する際はあらかじめ注意点をチェックしておくのがおすすめです。

高温多湿になりやすいので窓を付けるのがベスト

グルニエは、屋根裏という場所の都合上、高温多湿を避けられない部屋です。

窓やエアコンなしで増設してしまうと、あとあと使いにくい場所になってしまうので、増設するときは窓やエアコンを付けることを検討してみてください。

転倒や怪我のリスクがあがるので子供やペットへの配慮が必要

グルニエは、建築基準法により固定式のはしごや階段を付けることができません

可動式のはしごしか設置することができない分、怪我や転倒などのトラブルが発生しやすくなるので、小さいお子様やペットがいる家庭は注意が必要です。グルニエを使い終わったらはしごをお子様やペットがあがれない場所まで移動したり、折りたたみ式にして収納するなどの工夫が必要となります

グルニエに関するQ&A

Q1. グルニエとはどういう意味?

A. フランス語で「屋根裏部屋」という意味です。

屋根裏部屋を示す建築用語として、日本でもそのまま使われています。

Q2. グルニエとロフトの違いは何?

A. 設置場所が違います。

グルニエは屋根裏部分、ロフトはひとつの部屋の中を区切ってできた部分であるという違いがあります。

Q3. グルニエの使い方は?

A. 収納スペース・趣味部屋・秘密基地・寝室などに活用することができます。

ただし、グルニエは高温多湿になりやすい場所なので、窓やエアコンを設置して気温や湿度に気を付けながら使うようにしましょう。

Q4. グルニエをつくるのにデメリットや後悔するポイントはある?

A. 高温多湿になると居心地が悪くなるという点・可動式はしごで事故のリスクがあがるという点が懸念されます。

窓やエアコンを付けて高温多湿になるのを防いだり、折りたたみはしごにして子供やペットが安易に触れないようにするなどの工夫が必要です。

住宅に関する関連記事はこちら!

※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年9月)に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。

  • 2900
  • 0
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

LIMIA編集部の公式アカウントです。手軽な家事の工夫、お得なセール情報、100均グッズ、収納アイデアなど、暮らしに関するオリジナルコンテンツを配信しています。

LIMIA編集部さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア